31日の衆院予算委員会では、立憲民主党の長妻政務調査会長(62)が、旧民主党政権が所得制限を設けずに「子ども手当」を導入した際、自民党議員が国会で「愚か者」などとヤジを飛ばしたことを振り返る場面があった。
「2010年、民主党政権では一律1万3000円の子ども手当を所得制限なしで中学生まで支給することを決めた。しかし、自民党からは『愚か者めが、くだらん選択をした馬鹿者どもを絶対に許しません』などと、ヤジが飛ばされた」
ヤジを飛ばしたのは自民党参院幹事長代行の丸川珠代議員(51)。当時の参院厚生労働委員会で、子ども手当法案が採決された際、丸川氏は「愚か者」などと声を張り上げ、その後、自民党はこの発言を記した「愚か者Tシャツ」を1500円で販売していた。
そこで日刊ゲンダイ記者が丸川事務所に対し、当時の発言の是非や、「所得制限なしの児童手当導入」を打ち出した茂木敏充幹事長(67)に「愚か者」と叫んだのかを確認したのだが、期限までに回答なし。国会内での記者団の質問にはこう答えていた。
■反省すべきは反省したい
「ヤジについては、総理のご発言を真摯に受け止め、反省すべきは反省したいと思います。当時は我が党でも、私の発言を取り上げてTシャツを作る、それを販売するというようなこともございましたので、これは私も含めて、我が党が反省すべきは反省すべきだと考えております」
反省するのであれば、「自分こそが愚か者だった」と言うべきではないか。
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