「羊蹄山」 (後方羊蹄山(しりべしやま)、 マッカリ・ヌプリ)
この山を単に羊蹄山と略して呼ぶことに私は強く反対する。 古く『日本書紀』斉明朝五年(659年)にすでに
後方羊蹄山と記された歴史的な名前である。 後方羊蹄山の後方を “しりへ” (すなわちウシロの意味) 、
羊蹄を “し” と読ませたのである。
(マッカリ・ヌプリ = 川(真狩川)の上の山)
深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。
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当初予定していた南地方の山が台風の影響でNGだと早々にキャンセルし、180度反対の北に渡りました。
北海道は若い時からくまなく走っているので、 場所の方向や街の雰囲気、 道は分かっています。
4年ぶりに渡りました、 と言っても今回はトンボ帰りですが・・。 (函館は過去数回来ているので今回は観光無し)
自分の旅スタイルから掛け離れた走りで渡りました。
今回の渡道は少ない休日と時間、 予算を考えた結果の行程となった。
(ホントはあまり好きじゃない高速一気走り、 フェリーで渡りその日のうちに登頂往復帰宅)
そんな行程ではあるが これも今後の北海道百名山の残山を考えたこと。
9/15(土)
午前中に家事を済ませたあと出発。 ラジオで東北道渋滞を聴いたので矢板まで下道で。
結局下道も鹿沼市で時間がかかってしまい、 これじゃ素直に高速渋滞で並んでいた方が早かったと後悔。(爆)
21時前青森着。 22時15発のフェリーで函館へ。
真っ暗な甲板に出て 津軽海峡秋景色~♪ はーるばる来たぜシャケ茶漬け~♪ を口ずさんだのは言うまでもない。
9/16(日)
1時55分函館着。 真夜中でもここからは知った道、懐かしい道。 大沼、長万部を過ぎ登山口がある真狩へ。
(北海道の国道は全車100キロペース。しかも夜中なのでその比ではなく、80キロのジムニーは煽られ煽られ(怖))
6時前登山口着、 小雨。 準備を済ませしばし空を眺める。 明るくなってきて雨上がりそう。
登山口までは真狩キャンプ場の中を抜けて行く。
さすが北海道のキャンプ場、 内地のそれとは規模が全然違う。 (隣人とのスペースが段違い)
(懐かしいカリーナが停まってました)
登山口です。
道は雨で沢のようになってます。
他者は駐車場で様子見のため、 またしてもトップ賞で登山開始。 熊出ませんように・・。
標識がしっかりとあり道も1本道のため迷うことはありません。 (9合目まであり)
ただし辺り一面ガスガスで景色は無し。(笑)
少々晴れてきた??
深い笹道を抜けたあとも森林地帯を登っていきます。
森林限界を過ぎて火山特有のザレた道(1歩進んで2歩下がる)を必死の思いで登り切ればお釜に到着。
当然何も見えませんでした・・。 予想はしてたけど、、 です。 (泣)
右に行き山頂を目指しました。 ここから岩場を越して行きます。 際どい場所もあるため気を抜けません。
風も強く回り誰もいないため安全に注意し 一歩づつ慎重に登りました。 それにしても景色が・・。
あの岩場を越えます。 ここが核心部だった? 両脇は切れている。
いくつもの岩場を過ぎて(面白い)やっと山頂着。 晴れ間を期待し30分くらい粘ったが視界ゼロ。
やっと登ってきた他者に撮ってもらいました。
標柱の後ろにお釜がドーンと見えますねー って、、 ???
そろそろ下ります。
核心を抜け来た道をピストンです。
少しだけ下界が見えました。 真狩の町です。
昔泊った真狩YHが懐かしく思えます。 まさかあの時に見た羊蹄山を登ることになろうとは、 です。
無事下山。
ラピュタ雲がなかなか取れない羊蹄山。
キャンプ場は広く、 皆さん気持ち良さそうでした。
以上です!