シリア内戦で包囲されたアレッポの子供たちが、アメリカ大統領選の候補者に伝えたいこと
2016/10/23 に公開
一人一人の声を、聞いてほしい。
シリア内戦の激戦地になっている北部の都市・アレッポの子供たちは、アメリカ大統領選の2人の候補に聞いてみたいことがある。候補者のうち1人が2016年1月に、50万人近くの犠牲者を出しているシリアで、大虐殺を止めるアメリカの役割に責任を負う立場となるのだ。「いつバッシャールを止めに来てくれるのですか?」ひとりの子供は、自国民に対して戦争犯罪を犯しているシリア大統領バッシャール・アサドのことを尋ねた。「だって、バッシャールは私たちを攻撃し、子供たちを殺し、封鎖しているから」「飛行機が来て、私たちを攻撃しています。何をすればいいの? どうすればいいの?」 別の子供が言う。ハフポストUS版は、アレッポを拠点とするフリージャーナリストとともに、子供たちにカメラの前でこの質問に答えてもらった。
「もしアメリカ大統領に一つ質問できるとしたら、何を質問しますか?」
子供たちは何も指示されておらず、撮影は日中だけ実施された。安全に外出できるのはその時間帯だったからだ。子供たちはまっすぐカメラを見つめ、自分たちの置かれた苦境が差し迫った課題だと訴えた。ほとんど全員が、自分たちがいつ助けてもらえるのかを知りたがっていた。
「私のお願いは、飛行機を止めて、攻撃を止めて、包囲を解いてほしいということです」。
まるでサーカスのようにアメリカで繰り広げられている大統領選のため、5年にわたって血みどろの内戦が続くシリアでの人道的危機は、大きく注目度が下がっている。しかし、子供たちの質問には、答えるだけの価値がある。
2016/10/23 に公開
一人一人の声を、聞いてほしい。
シリア内戦の激戦地になっている北部の都市・アレッポの子供たちは、アメリカ大統領選の2人の候補に聞いてみたいことがある。候補者のうち1人が2016年1月に、50万人近くの犠牲者を出しているシリアで、大虐殺を止めるアメリカの役割に責任を負う立場となるのだ。「いつバッシャールを止めに来てくれるのですか?」ひとりの子供は、自国民に対して戦争犯罪を犯しているシリア大統領バッシャール・アサドのことを尋ねた。「だって、バッシャールは私たちを攻撃し、子供たちを殺し、封鎖しているから」「飛行機が来て、私たちを攻撃しています。何をすればいいの? どうすればいいの?」 別の子供が言う。ハフポストUS版は、アレッポを拠点とするフリージャーナリストとともに、子供たちにカメラの前でこの質問に答えてもらった。
「もしアメリカ大統領に一つ質問できるとしたら、何を質問しますか?」
子供たちは何も指示されておらず、撮影は日中だけ実施された。安全に外出できるのはその時間帯だったからだ。子供たちはまっすぐカメラを見つめ、自分たちの置かれた苦境が差し迫った課題だと訴えた。ほとんど全員が、自分たちがいつ助けてもらえるのかを知りたがっていた。
「私のお願いは、飛行機を止めて、攻撃を止めて、包囲を解いてほしいということです」。
まるでサーカスのようにアメリカで繰り広げられている大統領選のため、5年にわたって血みどろの内戦が続くシリアでの人道的危機は、大きく注目度が下がっている。しかし、子供たちの質問には、答えるだけの価値がある。