両親のホームには小さな図書室があります。
先日、ちょっと用事があって母とそこへ行ったとき・・・
「曽野綾子さんの『いいふりこかないと 楽だ』みたいな
題の本が前にあったんだけれど、ないんだよね」
・・・・「いいふりこく」(良い振り こく)・・・北海道弁です。
「見栄っ張り」のニュアンスとはちょっと違うかも
関西弁の「ええかっこしい」が、私てきにはピッタリくるのですが。
「あ~。わかるわかる。『いいふりこかないと』じゃないけれど
そんな意味のタイトルの本ね」
本棚を探してみたが、母のいう本はなかった。
探しながら、これだけの会話でわかる私たち親子の
阿吽の呼吸(?)に思わず苦笑い。
はい。曽野綾子さんの本、私も読んでいません。
新聞で見た本の広告で何となく頭にあっただけ。
「ここにあったとしても、本を読む気力がないから
読まないんだけど」と母。
うん。タイトルにビビッと来たわけね。
さて・・・なんだったっけ?ネットで調べようと思いながら
2・3日後に閃きました。
<「いい人」をやめると楽になる>!!
いい人をやめる=いいふりこかない。と「翻訳」する感性。
かなりの意訳(異訳?)かもしれませんが、いかにも母らしい(笑)
私てきには、拍手喝采の翻訳。
母娘喧嘩は日常茶飯事の私たちですが・・・
こんな感性の類似性で、根本的に仲が良いのかなと思います。
ちなみに、本を読む気力はあっても、私はこの本を読むことは
ないでしょうが・・。
トップ写真は記事とは無関係。
両親のお気に入りカップです。横浜高島屋の介護コーナーで
買ったものですが、軽くて持ちやすく洗いやすい(レンジも可)。
バランスがとても良いのです
真ん中は「とらや」のもなか。白あん・おぐら・こしあんの3種。
最後の一個(笑)・・・消える前に撮ったものです。