天と地の間

クライミングに関する記録です。

ニードルス、あんどヨセミテ滞在記 (Needles編)

2009年06月18日 | 遠征

  成田より、9時間かかってようやくサンフランシスコに到着。いささかグッタリする。
空は今回もまた、どんよりと曇っている。そういえば、昔、カリフォルニアの青い空という歌がヒットしたし、カリフォルニアドリーミング
では、カリフォルニアの気候にあこがれる内容の歌詞であったような気がするが、来る度、いつも曇っているような気がする。といっても、
二回目であるが。時期的に天気が不安定なのかもしれない。ヨセミテでの天気が気になる。

 サンフランシスコ空港で3時間の足止めの後、やっとフレズノ行きのプロペラ機に乗り、約一時間でフレズノ空港へ着陸。




 レンタカーを借り、すぐにNeedlesへ向けてHighway99を南下するも、たまに間違えて左走行をしそうになったり、ウインカーを上げたつも
りがワイパーを点けたりしながらのドライブになる。

やはり、アメリカは広い。時折、民家を見かけると、ローラ・インガルスがかけてきそうな錯覚になったりする。調子に乗って飛ばしている
と、いきなりストップの標識が現れたりしてびっくりさせられる。






Needlesのキャンプ場は、トイレ以外何もないため、途中、水、食料、ガスカートリッヂを購入する。
ガスカートリッヂは、アメリカのスーパーはコールマンのカートリッッヂばかりでEPI系のカートリッヂを探すのに2軒回る羽目になった。ヨ
セミテのショップにはあるが、知られていないところに行く場合、予備として、ガソリンバーナーを持っていたほうが無難であろう。

Needlesキャンプ場近くの地区、ponderosaにある売店。

アメリカの家は総じて、遠くから見ると見た目は良いが、中に入ると立て付けの悪さとか、ペンキの塗り方の荒さ等が目にかかる。しかし、そ
れがまた、西部劇に出てくる酒場のような雰囲気をかもし出し、居心地が良い。




フレズノから約3時間でNeedlesのキャンプ場へ着く。キャンプ場は、天と10数張り程度の規模しかない。幸い、3,4パーティー程しかいない。そ
れにしてもアメリカの岩場50選に選ばれ、最も美しい花崗岩と評されている割には人が少ない。やはり、アプローチがあるからだろうか。もっと
も、ここから6時間も飛ばせばヨセミテである。当然、そちらのほうに流れるのであろう。アメリカからしてこうである。日本から訪れた人はま
れであろう。ちなみにインターネットで検索したところヒット件数は3件のみであった。

ここは、標高2500m。かなり冷える。薪、松ぼっくりを拾い、焚き火をしながら飲んでいたら、ジェットラグの影響でうとうととなる。時差は16
時間、日本より遅い。日本が0時の時に8時。しばらくは、ゆっくりと始動しよう。





Needlesへのアプローチ。ここから1時間半の行程となる。ザック20k程のザックを背負ってのアプローチはいささかつらい。





1時間ほど歩くと前方にNeedlesの岩峰とその上に乗った見張り台があらわれる。




この見張り台、中は8畳ほどで生活用品は一式完備している。それもそのはず、泊り込みでレンジャー(おばちゃん)が火事の見張りをしている。
360度見渡せる最高のロケーションである。うらやましくもあるが、一週間もいれば飽くかな。




やってきました。見張り台から見るNeedlesの全景。すばらしい岩場である。





6月1日(月) WitchエリアのIgor(5.9)に取り付く。 ピッチ数4



1,2PをI辺さんがリード。フォローで上がったが9にしては悪い。
3ピッチ目から私が登り、結局、4ピッチを飛ばし継続してピークまで上がった。最後の核心はとても9には思えなかった。



ピークよりTitanicの岩場をバックに撮影。真下は切り立っており、足がすくむ。いまさらではあるが。
絶景である。



一番後ろの岩塔の上に小さく見えるのが見張り台。
そして、手前、真ん中の岩塔が明日登る予定のThin iceがあるSorcerer



黄色に見える部分は、苔である。日本と違い、岩と一体になっているため、剥がれることもなく、スメアにはまったく問題はない。
やや中央の点がわかるだろうか。リード中のスペイン人。壁のスケールと傾斜が分かろうというもの。



