天と地の間

クライミングに関する記録です。

裸足ランの効能

2011年05月21日 | トレーニング
本日、オフ日。
しかし、こうもオフが続くとそれが日常といえなくもない。

久しぶりに裸足ランに行くことにした。
場所は郊外の七瀬川公園。コースは650m程のランニングコースのやや内側の芝生がある部分。内側を走るとほぼ600m。


ダートのランニングコース。フラットな土のコースと
いうのがまた良い。私はなるべく内側の芝生の部
分を走っているが、ダートの部分が結構ある。


 やはり、裸足で走るところを見られたくない。人がいなくなる時分の6時半過ぎに公園に行くと小雨が降り出した。普段であれば、あっ
さりと諦めて帰るところであるが、どうせ裸足、足元を気にする必要はないし、汗ですぐに濡れる。濡れながら走ることにした。


公園全景。すぐ近くには小高い山が迫り、トレランも
出来そうだ。

 走り出して、すぐに気付いた。
半年前に痛めた左足かかとの鈍痛が消えていたのだ。走るときのみに感じる痛みであったが今日は感じない。
裸足ランの効能だろうか。整形外科でも治らなかった痛みがない。そうであれば、これまで必要以上にクッション性の良い靴を履き、足
をかばい過ぎて来たのかもしれない。その結果、足裏の腱が衰えていたのかもしれない。
今日は裸足ランを始めて4回目、普段使わない腱や筋肉が鍛えられ、効果が出てきたのだろうか。
もう一つ気付いたことがある。それは、靴を履いたときと同じスピードで走ったにもかかわらず、楽だという事。これは、走った距離が
5kと短かったために気分的なものがあるかもしれないが楽に感じたことは確か。


走り終えた後は、この小川で足を洗う。

 先日、検索サイトにナイキのCMが出ていた。見るともなしに偶然目に留まったキャッチフレーズは裸足感覚の靴。
裸足に近い靴らしい。ジョーダンかと思った。これまでのナイキのうたい文句、エアーはなんだったんだろうと思う。私はナイキの靴は
使ったことがないのでこれ以上のことは云わないが、ちょっぴり驚いた。
そう云えば、ナイキの靴の商品名にマイケル・ジョーダンの名前を冠したシューズがあったような気がする。

今のところは、裸足ランで支障の現れた箇所は無い。今後も気が向けば、裸足で走る機会を作ろうと思う。気分転換にはすこぶる良し、
気持ちも良い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SOUTH180°

2011年05月15日 | 映画
本日もオフ。
朝からごろごろするのもどうかと一念発起。減量を兼ねて20kのL・S・D(ロング・スロー・ディスタンス)に行くことにした。
気温が上がりそうだったため、ペットボトルを持参したのが幸いした。折り返しまでに汗が噴出し、ちびりちびりと飲みながら、やっとの
思いで帰り着いた。体重を量ると、2kの減量。昨夜のビールが吹っ飛んだ。 しかし、いきなり慣れないことをするものではない。昼か
らは疲れて何もする気が起きず、ごろごろとしていたが、これもどうかと思い、自転車を駆って、映画に行くことにした。
映画は【180°SOUTH】。
40年前、イヴォン・ショイナード(パタゴニア創業者)とダグ・トンプキンス(ノースフェース創業者)が行ったパタゴニアへの旅に感銘
を受けた若者が、同じ足跡を辿るというドキュメンタリーで、40年前の映像と現代の映像が切り替わりながらストーリーは進む。
ヨセミテでのクライミングやサーフィンの映像がかなり出てくるが、映像を通して、終始、問いかけてくるのは環境保全である。その問い
はしつこくなく、さりげない。最後にイヴォンが「必要の無いシステムは、止めるべきだ」という言葉が非常に印象的であった。
すぐに思い浮かんだのは、今、最も問題になっている原発。原発だけは問題が起きてからは遅い。
20年以上も前のこと、玄海原発建設反対のために現地に行き、土砂降りの中でデモを行い、その後、九電本社前でシュプレヒコールを行っ
たことを思い出した。20年以上の時を経て、やっと、世論が動き出した。
映画の中で、「人類は歴史に学ばない。事実に学ぶのだ」という台詞が出てくきたが、納得のいく言葉であった。
肝心の若者の行動はというと、冬山の経験が無いというのを現地で聞かされたパートナーから、「なんで、今になってそれを云う」と揶揄
される場面があったが、確かに詰めが甘すぎるところがある。
パタゴニアの現状と環境保全を考えるにはお勧めの映画である。

イヴォン・ショイナードはブラックダイアモンドの創始者としても知られる。その前身はショイナード。今は知る人も少ないのではなかろ
うか。私が初めて買ったザックはショイナードであった。質実剛健。良いザックであった。自分が使いたいものを作っていたら、いつしか
会社になったとか。いい波が来たら、工場を閉めてサーフィンに皆で行ったという。今でもその風習がpatagoniaの社風に息づいているよう
だ。うらやましい。
イヴォンもダグは70歳を越えているが、今もクライミングやサーフィンをしている。そして、会社の利益を環境保全のために還元している。
彼らのように年をとりたいものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする