【速報】大阪市廃止 反対多数で再び否決。住民投票結果を報じる「しんぶん赤旗」2日付1面を掲載します。
学術会議あり方 誤解・偏見まき散らす
NHK日曜討論 田村政策委員長、菅首相らの発言批判
日本共産党の田村智子政策委員長は1日、NHK「日曜討論」に出席し、臨時国会の焦点をめぐり与野党の政策責任者と討論しました。田村氏は日本学術会議のあり方をめぐり、菅義偉首相や自民党議員が学術会議への誤解偏見をまき散らす発言を行っていることを批判し、「撤回・謝罪すべきだ」と主張しました。(詳報)
田村氏は、菅首相が学術会議候補6人を任命拒否した問題で菅首相が答弁すればするほど「支離滅裂」になっていると指摘。首相による任命は「形式的」だとしてきた条文解釈が国会で示されているもとでの任命拒否は「違法行為」だと述べ、予算委員会でも厳しく追及すると表明しました。
そのうえで学術会議のあり方について菅首相が現在の会員が自分の後任を指名できる仕組みとなっているなどと事実に反した発言をし、中国の科学者招請事業に参加しているなど学術会議をおとしめる発言が自民党議員から次々と行われていることを示して、「すべては6人の任命拒否から始まっている。反省して謝罪していただきたい」と語りました。
新型コロナ感染拡大問題で田村氏は、検査体制の拡充と医療機関への減収補てんを求め、特に陽性者保護と接触者追跡のために保健所の恒常的な人員増が必要だと述べました。また、雇い止めと廃業、倒産の連鎖で大不況を起こさないために、12月末が期限となっている雇用調整助成金の特例措置や持続化給付金の延長を求めました。
菅首相が打ち出した2050年までに温室効果ガスをゼロにするという目標について田村氏は「世界から大きく出遅れた」と指摘。最初の10年間で4割以上削減など思い切った目標を掲げるとともに、石炭火力発電所の増設中止・廃止を宣言すべきだと語りました。
また、自民党の後藤茂之政調会長代理が原子力発電も選択肢だとして再稼働を進めていくと述べたのに対し、田村氏は「原発にまだしがみつくのか」と批判。原発・石炭ではなく、再生可能エネルギーをベースロード電源に位置付け、思い切って増やすことを主張しました。
NHKが学術会議問題で日本会議イデオローグ・百地章の任命拒否擁護論! 政権忖度、両論併記のために極右学者を起用する危険性

百地章のコメントを紹介した『ニュースウオッチ9』(番組HPより)
日本学術会議の任命拒否問題をめぐる菅義偉首相の答弁の支離滅裂ぶりが止まらない。任命拒否したことの理由として菅首相は「多様性が大事」などと言い出しているが、30日におこなわれた参院本会議では新たに「7つの旧帝国大に所属する会員が45%を占めている」と主張したのだ。
菅首相はいかにももっともらしく答弁したが、こんなものが説明として成り立つと考えたのなら相当な大バカだ。言うまでもなく、6人を任命拒否したところで旧帝大所属の割合が大きく変わることなどないが、それどころか今回排除された6人のうち3人は旧帝大所属でもないのだ。いや、「多様性」というのなら、旧帝大所属云々以上に割合を増やすべき女性である加藤陽子・東京大学教授を外したのか。
そもそも、菅首相は今回の任命拒否の根拠にしている2018年の内閣府による文書でも「会員候補者が優れた研究又は業績がある科学者であり、会員としてふさわしいかどうかを適切に判断しうるのは、日本学術会議であること」と明記しており、菅首相が口出しできる立場では断じてない。というか、推薦候補者の名簿を「見ていない」と言っていた人間が、どうしてそんな判断をできるというのだろう。
このように、国会論戦のスタートと同時に菅首相は何の説明にもなっていない答弁しかできていないのだが、問題なのは、この無茶苦茶ぶりを指摘するメディアがあまりに少なく、国民にほとんど伝わっていないことだ。
それどころか、公共放送である「みなさまのNHK」まで、とんでもない報道をおこなった。
それは29日放送の『ニュースウオッチ9』でのこと。NHKは今回、日本学術会議の前会長である山極壽一・前京都大学総長にインタビューをおこない、番組ではその模様を放送したのだが、そこで山極前会長は杉田和博官房副長官の名指しするかたちで、2年前にも官邸から人事介入を受けたことなどを告白。すでに山極会長時代のこうした人事介入については毎日新聞が報じていたが、山極前会長がはじめてカメラの前で証言をおこなったインパクトは相当に大きい。
しかし、問題はこのあと。山極前会長のVTRが終わると、この山極証言について坂井学・官房副長官にぶつけた会見の模様が流されたのだが、つづいて出てきたのが、なんとあの百地章・国士舘大学特任教授だったのだ。
2020/11/02 朝のご挨拶🅰️ ①地域主権改革と大阪市廃止・4特別区設置提案 ② #答弁拒否を許すな ③持続化給付金問題ミーティング、悔し涙がとまらない