同ルートを横から見たところ。傾斜が強い。
左上部の点は、これまた人。




ビレイ点から登ってくるスペイン隊を撮影。フォローで登っているのは女性。




登攀中の私。



終了点にて。スペイン人が気軽に撮影に応じてくれた。実に陽気だ。わたしもつられて。



6月3日 今日はヨセミテへの移動日。
たいして登っていないのに、もうヨレている。長いアプローチとジェットラグの影響か?
移動だけではもったいないということで、かるく登ろうとNeedlesの近くにあるDome Rockに行くことにした。
Domeというだけあって、傾斜はないものの、ふっとホールドが乏しい。楽には登らせてくれなかった。



Needlesを遠望。










コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニードルス、ヨセミテ滞在記 (ヨセミテ編)

2009年06月17日 | 遠征


6月2日(火) Needlesからヨセミテ渓谷へ入る。
 トンネルViewから望むヨセミテ渓谷。ロケーションが良いため、多くの観光客が足をとめる。
 手前の壁が言わずと知れたエルキャピタン、標高差1000mの大岩壁。右端はなだらかに見えるが、側面は被っている。中央遠くに見えるの
がハーフドーム。そして滝がブライダルフォール。




 6時前、Camp4の受付に着くと、もう並んでいる人が。FULLになったら入れないため我々も並ぶ。受付は8時半から。
一人一泊500円。最大7日までしかCamp4には滞在できない。

 受付の掲示板に、メモ書きが結構張られていたので暇つぶしに読んでみると、キャメロットを売るとか、パートナー募集といった内容のも
のが多く見られた。
一人で行っても、パートナーを現地調達できそうだが、募集している人たちの経歴を見ると中級以上はいないようであった。





6月4(木)
 ヨセミテでのクライミング初日。朝。先ずはコーヒーを飲まないと始まらない。
右後ろのグリーンのテントが我々のテント。そして、後方にあるボルダーが、あの「Midnight Lightning」のあるボルダー。




 前回来た時は、マルチ主体(EL CAPのeast buttress、ミドルカシードラルのeast buttress、同じくセントラル・ピラー・オブ・フレンジー)のルートを登ったので、今回はショートを中心に登ることにする。
 下記写真は、ヨセミテを代表するエリア、cookie cliff。粒ぞろいのルートが揃っており、いつも人が取り付いている。
私のお気に入りのエリアでもある。




Meat Grinder 5.10c
 名前からしてこわそうなルート名。上のほうは被っており、長く、しかもワイドときた。
出だしでスリップしてフォール。後は、持久力は要るものの見た目より悪くはなっかた。ヨセミテの岩質は、すべすべでスメアが効きずらい。
トポにもよくポリッシュと書かれている。グレードは低くともそうしたところで落とし損ねてしまう。早く岩質に慣れる必要がある。
  


Waverly Wafer 5.11a OS
やはり長く持久力が必要なルート。なんとかOSする。やはり、Meat Grinderよりも一枚上だ。
 



Catchy 5.10d OS
 outerlimitsの次に人気のルート。核心部まですたすた登っていける。核心部も10dにしては難しくはない。





6月6日(土)
 Nose正面 下部より撮影。左右にポーターレッジが8つほど見られた。いわずと知れたビッグウォール。
ピッチ数31、抜けるまでに平均3泊四日。
 今日は、我々は左手下部のEL Capitan Baseエリアの行くことにする。



Moby Dick 5.10a
 核心は離陸のみ。後はさくさく。



 Sacherer Cracker 5.10aを今日は狙ってきたが、このエリアの人気ルートとあって混雑してしているために、となりのTHe Mark of Art
5.10d
を登ることにした。ところが、このルート、出だしが悪い。シンクラックのうえ、足が乏しい。加えて、私の場合、出だしに
苦手意識を持っているため、一層、悪く感じる。2度程テンションを入れてムーブを探った後、抜ける。
 下りてみると、アメリカ人の女性クライマー3人が来ており、一人がSacherer Cracker を登っていた。日本ではなかなか見られない光景
であるが、女性だけのパーティーはよく見かける。ムーブを見ていると安定している。結構上手である。それを応援する下の二人の声援た
るや、実に華やかで明るい。アメリカ人の本領発揮といったところか。羨ましい。こういう応援をされると私のグレードもランクアップが
図れそうである。
私もつられて声援に加わる。

