天と地の間

クライミングに関する記録です。

比叡で送別クライミング

2024年05月16日 | マルチ
タカピーが6月に転勤するというので、14、15日、九州最後のクライミングにT氏とともに同行した。


めったにない快晴。
これからは、比叡は北面がいい。


掃除しながらフォローする私。

14日は雲一つない快晴。ニードルを登ったのち、継続して隣のサマーホリデーを継続して登攀。
サマーホリデーは3ピッチと短いが良いルート。


ウォータークラックをRPしたタカビー。
知らないうちにかなりの進化を遂げている。
20年ほど前に終了点をリボルトしたが、来るたびにビナが取
られていた。
おそらくクライマーではないだろう。最近はそういったこと
はないようだが、取り付く前には確認が必要だ。


ウォータークラックの私。
ナチュプロを使うフェースルートと言える。
私にとっては、今の状態を推し量るのに最適
なルート。
久しぶりのクラックで緊張した。技も力もか
なり落ちているのを実感。



14日は菅原の公民館泊
タカピーの鍋に舌鼓を打つ。

翌15日は、ウォータークラックを登った後、20年ぶりくらいに大谷(おたに)エリアに案内を兼ねて行ってきた。
残念ながら、どこも染み出しで登れず、案内のみに終わりましたが、私も久しぶりのクライミングで楽しい送
別クライミングとなった。


ホライゾンにて。
ここに初めて来たときには、これを真っ先に落とせえるのは、小山田 大氏しかい
ないだろうと 思たものだが、実際、その通りになった。


20年前に私が設定したクラック。
松の木から1/3ほどが土と木の根で埋まって
いて 、半日かけて鍬で掘り起こした。


昔は右端のバンドから取り付いたりしたものだ。





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比叡初登50周年記念

2011年09月28日 | マルチ
24日は比叡初登50周年記念の催しがあるということで、久しぶりに比叡に行くことにした。
催しの内容は、11時に受付の後、三沢、工藤両氏のⅠ峰第1スラブの登りの儀。その後、めいめいⅠ峰南面での登攀。下山後は場所を公
民館に移し、5時半より、三沢氏の講演会。題目は「比叡開拓小史」、その後、飲み会というもの。

8時過ぎ、お富と大分駅で待ち合わせ、比叡へ。11時過ぎに会場に行くと、かなりの人だかり。なんでも受付開始前にTシャツ60枚が完
売とか。久しぶりに会う人も多く来ており、なつかしい。
開会式の後、三沢、工藤両氏の第1スラブでの儀式を見送り、参加者はⅠ峰のマルチを分散して登り始めたが、我々は混雑を避け、沢
グルメグループとⅡ峰下部のショートに行くことにした。


9のスラブを登るお富。


10bをトライ中の私。
Ⅱ峰下部は、他にも翼をください、マザーカンテ等秀逸なルートが多い。
昔は賑わったものであるが、今は知る人も少ない。
他にも登りたかったが、5時からの講演会に間に合わせるために早めに切り上げ、お風呂へ。


講演会場。

講演会場はすでに足場も無いほどに集まっている。参加者はクライマーはもとより、ハイカー、地元の人も。このあたりは、たいした
ことだと思う。地域に密着した活動のおかげで、いつ来ても快適に登ることができる。
事前に講演中はビールは2本まで、と言っていた通り、2本を手渡され、空いた席に適当に座り込む。定時に三沢氏による講演会開催。
内容は50年前の比叡の開拓の状況はもとより、世界、日本のアルピニズムの動向など対比した内容で当時を知る人から聞くと、今の自
分は巨人の肩に乗っているとつくづく感じる。

公演が終わると宴会へとその場で突入。
ぞれぞれに車座になって酒を酌み交わす。
皆さん、お年を召し、一見、丸くなったように見える。かつては初登争いに明け暮れ、飲めば暴力沙汰も珍しくは無かった。中にはや
くざと見紛うような人もいた。今でもその片鱗は見える。ひとたび怒れば何をしでかすかわからない。


しろきりさんと
後ろの部屋はご覧の通りの賑わい。


明けて日曜日。
6時前から周りがごそごそするので目が覚める。
いささか飲みすぎてしまった。胃がもたれ、体も重い。外を見ると曇り空。いつ降ってもおかしくない天気。
で、すぐに撤退できるようニードル左岩稜をニードルまで3ピッチ行くことにした。
キーボーさんに聞くと、同じくニードルのノーマルに行くという。メンバーは他に安東さん、しろきりさん、りりぃさんとのこと。我
々は混雑回避で隣のダブルフレークから取り付く。重い体を引きずるように、なんとかニードルの頭までたどり着き、セカンドのビレ
イをしていると、お富が感激の絶叫をあげながら上がってくる。ニードルは初めてというお富、天気も何とかもち、満喫したようだ。


りりぃさん、お富、私。ニードルをバックに撮影。




コメント (2)
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