中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

黄葉

2007-11-01 08:28:37 | 身辺雑記
 どうも今年の天候はおかしい。11月に入ろうとしているのに日中は20度以上あって、外を歩いているとかなり汗ばむ。それでも街で葉が黄色く色づきはじめた樹を見て、紅葉、黄葉の季節も近いのだろうと思った。



 ところが、帰ってから北海道美唄市に住むブログ友のSさんのブログを開くと、見事な紅葉の写真が目に入ったので驚いた。北海道大学病院前の銀杏並木ということだ。もうすっかり秋も深まっているという情景で、同じ日本でもずいぶん違うものだと思った。

 
 Sさんのブログ(http://blog.goo.ne.jp/saki111_2005/m/200710)から拝借。

 考えてみると南北に長い日本では当然のことだろう。先日行った中国西安のホテルでテレビを点けて適当にチャンネルを変えていると、東北地方の吉林省のテレビ局が天気予報をやっていた。地名、天気、気温とあるのは、他のテレビ局と変わりはないが、面白いと思ったのは気温の下に衣服の絵が示されていることだった。吉林省など東北地方の都市の場面では、重ね着をした上に厚いコートを羽織っている絵になっている。南に行くほど長袖シャツにベスト、長袖シャツ、ネクタイを解いたワイシャツ、半袖シャツと薄着になり、なるほど中国は広いものだと思った。中国の北端の黒竜江省は北緯53度くらいまである亜寒帯地方だし、南端の海南省は北緯20度辺りだから、亜熱帯か熱帯だ。

 日本も北海道は中国東北地方と同じようは位置にあるし、沖縄諸島は25度から30度辺りにある亜熱帯地方だから変化に富んでいるのは同じことだ。吉林のニュースではかなり雪が降っている場面があったから、北海道で黄葉が真っ盛りなのも不思議なことではないだろう。それでも、汗ばむくらいの気候の中で北海道の黄葉を見ると、やはり何か不思議にも思えてくるし、やがて厳しい冬が到来するのだろう、北国で生活することはとても私にはできないだろうなどと思った。