 この日は、昼過ぎから雨が降り出したため、早々にCamp4に引き上げることにした。どうもこの時期、渓谷内は上昇気流が発生して、午後
は雨がぱらつく傾向にあるようだ。渓谷からちょっとはなれればエリアでは雨はまったく降らなかったりする。



THe Mark of Art 5.10d


 アメリカ人のクライマーは動き出すのが遅く、10時過ぎごろエリアに上がってくるパーティーが多い。夜遅くまでだべっているというの
もあるかもしれないが、朝は結露しているからだろう。渓谷から離れたところは結露は少ないが、渓谷内のエリアはそれが顕著のようだ。
当然ではあるが。狙うルートは10時過ぎまで待ったほうがよさそうである。





6月7日(日)
Reed's Pinnacle エリア
トポにも載っていない無名のルートでアップした後、ここの看板ルートを登る。
看板ルートだけあって、見た目もすっきりしている。


Lunatic Firnge 5.10c(OS)
 

Stone Groove 5.10b(OS)
ヨセミテのルートにしては短いルート。(18m) コーナーのクラックに沿って登っていく。


Five and Dime Cliffエリアへ
Reed's Pinnacle の近くにあるエリアでトンネル基部(黄色い看板)のところから下りていく。
  


ここの人気ルートFive and Dime 5.10dを登る私。
10の卒業課題となっているらしいが、私はテンションが入ってしまう。とっくに卒業していると思っていた私は??




6月9日(火)
また、EL CAP BASE
先日、混雑で取り付くことが出来なかったSacherer Cracker 5.10aを登る。
下部はすたすた行けるが最後のワイドが悪い。人気ルートだけのことはあってよいルートだ。
   


  




いよいよサラテに取り付こうと下りかけるとサラテの取り付きあたりに熊が出たという。念のために1時間ほど待って、行くことにする。

Salathe Wall(pitch1&2)10c (OS)を登攀中の私。
 ほぼ垂直、すばらしいルートだ。1ピッチでこの高度感である。上まで抜けるとどんなものだろうか。この日は、4pほど行ってみるつも
りであったが、熊の件もあり、時間切れで2ピッチまでで懸垂で下りることにした。
 このサラテ、10pまでを登るFree Blast(11b)というものがあるが、次回、来る機会があったら10pまで行ってみたいものだ。

    


フォロー中のI辺氏
   


対岸に見えるMiddle Cathedral Rock
前回、ここのEast Buttress(5.10c 11pitch)を登ったが、お勧めのマルチだ。




6月10日(水)
 ヨセミテ最終日は、どうしてもCookie
Cookieを代表するルートといえば、Outer Limits(5.11a)、これは前回登っているのでアップに利用し、途中まで登ってクライミング
ダウンする。
これを見たら、誰しも登りたくなるだろう。
 



Crack-A-Go-Go(5.11c)
 Outer Limitsのすぐ左にある。これまた登る気にさせるルートだ。下部がシンクラックで、足が乏しい。
取り付いてみたものの離陸からすぐに核心部に入るために、グランドフォールが怖い。ナッツをセットした後、ムーブが読めず、フォ
ール。怖さのため、動きがぎこちなくなる。ムーブを探るために3度ほどフォールしただろうか。やはり、11cともなるとムーブ解決力
が必要となってくる。
 核心を越えると、後は簡単になるが上部のフレークが安定していないため、カムの設置場所が限られる。



 



