前回、開拓道具を持ち上げた際、あまりの重さに耐えかねて、一部をデポして帰った。その時は、時を置かずに来るつもりであったが、
再び一人で長いアプローチを推して来ようと思うと気が重く、さりとて開拓パートナーがそうそういるわけも無く、長い月日放置した
ままとなった。で、今の状況ではいつ開拓に入れるか目途が立たないため、せめて入梅までには回収しようと、今日、一人で大崩に入
ることにした。

とめる場所に苦労したほどの車の数。
登山口に着くと、登山口前後の路上には多くの車が駐車している。連休以外でこれほどの車を見るのは初めてのことだ。先週の沢も多
くて驚いたが、やはり、ブームなのだろうか。山に入る人が多くなったようだ。
今日は2ピッチ目をどう引くか確認のため、双眼鏡持参だ。登山道沿いの見晴らしの良いところから眺めると、あまりに遠くて詳細には
分からないものの、1ピッチの終了点を少し回り込んだところから、クラックがまっすぐ伸びている様に見て取れる。引くならここか。
しかし、2ピッチの終了点になるあたりの直下がクラックが切れているようで悪そうだ。可能性があればよいのだが。

小積の雄姿

赤線が完成1ピッチ。ピンク線が2~3ピッチの予定ライン。
ルートを確認すると、一路、小積谷へ。
小積基部のガリーを上るとデポを確認できた。中身を確認するとすべて無事だ。だがカビだらけ。放置した月日を感じる。
ザックを背負うとすぐに下山する。今日することはもう何も無い。

1ピッチ50mのクラック。
取り付きより撮影。

フェースに見えるハンガーは、中央稜のライン。

馬の背を登山口近くより撮影。
見る限り弱点がなさそうだ。

馬の背を右から撮影。
気になっている壁がもうひとつある。馬の背だ。正式な呼び名は知らない。馬の背とは地元の人の呼称らしい。
とにかくでかい壁だ。不思議なことに未だに一本のルートも引かれていない。アプローチは3,40分程度と比較的近い。それでもルート
が引かれていないのは、やはり弱点が少ないためだろう。そして、取り付きの悪さ。下部が原生林に覆われて、容易に近づけず、全貌
が分かりにくいのである。唯一、右端のスラブがに取り付きやすい。そこを上れば少しは見渡せるだろう。
私は左のほうにルーフクラックを見つけているが、取り付くのはいつの日だろうか。ショートルートをする人も少なくなっている今日、
ルート開拓をするパートナーがおいそれと見つかるはずも無い。それどころか、小積も馬の背もルートを引いても登りに訪れる人はい
ないだろう。

右の壁は広滝スラブ。左は硯岩。
大崩は壁の宝庫だ。
再び一人で長いアプローチを推して来ようと思うと気が重く、さりとて開拓パートナーがそうそういるわけも無く、長い月日放置した
ままとなった。で、今の状況ではいつ開拓に入れるか目途が立たないため、せめて入梅までには回収しようと、今日、一人で大崩に入
ることにした。

とめる場所に苦労したほどの車の数。
登山口に着くと、登山口前後の路上には多くの車が駐車している。連休以外でこれほどの車を見るのは初めてのことだ。先週の沢も多
くて驚いたが、やはり、ブームなのだろうか。山に入る人が多くなったようだ。
今日は2ピッチ目をどう引くか確認のため、双眼鏡持参だ。登山道沿いの見晴らしの良いところから眺めると、あまりに遠くて詳細には
分からないものの、1ピッチの終了点を少し回り込んだところから、クラックがまっすぐ伸びている様に見て取れる。引くならここか。
しかし、2ピッチの終了点になるあたりの直下がクラックが切れているようで悪そうだ。可能性があればよいのだが。

小積の雄姿

赤線が完成1ピッチ。ピンク線が2~3ピッチの予定ライン。
ルートを確認すると、一路、小積谷へ。
小積基部のガリーを上るとデポを確認できた。中身を確認するとすべて無事だ。だがカビだらけ。放置した月日を感じる。
ザックを背負うとすぐに下山する。今日することはもう何も無い。

1ピッチ50mのクラック。
取り付きより撮影。

フェースに見えるハンガーは、中央稜のライン。

馬の背を登山口近くより撮影。
見る限り弱点がなさそうだ。

馬の背を右から撮影。
気になっている壁がもうひとつある。馬の背だ。正式な呼び名は知らない。馬の背とは地元の人の呼称らしい。
とにかくでかい壁だ。不思議なことに未だに一本のルートも引かれていない。アプローチは3,40分程度と比較的近い。それでもルート
が引かれていないのは、やはり弱点が少ないためだろう。そして、取り付きの悪さ。下部が原生林に覆われて、容易に近づけず、全貌
が分かりにくいのである。唯一、右端のスラブがに取り付きやすい。そこを上れば少しは見渡せるだろう。
私は左のほうにルーフクラックを見つけているが、取り付くのはいつの日だろうか。ショートルートをする人も少なくなっている今日、
ルート開拓をするパートナーがおいそれと見つかるはずも無い。それどころか、小積も馬の背もルートを引いても登りに訪れる人はい
ないだろう。

右の壁は広滝スラブ。左は硯岩。
大崩は壁の宝庫だ。