天と地の間

クライミングに関する記録です。

ボルダー 「河頭山」

2010年02月21日 | ボルダー
週末は、パートナーの都合が付かず、相手無し。
土曜日は、快晴。こうゆう日にジムというのはもったいない。以前であれば、相手のいない日は、アポ無しで岩場に行って、そこで出会った
人にビレイをお願いしていたが、それも最近は疲れてきた。やはり、気を使うし、登るタイミングがずれたりする。
そこで、福岡勤務中に近辺の岩場を見てみようと河頭山にボルダーに行くことにした。
ボルダーは、3年ぶりだろうか。実は、腰、膝、足首を痛めているため、封印していたのである。

   
公園の駐車場は広い。北九州の散策の     駐車場の目の前を、高速が通っているが、
場として、人気の場所のようだ。ハイカー    ここまでが、はじめてでは分かりにくい
がちらほら見えた。                        



河頭山公園の駐車場まで、なんとも分かりにくい。行きつ戻りつし、なんとか公園内の駐車場にたどり着いた。
トポを見ながら、すぐ近くのボルダーに行ったが、これもトポが分かりづらく、一人では不案内だ。誰かいないかと、様子を窺ったが誰もい
ないようだ。土曜日というのに。
 とりあえず、アップをと、4,5級程度のボルダーに取り付く準備をしていたら、マットを担いだ人が一人下りてきた。
その人に課題を聞かれたが、「初めてでさっぱり分からない」というと、「自分は2回目だがまだ、よく分からない」とのこと。そして、す
こし休憩するといってすぐに下りていった。


駐車場のすぐそばにあるボルダー。

 アップをした後、いくつか取り付いたが、やはり、一人では着地が怖く、思い切った動作が出来ない。どうしても関節へのダメージを考え
てしまう。というわけで、この日は、そうそうに引き上げることにした。











コメント (2)
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比叡Ⅱ峰三つ子ハング ルート開拓

2010年02月15日 | 開拓
土曜日は、終日、曇りとの予報。おそらく岩の状態も悪かろうと、開拓途中の岩場、比叡Ⅱ峰奥壁に行くことにした。
6時出発のつもりが、遅くなり7時となる。一人だとどうしても時間がルーズになってくる。そのために、比叡Ⅰ峰の駐車場に着いたのは、11
時前となってしまった。
およそ、4時間近くかかったことになる。やはり、一人で軽四で来るのはくたびれる。が、時間が時間だけに休んでもいられない。
外気温は1度。寒さは覚悟していたが風が猛烈に強い。
 早々に準備をしてⅡ峰へと急ぐ。30分ほどで三つ子ハングの取り付きへ着いたが、さて、稜線へのアプローチが分からない。とりあえず、
右に上がりこみ、ルンゼと思われるところから急登することにした。空身ではなんでもないところではあるが、ドリルをはじめとする開拓キ
ットを担いでいために重く、なおかつ、ザックが枝に引っかかり、思うように進めない。
稜線に着いたときは、駐車場から2時間ほど費やしていただろうか。


懸垂途中から撮影。後ろの岩塔は
人形岩。

 早速、三つ子ハングの上部と思われるところまで行き、懸垂を始めたが、50mあまり行き過ぎていることに気づき、登り返す。一発で降りれ
るとは思っていなかったが手間取る。
 懸垂に適した位置にある松ノ木に行くと、枝をのこで切った後がある。ルートはないと思っていたところだけにいやな予感がする。
懸垂で10mほど下りて見ると、開拓しようと思っているクラックの右側にリングボルトが連打されている。やはり・・・。愕然とする。三つ子
ハングに人が入った情報がなかったために、ここまで労力を惜しまずに来たのだが。
 冷静に考えれば、見るものが見ればラインを引きたくなるところ。あって当然といえる。ボルトを見ると、リングが錆で融けているものが
いくつかある。おそらく、30年近く前に打たれたものだろう。ボルトの打ち方から見ても、人工だろう。


ねらっているライン上のクラック。すっきりして見えるが、
掃除では苦労しそうだ。

 偵察に来て、前任者の残骸を見るのはしらけるが、ほとんど消え去ったルートで人工。フリー化でルート再生と気持ちを切り替え、可能性
を探るためにルーフのところまで下りた。
ルーフの基部から出口まではシンクラックが所々に見える。コーナー状になっているために可能性はありそうに見える。その下も確認したか
ったが、時間がないうえ、まだやるべきことがあった。開拓途中のビレイ点設置である。



ルーフをのぞいて撮影。かなり悪い。        解けたリングボルト。
ルーフにあった巨大なスズメバチの巣を
落としたが、いないだろうとは思いながら
もノコで引くときは怖い思いをした。

 登りかえし、再び、ビレイ点予定地まで下りてボルトを2本設置し、下降のために60mロープを垂らすと、ちょうど1ピッチのビレイ点に届
いた。絶妙。計算通りである。別に計算はしていないが。単なる勘である。そのビレイ点までは、30mの空中懸垂となる。下降途中で、先ほ
ど見たルーフ下部を見ると、もうひとつの張り出しがあり、そこが絶望的に見え、絶句する。確認しようにも壁には近寄れない。仕方がない。
次回、確認することにし、下りることにした。


千畳敷からⅡ峰奥壁、三つ子ハングを撮影。左の右上した赤のラインが現在
開拓中のルート。右の青のラインが、今回偵察をした場所。


この日は、往復8時間あまりの運転とアプローチ、そして、開拓準備のための一連の作業を休むなくこと行った。そのつけはやはり次の日に
きた。
午前中は、腰が重く動くことが出来なかった。


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