The Enema (5.11b)
 最大斜度は110度ほどあるだろう、かなりの角度でワイドクラックが伸びている。この角度のワイドで11bとなれば要所〃にがっちり
ジャムが効くところがあったり、ホールドがあるだろうと楽観視しながら取り付くと、3分の1ほど行ったところで、ジャムの効きづら
いところがあり、あっさりフォールしてしまった。
 やはり、かぶってくるとギアの重力にも引かれ、予想以上に体感斜度がましてくる。どうも、本匠に行かなくなってからというもの、
傾斜に弱くなったようだ。
気を取り直して、再度取り付くもまだ悪いところがあり、テンション。
 なんとかかぶった部分を抜け上部を仰ぐと、なんとまだクラックが5,6m続いている。壁にだまされた感じだ。傾斜は落ちているもの
のフレアーしてジャムが効きにくそうである。
 やはり効きがあまい。下部で苦闘したせいで手が汗でヌメッテいることもあって、あまく決めていたジャムが外れ、5m程フォールし
てしまった。落ちるときに映像が流れながらも、足がロープに絡まないことに集中したために怪我も無く、事なきを得た。ビレイして
いたI辺氏も被りが終わって立ち込んだ辺りで終了点と思っていたとのこと。思わぬフォールに驚いた様子であった。
 昨夜、アメリカ人女性にEnemaを登るといったらWawo!と言われたが、こちらは「ヒェー!」であった。


 


  
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニードルス、ヨセミテ滞在記(オフ編)

2009年06月16日 | 遠征

6月3日(水)
Camp4の朝の様子。大体、みんな朝は遅い。夜遅くまで焚き火を囲んで話し込んでいる。焚き火は、その辺で枯れ木を拾って燃やしてもしか
られる。売店で買わなければならない。一箱10$程度。
   



スラックライン。テープ状のロープを張ってこの上を綱渡りするバランストレーニングである。
私もやったがこの上に立つのもおぼつかなかった。渡れるまでにはかなりの練習が必要だろうが、習得するまでに怪我をしそう。
この上で、なんとバクテンをするつわものもいた。日本にも去年あたりから入ってきているようなんで誰かやる人が出てくるかもしれない。





警戒心がうすく、すぐ近くまで寄ってくるリス。食事の時など近くを走り回ってほこりをたてるし、油断をすれが食料をとられる。かわい
いのは最初だけですぐにうっとうしくなる。






世界一有名なボルダーMidnight Lightning。初登者はあのロン・カウク
いつも誰かしら登ってる。私もやりたかったが、マットがないので今回は遠慮した。





そのロン・カウク主演の映画があるという案内があったので行ってみた。入場料8$
上演の前に、当の本人が出てきてびっくり。あまりのでかさに二度びっくり。先鋭的なクライミングはやめているのだろうが、それにして
もでかかった。映画では、その体型で結構登っていた。
肝心の映画の内容は、クライミングを通じて、ヨセミテの四季折々のうつろいを紹介するというものでちょっと肩透かしだった。まあ、対
象が一般人だけに当然といえば当然ではあるが。







6月5日(金)朝から雨のためOFF
渓谷内にある教会。ここも例外にもれず、先住民を追い出した後、すぐに立てたようだ。
右は、ヨセミテ滝をバックに緩やかな流れの中でラフティングを楽しむ人たち。ここではさまざまな遊びがある。
その遊びを実に楽しくやっている。求道者よろしく取り組んでいる人は見かけない。
  


ヨテミテフォール
ヨセミテ渓谷で最もにぎわう場所である。高さ800m近いところから落ちてくる水には迫力がある。
右手にちょっと突き出た岩塔が分かるだろうか。これがロスト・アロー(失われた矢)。ここにもルートがある。ビッグウォールの範疇に
なる。このピークから向かいの岩までロープを張り、命綱なしで渡る人もいるとか。いかにもアメリカ人らしい。


 



お店のあるところでよく見かける記念コイン製造機。下の写真のように、25セント2枚と1セント銅貨1枚を入れてハンドルを回すと、右
端のように楕円形のメダルが出てくる。つまり、50セントが使用料で、1セント銅貨が原料となる。日本的な発想では、なんとも罰当た
りな機械ではある。
  


