天と地の間

クライミングに関する記録です。

週末はオフ

2010年12月20日 | トレーニング
土、日ともにめずらしくオフにした。
しかし、下半身だけは使っておこうと、夕方、軽めのトレランに行くことにした。
行った場所は自宅から車で20分ほどの高尾山自然公園(大分市内)。


四季折々の風情が楽しめそうで、昼間走るには最適な場所だ。

昼間はウォーキングする人や、家族連れの行楽客でにぎわう。そういいながらも、そのにぎわいを私は今日まで知らなかった。なぜなら、
日ごろは仕事が引けた後に来るからである。
当然、その時分には人は殆どいない。そして、真っ暗である。その中で走るのであるが人々の歓声がまだ、そこここに浮遊しているよう
で、なんともいえない寂寥感に包まれる。生徒が去った後の校庭で一人走っているような、とでもいえば分かりやすいだろうか。
それを除いてはトレーニングする場所としては良い。公園は道を隔てて北と南に二つあり、私は両方合わせた周回ルートを設定して走っ
ている。1周が3.6k。途中に長い階段を入れている。
その階段は365段。多分、こじつけた段数なのだろう、階段の幅がまちまちで実に走りにくい。その階段も初めて走った時はえらく喘いだ
ものだが回数を重ねるたびに慣れてきた。


核心の階段。やはり一周目が一番きつい。
2周、3周と走るにつれて楽になってくる。
だが、暗闇に走るのは怖い。出そうなのだ。


下りに走る人はいても上りに走る人はいない。


高尾山自然公園の案内図。「H」が階段。縦横に遊歩道があり、
どうにでもコースが取れるがそのほとんどが分からない。


途中の短い階段。

冬壁に行くには平地を走っていても頭打ちだろうと久しくトレランを取り入れている。調子が上がってくれば、冬壁へのモチベーションも
上がってくる。トレーニングなくして冬壁はありえないと思いやっているが、やはり、苦しい。それを越えて出来るのも共に行く仲間がい
るからこそ。
だが、先日、その仲間の一人からトレラン中に怪我をして行けなくなったとの連絡があった。続いて、もう一人の仲間から家業が厳しくな
り行けなくなったとの連絡。年一回しか会わないために非常に残念だ。それともう一つ残念なのがこれまでのトレーニングの成果である。
昔ならばソロでも行くところであるが今はその意味も無いし気力もない。
連絡を受けて以降、もう走るのは止めようかと何度か思ったが、今日もまた走っている。距離は縮み、回数が減ったが。
いつでも行けるようにという気持ちでなんとか継続しているが、今、自分の気持ちが浮遊しているのを感じる。

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日向神 「バルコニーエリア」

2010年12月14日 | フェース
日曜日、この日はやや気温も低く、風もあることから日向神のバルコニーエリアへ行くことにした。
メンバーは、勝さん、お富。
エリアに上がるとかなり人が多い。みんな考えることは同じで、冬は賑うエリアだ。


大賑わいのバルコニー。
右端がリハビリにいそしむノースアイランド。

10aぐらいでアップしようかと思っていたが10c以下はないとのこと。その10cはすでに登られているため、10dにやむなく取り付いたが、
カチ系スラブのうえ、体がまだ硬いために必要以上に指力を消耗してしまった。ここは日向神、アップで10dなんてやるもんではない。



ごらんの通り、取り付いている人が多い。
中央の白いえぐれた部分から左がバルコニー2、
右がバルコニーエリア。


華麗に登る沢G。

2便目は、「ワンサイズ・フィッツ・オール」11Cが空いていたのでこれに取り付くことにした。
結果は、核心まではスムーズにいったものの、核心をすっかり忘れている。
適当にカチを拾って核心のホールドをつかんだがびびってしまい、自ら壁をけってホールした。なにせ、核心のすぐ下がテラスになって
おり、怖さが倍増するのである。
テンションをかけての登り返すも、最初のムーブより悪くなるばかり。カチ系の弱さを感じる1本となった。


ワンサイズを登る私。


自分の顔より大きいパンを頬張るお富。
至福の時といった表情をして食べて
いるが、食べすぎだろう。
対照的なのが、向こう側の空色の人。
小さなパンを食べながらも、ルートの
チェックに余念がない。

昼食後、以前から気になっていたルート「14番目の月」12bにヌンチャクがかかっていたので、これに取り付くことにした。
核心までは難なく行けるが、核心がやけに遠い。あっさりとテンションを入れることにした。
何度かムーブを探っていると、核心のホールドまでとどくことができるようになった。こうなると、最後まで行きたいものであるが、ヌ
ンチャクを掛けて狙っている人が待っているとあってはタイミングを外させるわけには行かない。そう思い、残念だが下りることにした。

皆が帰り支度をするころ、残されていた私のヌンチャクを回収するための、再度ワンサイズを登ることにした。
核心はスムーズに越えることができた。が、レストポイントであせった。
一便目で核心から上部を適当に登ったというのもあるが、14番目の月で予想以上に疲労しており、なんでもないところでテンションとな
った。
またもや二の轍を踏んでしまった。
回収時にムーブを固めようかと思ったが、トップロープ状態でそれをするスタイルもどうかと思い、そのまま下りる事にした。
次はまた、三の轍を踏むかもしれない。
コメント (3)
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本匠 「井上タワー」

2010年12月06日 | フェース
大分の松岡PAで福岡から来た沢Gさんと合流し、本匠へ。
トンネルを越えたあたりで何かイベントをしている。いやな予感が的中した。
マラソン大会をしている。3、5、10k、ハーフの種目が開催されている。参加人数もかなりのものだ。

悪いことに往き帰りのランナーが2車線とも走っているために追い越せず、しばらくランナーの後をとろとろと走る羽目になった。これが
井上タワーまでほぼ続いた。30分はロスしただろうか。
井上タワーの所定の駐車場に着くとかなりの車。前夜、大分のクラブが本匠で忘年会をするという情報が入ったので変更も考えたが他に
狙っているルートも無いため、予定通り井上タワーに行くことにした。
上部エリアに行くと意外と来ている人が少ない。幸いにもほとんどが下部エリアで登っているようである。


我々のほかはこの3人。
手前はスタンドストーンさん。

アップを2本登った後、公開プロジェクトだった「ドロマイト」13aが登られたというので取り付くことにした。
このドロマイト、「三四郎」12aの途中から派生するバリエーションである。「三四郎」から別れ右にトラバースして直登するが、その直
登の部分がいかにもホールドが乏しそうである。

取り付くと、やはり直登部分から急に悪くなってきた。テンションを入れムーブを解決しながら最後のプロテクションにヌンチャクを掛け
たが、冬とは思えぬ日差しに汗をかき、滑ってきたために下りて休むことにした。


終了点直下の私。

一方、久方ぶりの石灰岩の沢Gさん、左のルートの終了点でクリップに苦労している。余分な力が入りすぎているようだ。

昼食後、2度目のトライ。
トラバースまではノーテンで通過したが、直登にかかる地点でテンション。まだムーブが固まっていない。ムーブを固定化しようとドテン
ションで一手ずつ伸ばしてなんとか終了点までつなげることが出来たが、落とすにはカチ系の持久力がかなり要りそうだ。次回、来たらま
たトライしようと思うが、その時はまたムーブを忘れて最初から組み立て直しなのだろう。

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