米軍オスプレイ飛行継続
米国防総省「公式の停止要請ない」
抗議明言せず
![]() (写真)普天間基地を飛び立ったMV22オスプレイ=11月30日午後、沖縄県宜野湾市 |
米国防総省のシン副報道官は11月30日(日本時間1日)の記者会見で、米空軍横田基地(東京都)所属のCV22オスプレイ墜落事故(同29日)に関し、「日本政府から公式の飛行停止要請は受けていない。現時点において、オスプレイは日本で運用を継続している」と明言しました。謝罪や反省は一切言及せず、住民の安全より米軍の運用最優先という横暴な姿勢をあらわにしました。(関連記事)
日本政府は30日午前8時、在日米軍司令部のラップ司令官に飛行停止要請を出したとしています。松野博一官房長官は1日の記者会見で、日本政府の飛行停止要請は「正式」な申し入れであり、「国防総省内でも共有されている」と強調しました。一方、シン副報道官の発言に抗議するかどうか問われたのに対し、「やりとりの詳細は差し控える」として明言しませんでした。
日本国内に配備されているオスプレイは墜落事故翌日の30日も少なくとも沖縄、神奈川、静岡各県内で飛行を強行しています。1日、防衛省が日本共産党の田村貴昭衆院議員に行った説明によれば、29日の事故直後から1日午前9時半までの間で、普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22が同基地で46回、嘉手納基地(同県嘉手納町など)で4回、外来機のCMV22が6回、嘉手納基地で飛行を確認したとしています。横田基地での飛行は確認されていないといいます。
田村氏は、党国会議員団が30日に上川陽子外相、木原稔防衛相にオスプレイの飛行停止などを要請したことをあげ、なぜ飛行を継続しているのかとただしました。防衛省によれば、米軍は「通常の飛行運用」だと説明しているといいます。
普天間所属のMV22は1日午後も飛行を継続し、那覇市上空でも目撃されました。
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