赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

地震

2011-03-13 | 日々のひとかけら

あの、流されていく車や家の中・・・無人ではないだろう・・・

昨夜からのTVを見ていると、自然の猛威に対する人間の非力さを
思い知らされます。

被害の様子をヘリ取材で映すTV。
でも、頭上に旋回するヘリを被災したかたたちはどう見ているのか?
もし自分がその立場だったら・・・「高みの見物」だと思うかも。
いえ・・・食器が割れたとはいえ、電気も水も出る暖かな家でTVを
見ていることさえ、「高みの見物」なのですが。

横浜は震度5強。私はバレエのレッスンに向かう前、横浜ルミネにいました。
エスカレーターに乗っている時に違和感を感じ、前の段に乗っていた人も
えっ?と気づいた様子。あと数段で降りるところだったので、トントンと上り
エスカレーターから降りた途端に、凄い揺れが来ました。
お客もけっこういたけれど、みんな落ち着いて、周囲のショップ店員と
一緒にしゃがんで落ち着いていたようです。
上を見ると、ペンダント式の照明ではないので天井が落下しない限り
大丈夫。防火シャッターが誤作動で降りてくる場所でもないと確認。
揺れる中、ショップの子たちはマネキンを寝かし、スライドして動き出した
ディスプレー台の引出しを押さえていた。
もし停電になったら大パニックだろうと、近くにいたショップの女性に
非常階段の場所を尋ねたりもしたが、幸い停電にはならなかった。

もちろん、バレエレッスンは中止。
夫の携帯も、それぞれの実家のイエデンもなかなかつながらなかったが
夫の携帯とやっとつながり、互いの無事を確認
これだけ揺れたらしばらくは電車も動かないし、バスやタクシーに乗るのも
無理だろうと判断して、とりあえず横浜駅から2キロくらいの夫の実家の様子を
見に行くことに。
歩き出す前にトイレにも行き・・・。
ただでさえ人でごった返している横浜駅界隈だが、さらに人・人・・・人。
歩道は私のように黙々と歩く人が列になっている。
ただ、道端の自販機が倒れていないし、道路に亀裂もできていない。
救急車や消防車のサイレンも聞こえないので、ちょっと安心・・・。

やっと、実家到着!!
そこは、別世界が展開されていました。
炬燵で東北地方のニュースを見ている両親。
「揺れたけれど、何も壊れなかったよ」という呑気な(?)声。
あの街中の喧騒は幻だったの思ったほどです。
タクシーが拾えない、バスが満員で乗れないという状況を説明
するのが大変でしたが、まぁ無事で良かった。

長くなるので詳しい事情は省きますが、実家を出発した私は
我家のすぐ近くまで来るバスには乗れず、途中までのバスに乗り
あとは徒歩。昨日は合計4~5キロくらい歩きました。
家に着いたら、めちゃめちゃになった食器類は夫が片づけた後。
ありがたや~~

何度もおきる余震で時々目を覚ましながら、被災なさったかたは
もちろん、被災地に身内やお友達がいらっしゃる方も心配で
今夜は眠れない人が沢山いらっしゃるだろうと思いました。

あまりにも痛ましい惨状に適切な言葉がわかりません。
ただただ・・・・お見舞い申し上げます・・・・
ごめんなさい。