感想を書く予定はなかったのだけど、社長と里中さんが輝いておられたので。
■仮面ライダーオーズ 第48話(最終回)「明日のメダルとパンツと掴む腕」
最初に懺悔。
シリーズ全体の1/3くらいしか見ていないので、筋の通った感想は書けません。
仕方ないんです。私の週末と言えば、朝8時にやってくるプリキュアさんのメルマガに叩き起こされ、渋々とブラウン管の前へ→意識が飛ぶ→気が付いたら8時25分。
北条さんと一緒に『スイートプリキュア!このあとすぐ!』と元気良く叫んでようやく目を覚ます…という生活なんです。
仮面ライダーさんを毎週見るなんて、無理だ。
そんな半端者だと言いわけしつつ。
ストーリー的にはメダルを集めまくるお話。
メダルで変身し、お助けアイテムも追加武器も、使うにはことごとくメダルが必要。
敵を倒してメダルを集め、集めたメダルを湯水のごとく使ってまた敵を倒す。
金欲まみれの兵装なだけあって、敵の出現理由も「欲望を叶えるため」。
味方サイド(?)の社長さんも、欲望大肯定の人。
敵も味方も欲にまみれきっている…。
そんな中にあって、主人公の映司くんは「明日のパンツさえあればいい」という無欲な方。
替えのパンツ1枚持って、世界中を旅して出会った人を救う…。
もはや病気かと疑うほどの無欲ぶり。
…で、ここで欲望を全否定はしないラストだったのが、とても熱かった。
社長は欲望を肯定しまくってる。
欲望のせいで、社会が歪んで醜くなっていることは理解している。
でもそれでも欲望を肯定する。
社長:
「この飽和して伸び悩む世界も欲望で一変する」
「欲望が新たな文化、更なる高みへと導く」
「進化するのだ」
「欲望ある限り、何かが変わる」
「今日という日を明日にすることさえ、欲望だ」
世の中を変えるのは、確かに欲望だと思う。無欲では、社会は衰退する一方です。
例えば「資源を大切に」「だから欲は抑えて節約しよう」という。それはもちろん正しい。
でも、資源を使って何かをしたいと考えないのなら、幾ら貯蔵されててもただのゴミです。
欲望があるからこそ、物にもサービスにも価値が発生する。だから物を作るし、サービスもする。
最後の最後のバトルの現場に、里中さんが援軍にやってくるシーンが凄く良い。
なにせこの時に着ていた服が、大変にバブル時代。
里中さんはどこまでもマイペース。
仕事に情熱を燃やすこともなく「ビジネスだからやってるだけ」と割り切る方。
友情パワーとも正義心とも無関係。同僚と一緒に熱意をもって仕事をするとか、そういうのとも無関係。
でもちゃんと助けに来てくれる。だってビジネスだから。
バブルと言えば欲望の象徴として、割と批判される文脈で使われがち。
でも、それはそれで肯定されてるのが良いなぁ。
里中さんの服の趣味は元々バブル的、というわけでもなかったはずなので、狙ってやってるはず。
敵方のグリードさんたちは視覚や味覚がない、という設定も効いてます。
したり顔で「欲はいらない」なんて言えるのは、自分が満たされてるから。
無欲だったはずの映司くんですら、浸食されて自分も五感を失うとショックを受ける。
ラストシーンは、世界のどこかを旅する映司くんが、やっぱりパンツ1枚で旅してるのだけど、
最新機器でもってネット通信して、海を隔てたところにいる仲間と動画で繋がってる場面。
肉弾全開なパンツ1枚と、最新技術で通信。
どちらかを全否定するわけでもない、このバランス感覚。凄く気持ち良い。
…今週末に映画も見に行こう。
■仮面ライダーオーズ 第48話(最終回)「明日のメダルとパンツと掴む腕」
最初に懺悔。
シリーズ全体の1/3くらいしか見ていないので、筋の通った感想は書けません。
仕方ないんです。私の週末と言えば、朝8時にやってくるプリキュアさんのメルマガに叩き起こされ、渋々とブラウン管の前へ→意識が飛ぶ→気が付いたら8時25分。
北条さんと一緒に『スイートプリキュア!このあとすぐ!』と元気良く叫んでようやく目を覚ます…という生活なんです。
仮面ライダーさんを毎週見るなんて、無理だ。
そんな半端者だと言いわけしつつ。
ストーリー的にはメダルを集めまくるお話。
メダルで変身し、お助けアイテムも追加武器も、使うにはことごとくメダルが必要。
敵を倒してメダルを集め、集めたメダルを湯水のごとく使ってまた敵を倒す。
金欲まみれの兵装なだけあって、敵の出現理由も「欲望を叶えるため」。
味方サイド(?)の社長さんも、欲望大肯定の人。
敵も味方も欲にまみれきっている…。
そんな中にあって、主人公の映司くんは「明日のパンツさえあればいい」という無欲な方。
替えのパンツ1枚持って、世界中を旅して出会った人を救う…。
もはや病気かと疑うほどの無欲ぶり。
…で、ここで欲望を全否定はしないラストだったのが、とても熱かった。
社長は欲望を肯定しまくってる。
欲望のせいで、社会が歪んで醜くなっていることは理解している。
でもそれでも欲望を肯定する。
社長:
「この飽和して伸び悩む世界も欲望で一変する」
「欲望が新たな文化、更なる高みへと導く」
「進化するのだ」
「欲望ある限り、何かが変わる」
「今日という日を明日にすることさえ、欲望だ」
世の中を変えるのは、確かに欲望だと思う。無欲では、社会は衰退する一方です。
例えば「資源を大切に」「だから欲は抑えて節約しよう」という。それはもちろん正しい。
でも、資源を使って何かをしたいと考えないのなら、幾ら貯蔵されててもただのゴミです。
欲望があるからこそ、物にもサービスにも価値が発生する。だから物を作るし、サービスもする。
最後の最後のバトルの現場に、里中さんが援軍にやってくるシーンが凄く良い。
なにせこの時に着ていた服が、大変にバブル時代。
里中さんはどこまでもマイペース。
仕事に情熱を燃やすこともなく「ビジネスだからやってるだけ」と割り切る方。
友情パワーとも正義心とも無関係。同僚と一緒に熱意をもって仕事をするとか、そういうのとも無関係。
でもちゃんと助けに来てくれる。だってビジネスだから。
バブルと言えば欲望の象徴として、割と批判される文脈で使われがち。
でも、それはそれで肯定されてるのが良いなぁ。
里中さんの服の趣味は元々バブル的、というわけでもなかったはずなので、狙ってやってるはず。
敵方のグリードさんたちは視覚や味覚がない、という設定も効いてます。
したり顔で「欲はいらない」なんて言えるのは、自分が満たされてるから。
無欲だったはずの映司くんですら、浸食されて自分も五感を失うとショックを受ける。
ラストシーンは、世界のどこかを旅する映司くんが、やっぱりパンツ1枚で旅してるのだけど、
最新機器でもってネット通信して、海を隔てたところにいる仲間と動画で繋がってる場面。
肉弾全開なパンツ1枚と、最新技術で通信。
どちらかを全否定するわけでもない、このバランス感覚。凄く気持ち良い。
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…今週末に映画も見に行こう。