数日前、 剱岳の下山ルートである 「カニのヨコバイ」 で滑落事故があった。
各種サイトやヤマレコでも数多くの方が指摘している箇所、 “最初の一歩” の箇所だそう。
確かにあの箇所は危険だった。
両手で鎖を掴みながら見えない足元の最初の足がかりを探りながら、 そう、 探りながら感覚で足を着いた。
最初の足がかりまで確実に着地するまで鎖は絶対に離さない。 (着地前に鎖を離したら即アウト!)
それ以降は水平に付いた(切られた?)幅10cmほどのいわゆる棚に足を置けば安全な場所まで移動できる。
私自身つい先日その場所を通過したばかりだ。 なので鮮明に覚えているし事故の光景も想定できる。
その方は剱岳に数回登られていた方だったそう。 慣れか、 単なる事故か詳細は不明。
単独行ならセルフビレイ、 パーティーならアンザイレンか人数多ければ相応のロープ接続確保か・・。
そんな自分もそこまでの装備やスキルは持ち合わせていない。 今回の事故者も同じであったであろうと推測する。
「岩山 = 危険」 ではなくて危険はどこにでも潜んでいる。
今回の事故事例を教訓により一層安全意識を高めていこうと思う。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。