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★<東京新聞社説>立憲民主代表選 政権像の議論を尽くせ

2021年11月22日 11時31分04秒 | ●YAMACHANの雑記帳
 十九日に告示された立憲民主党の代表選は、党を創設した枝野幸男前代表の「個人商店」から脱する機会でもある。三十日の投開票に向け、党再建策や目指す政権像を巡り、議論を尽くしてほしい。逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の四候補=写真、右から=の戦いだ。政治手腕が未知数の中堅議員が並んだのは、約三年で崩壊した旧民主党政権のイメージを引きずるベテラン議員の立候補を回避したためでもある。まず必要なのは敗北した衆院選の総括だろう。公示前より小選挙区で議席を増やし、比例代表で減らした。候補者自身は地力を付けつつあるが、党全体のイメージが好感されなかったことになる。リベラル層にとどまらず保守・中道を含む幅広い層をどう包摂するのか。各候補が見解を戦わせ、方向性を見いださねばなるまい。衆院選では共産党による「限定的な閣外からの協力」に踏み込む一方、立民の単独政権を目指すとし、政権の具体像は伝わってこなかった。このままでは来夏の参院選は戦えまい。各候補は野党共闘の在り方も具体的に語るべきだ。国民の耳目が集まった自民党総裁選で埋没しないよう、枝野氏は衆院選前に次々と政策を発表したが、訴求力に乏しかった。立民が政権に就けば、これまでの自民党政治がどう変わり、暮らしがどのように改善するのか、党としての政策体系が見えず、期待を集められなかったからにほかならない。代表選の短い期間だが、各候補は具体的な政権像と政策の全体像を競ってほしい。党内には居丈高な政権批判が有権者の離反を招いたとの声もあるようだが、野党が政権追及を怠るべきではない。政権の問題点を明らかにしてこそ、それに代わる政権像を示すことができる。二〇一七年の結党以来、党勢を拡大しており、今回は初めての難局だ。この際、徹底的に議論しなければ真の党再建策は見えてこない。そして誰が就こうとも、新代表の下に結集するのは当然だ。路線対立で亀裂が生じ、分裂を繰り返すような既視感のある展開には、国民はうんざりである。

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