Curry villageにあるファーストフード店。昼時はおおにぎわいする。セットメニューにはフライドポテトがもれなく付いてくる。



6月 9日(水)
最終日の前日、Camp4の滞在期限が切れたために、Upper Pineキャンプ場に移動する。この時期、キャンプ場はすぐにいっぱいになるため、
事前に予約をしておかないとどこにも泊まれないことになる。実際、車乗泊の人をちらほら見かけた。
ここのキャンプ場は、1泊一人10$でCamp4より5$高いが、静かで1クラス上といった趣がある。家族キャンパーが多い。
写真のようにキャンピングカーも多く入っている。まさに動く家。走っていてもごく普通によく見かける。




ヨセミテ渓谷内では、食料はテント内、車内に置くことは禁じられている。熊を呼び寄せることになるからだ。写真は、食料を入れるコン
テナ。2パーティーに一つの割合で割り当てられる。




もちろん、ごみ入れも鉄製で頑丈に作られている。





たまには、贅沢に外食。ヨセミテロッジ内のレストランにて。いろんなメニューがあるがカロリーが高いものが多いし、よく吟味して注文
しないと超大盛りで来てしまう。







6月9日(木)
フレズノへの移動途中に立ち寄ったWawonaホテル。ヨセミテ国立公園内にある。
国の文化財保存建造物に指定されているだけあって、実に良い雰囲気のホテルだ。いつかは、こうゆうホテルに泊まってみたいものだが、
また来ることがあってもテントとなるだろう。
ホテルといえば、ヨセミテ渓谷内にアワニーホテルがあるが、こちらは、アメリカ人がいつかは泊まってみたいホテルの代表格になって
いる。



これまた、移動途中にあるマリポサの森。同じく公園内にある。
巨大なセコイア(アメリカ杉)が林立している森である。巨大なものは推定3000年という。そ
して、一番高い木は88mもある。火災の後が痛々しいが、太古からの自然火災によく生き延びてきたもんだと感心する。それと同時に、そ
の巨大な姿を見せてくれることに感謝の気持ちがわく。
  

  


火災により、巨大な炭となったセコイア。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠征を終えて。

2009年06月15日 | 遠征
 遠征の3ヶ月前に腰痛をおこし、つづいて、手首を傷めたりして遠征しても満足なクライミングは出来ないだろうと覚悟をしていたが、何
とか体調を間に合わせることが出来た。
 しかし、トレーニング不足は否めず、また再発を恐れてある程度のセーブをしたために、大きな成果は得られなかったが、それでもニード
ルス、ヨセミテはすばらしい環境を提供してくれ、満足して遠征を終えることが出来た。それができたのもやはり、パートナーあってならで
のこと。ありがたいものである。

ヨセミテでのクライミングに関して

・ヨセミテの岩質は、ポリッシュ、いわゆるすべすべのところが多いように感じた。当然、そういうところはジャムもあまくなり、フットホ
ールドも悪くなる。もちろん、高グレードの場合であるが。
そういったルートの攻略方法は、はやくヨセミテの岩質に慣れ、足に信頼をおく事だろう。

・今回の遠征は、二人であったため、荷物の関係でボルダーマットは持っていくことは出来なかったが、3人いればそれも可能であろう。
Camp4周辺は、ランディングの良いボルダーが多く点在しているので、レストのローテーションの合間にボルダーをするなどすれば、よりヨセ
ミテのクライミングを満喫できるだろう。






交通に関して

ヨセミテに行くには、おもにシスコから直接とフレズノ経由がとられるが、今回、我々はNeedlesを経由することもあって、フレズノまで乗り
継いだがシスコ、フレズノ間のプロペラ機は遅れる傾向にあるようだ。実際、行きは2時間待たされたし、帰りは3時間遅れ、結局、シスコ発
成田行きのフライトには間に合わず、シスコで1泊を余儀なくされた。
 遅れるにしても、モニターには遅れるとしか表示が無く、その後の表示は替わる事はない。
このため、注意して外を窺っていると、なにやら我々のバックらしきものを積み込んでいる様子。訝って、係員に聞いてみるとシスコ行きと
いう。聞き逃したのかもしれないが、それらしい表示も動きも無いので注意が必要である。

シスコまで1時間のフライトであったが待ったのは3時間。
少々疲れ気味にタラップを降りる私。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする