天と地の間

クライミングに関する記録です。

比叡Ⅱ峰下部 整備、ルート開拓

2020年09月14日 | フェース
日曜日は久しぶりにⅡ峰下部に整備、ルート開拓に行ってきた。
私が入らない間も高千穂のJIN氏、五ケ瀬のT氏が整備に入ってくれて、下地が一層すっきりした。


上がって正面のハング。かつては森と化していたところも
みんなの協力で御覧の通り、すっきりした。


上部から正面壁を撮影。取付きやすくなった。

比叡Ⅱ峰下部はかつては賑わったものの、今では訪れる人は少ない。人気エリアでないⅡ峰下部の整備は喫緊ではない。それだけに、組織の補助は期待できないだろう。
しかし、登る人がいる以上、また、要望もあることから整備を始めたが、やはり課題は予算。
できることからボチボチやろうと考えていたところ、比叡ボルダリング組合さんから協力の申し出があった。大変ありがたいことだ。
私の狭いネットワークでは伝わるか分からないが、この場を借りてお礼を申し上げたい。

さて、当面の費用の目途はついたものの、新たな問題も。それは「体力のなさ」
私もJIN氏も同年代。長時間のハングドック、伐採ができず、やはり、基本はぼちぼちでと意識合わせ。


「五右衛門ぐんまちゃん」12bcのある壁。濡れた右手を右上
する。下部がかなり悪かった記憶がある。


ハンガーのあるルートは「ハネムーン」10b。右奥は「マザ
ーカンテ」


「ハネムーン」のある壁。
一見ねて見えるが離陸でテンションの人多し。

肝心のこの日の整備目標は、【日向の黒馬】 
終了点と全てのプロテクションをリボルト(8㎜⇒10㎜)し、完了。グレードは体感的には11abくらいか。
リボルトだけでは面白くない。やはり、登らなくてはとJINが試登用に打ち足した支点からトップロープを張り、代わる代わるでトライ。これが実に面白い課題で二人だけで盛り上がった。結局、二人ともに2/3までしか辿り着けなかったが可能性が見えて満足。
グレードは12は超えるだろう。


「日向の黒馬」のある壁。
今回、試登したラインは下部ブッシュ左からおうかくに入り、上
部に抜ける設定。ここが解決できれば、上部の白い箇所を通って、
3ピッチのラインも可能だろうか。ただし、とんでもないルートに
なりそうだ。

Ⅱ峰下部は開拓の可能性がかなり残されている。とりわけ、2ピッチにつなげれば良いルートになりそうなラインが何本かある。だが、かなりの高グレードになるのは確か。
整備と併せてボチボチやるとしましょう。

取りあえずは比叡を訪れた折にでも「マザーカンテ」、「日向の黒馬」に取付いて見てはいかがでしょう。
コメント
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