つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

小品、冬の散歩道。

2023年12月14日 06時30分00秒 | 日記
                           
今投稿のタイトルは洋楽ナンバーに由来している。

昭和41年(1966年)「サイモン&ガーファンクル」が発表したもので、日本で知られる曲名は邦題。
現題は「A Hazy Shade of Winter」。
“仄暗く霞んだ冬”とでも意訳すればいいだろうか。
作者の2人「ポール・サイモン」と「アート・ガーファンクル」は共にアメリカ・ニューヨーク出身。
日本の青森と同じくらいの緯度にある彼の地の冬は寒冷と聞くが、
2023年12月前半は最高気温10℃前後。
今のところ暖冬傾向のようだ。
わが津幡町も似たり寄ったり。
先日「A Blue Sky of Winter」の散歩を楽しんだ。



上掲画像は街中の小道。 
背の低い門柱にアートを配してあり、個人的に気に入っている。
きっと所有者は趣味のいい人なのだろうと推測。
また、道の途中に建つ造形物---「嘆きの天使」と勝手に名付けた像もいい感じだ。



膝を抱えてうずくまる天使像に蔓が絡まっていた。
もう何年も前、最初に見かけた時は白一色だった外観が、
風雪にさらされることで劣化し所々剥がれ落ちてきている。
まるで時の経過と共に、嘆きの度合いを深めているかのようだ。



小道を抜けた先には冬桜。
観察した記憶にある限り、この木の開花期は11月頃と4月頃の年2回。
いわゆる二季咲きだ。
冬も細々と咲き続けるが、例年は数輪が開く程度なのに小さな花が満開の勢い。
桜も暖かさに驚いているかもしれない。



津幡川沿いではヤツデの花が目に留まる。
花期は晩秋~初冬。
タイミングはちょっとズレている気はするものの概ね今時分だ。
他の花が少ない頃に咲き、活動収束間際のミツバチやハナアブ、ハエなどに蜜を与え受精を促す。
ヤツデの生存戦略である。

さて、次の日曜日(2023/12/17)あたりから気温が低下して雪予報。
今シーズンの冬はどうなることやら。
                           

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