2年前の日向灘沖地震の影響だろうか1ピッチ上部20m辺りが大崩壊した。幸い、ルートから少し外れたも
のの、その余波でルート上に浮石が出来た。推定重量600K。ここまで大きいと石というよりも、むしろ岩。
取りあえずは落ちないように処理をしているが、いずれ本処理をしなければと思いながらも、先延ばしに
なり、ずっと気になっていた事案。
動けるうちに切りをつけねばと、昨日、人の少ない平日をねらって、整備に行って来た。
当初は、真夜中に上がって、手っ取り早く落とそうかとも思ったが、それではルート途中の岩に落ちて、
岩を不安定にするだろうと止めにした。
他に思い付いた方法は振り子でルートから遠ざけながら下すこと。手間はかかるが、それが最善だろうと、
そのための事前工程を3月30日(日曜日)に行った。
その日はBフェースのピークから懸垂で浮石の地点まで下りて、ボルトを4ヶ所設置。この日に備えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/e8/db1c039ffeef07d0cd8fe992488260e5.jpg)
近年、比叡はハイカーが多くなってきた。平日であっても
用心するに越したことはない。
早速、トランシーバで呼んできた方がいた。トランシーバの
効果は大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/a0/14e185cb6ea84213efbbd2ce096e482c.jpg)
こちらは下りに設置。
トランシーバは2台しかないので、声掛けのみのお願い。
この日の重量はほぼ30K。久しぶりのホールバックの荷揚げは重い。プーリーとアブミを使用して、体力の
温存につとめる。
何が一番重いかといえば、なんといっても3/4tのレバーブロック。重たいだけのことはある。これが無け
れば出来る作業ではなかった。
ルートを傷つけることなく、岩は無事に取り付きから離れたところに着地させることが出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a6/6e22c16dc6f5f0391ba9e02d8c79d2fe.jpg)
丸印の箇所が岩があった場所。
右下の白い擦れ後へと下した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a4/0d925b43f5a858d1a24a9997fa13e140.jpg)
30Kほどの荷。
久しぶりのボッカで今日は肩がバリバリ。情けない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/97/b058621f94912d259c56a741dce7bb4a.jpg)
このツールのおかげで作業できた。750Kの重量を持ち上げ
られる設計になっている。
やっと持ち上げられたので、ひょっとすると、石は700K
くらいあったのかもしれない。
それにしても重かった。10kほど。
昨日は自宅を出たのが午前5時前、帰宅は午後8時前。いささか手こずり時間がかかった。かなり疲労もしたが
残滓が一つ減って、ほっと一息ついているところ。
追記
ハンガーをすべて撤去するつもりでしたが、時間的に無理となったので、懸垂用に鉄製のマイロンを掛けて一つ
だけ残しました。浮いた岩があった個所の右上です。
ルートから外れているので、登りに行く方は使用しないようにしてください。
願わくば、余裕があれば外していただければ幸いです。
ブッシュも結構生えてきています。小型の鋸を持参したほうが良いでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/5b/ca138a5f890ac408822d1c7c73af04fc.jpg)
2枚歯の鋸
一枚は枝切りに、もう一枚はクラックの掃除、草刈に。
ちょっとした整備に重宝する。
のの、その余波でルート上に浮石が出来た。推定重量600K。ここまで大きいと石というよりも、むしろ岩。
取りあえずは落ちないように処理をしているが、いずれ本処理をしなければと思いながらも、先延ばしに
なり、ずっと気になっていた事案。
動けるうちに切りをつけねばと、昨日、人の少ない平日をねらって、整備に行って来た。
当初は、真夜中に上がって、手っ取り早く落とそうかとも思ったが、それではルート途中の岩に落ちて、
岩を不安定にするだろうと止めにした。
他に思い付いた方法は振り子でルートから遠ざけながら下すこと。手間はかかるが、それが最善だろうと、
そのための事前工程を3月30日(日曜日)に行った。
その日はBフェースのピークから懸垂で浮石の地点まで下りて、ボルトを4ヶ所設置。この日に備えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/e8/db1c039ffeef07d0cd8fe992488260e5.jpg)
近年、比叡はハイカーが多くなってきた。平日であっても
用心するに越したことはない。
早速、トランシーバで呼んできた方がいた。トランシーバの
効果は大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/a0/14e185cb6ea84213efbbd2ce096e482c.jpg)
こちらは下りに設置。
トランシーバは2台しかないので、声掛けのみのお願い。
この日の重量はほぼ30K。久しぶりのホールバックの荷揚げは重い。プーリーとアブミを使用して、体力の
温存につとめる。
何が一番重いかといえば、なんといっても3/4tのレバーブロック。重たいだけのことはある。これが無け
れば出来る作業ではなかった。
ルートを傷つけることなく、岩は無事に取り付きから離れたところに着地させることが出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a6/6e22c16dc6f5f0391ba9e02d8c79d2fe.jpg)
丸印の箇所が岩があった場所。
右下の白い擦れ後へと下した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a4/0d925b43f5a858d1a24a9997fa13e140.jpg)
30Kほどの荷。
久しぶりのボッカで今日は肩がバリバリ。情けない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/97/b058621f94912d259c56a741dce7bb4a.jpg)
このツールのおかげで作業できた。750Kの重量を持ち上げ
られる設計になっている。
やっと持ち上げられたので、ひょっとすると、石は700K
くらいあったのかもしれない。
それにしても重かった。10kほど。
昨日は自宅を出たのが午前5時前、帰宅は午後8時前。いささか手こずり時間がかかった。かなり疲労もしたが
残滓が一つ減って、ほっと一息ついているところ。
追記
ハンガーをすべて撤去するつもりでしたが、時間的に無理となったので、懸垂用に鉄製のマイロンを掛けて一つ
だけ残しました。浮いた岩があった個所の右上です。
ルートから外れているので、登りに行く方は使用しないようにしてください。
願わくば、余裕があれば外していただければ幸いです。
ブッシュも結構生えてきています。小型の鋸を持参したほうが良いでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/5b/ca138a5f890ac408822d1c7c73af04fc.jpg)
2枚歯の鋸
一枚は枝切りに、もう一枚はクラックの掃除、草刈に。
ちょっとした整備に重宝する。