中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

西安で(7) 素食

2009-10-30 11:05:11 | 中国のこと
 魚や肉などの生臭物を使った料理を葷食(フンシイ)あるいは葷菜(フンツアイ)と言うのに対して、いわゆる精進料理を素食(スウシイ)とか素菜(スウツアイ)と言い、寺院で素食を提供しているところもあるが、一般にも素職の専門店がある。

 中国の素食は、材料が野菜や茸、豆腐やその二次製品などを使うだけでなく、外見を肉や鶏、魚などに似せているのが特徴で、中国人の食に対する拘り、執念のようなものを感じさせる、例えばこれは、かつて上海の功徳林という店で出された海参(なまこ)料理で、もちろん本物ではなく、素海参であるが、見た目はもちろん食感も、干し海鼠を戻したものに似ていた。

          


 西安には大雁塔の近くに、西安天龍宝厳素食館という大きな素食の店がある。以前行ったことがあって気に入ったので、今回はHr君たちを誘った。

 肉製品に見えるが、すべて大豆や茸を原料にしたもの。






 中国風ソーセージ(香腸)の見た目も食感もなかなかのものだった。


 酢豚風


 肉団子風


 素魚。揚げた魚のあんかけ風。


 野菜料理