被災地で大阪市水道局員が奔走 水道復旧で久しぶりの水に住民『生きててよかった』(2024年1月22日)
現在も断水が続く地域がある能登半島地震の被災地。石川県能登町では、大阪市水道局の派遣隊が水道の復旧作業にあたっていました。 地震の発生から1月22日で3週間です。一時は孤立集落に3000人以上が取り残されていましたが… (石川県 馳浩知事 1月19日)「実質的に私どもの説得に応じていただいて、孤立集落は解消と考えています」 その一方で、一向に解消されないのが「断水」です。能登地方では約5万世帯で今も断水が続いています。 こうした状況を打開するため、石川県には全国各地から水道局員が派遣されています。1月21日、能登町では大阪市水道局の派遣隊が水道の復旧作業にあたっていました。 行っていたのは、浄水場からのびる水道管に水を通し、音を聞いて水漏れがないかを確認する作業です。もちろん、各家庭につながる水道管にも故障がないかを確認しなければなりません。管は地下に埋まっているため、一度水を通し「音聴棒」と呼ばれるもので地中の音を聞いて水漏れがないかひとつひとつ確かめていきます。故障か所が見つかれば町に報告して修繕作業を依頼します。 こちらでは調査の結果、問題はなかったということで… (住人)「おー、20日ぶりの水が」 (大阪市水道局員)「大丈夫ですわ、中の配管は」 (住人)「大丈夫やった?サンキュー!(Q久しぶりの水ですけど?)最高!人生76年でこんな水が大事だとは思わなかった。(Qいまは何が一番したい?)やっぱり風呂に入りたい。やっと日常生活に戻れる」 (大阪市水道局員)「いま水を通しますんで、ただ漏れがないか確認しながらなので」 別の家庭でも3週間ぶりに蛇口から水が出ました。 (住人)「よかった、生きててよかったです。生きているのがイヤやと思ったけど生きててよかった。思いっきり歯磨き、洗顔、風呂、それができるのが一番最高です」 (大阪市水道局北部水道センター 池田和弘担当係長)「(Q水が通って喜ばれていたが?)率直にうれしいです。そのために来ていると思ってるので。(職場のみんなが)快く送り出してくれたので、私もみんなの分まで頑張ろうと思います」 ▼MBS NEWS HP https://www.mbs.jp/news/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます