ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十二ヶ月の風の詩: 五月  風の森で 】

2022-06-05 | 十二か月の月の詩

 

ライトフロウズノウト 新しい1ページにようこそ♪

 

このブログで十二か月の月の詩… に入っているのは

一年のテーマを決めて ひと月に概ね一つ、

と何故だか決めて作ってきた私の詩たちで

いちばんはじめは今見たら2016年5月開始、

今年で足掛け7年になりました。

月 時 水 光 音 声 の順番でここまで来て、

この一年は何にしようかなと少し前から考えてましたが

この1年は「風」にしようかなと思います。

ただ、これはいわゆる”自分ルール” でそれほどきっちりしておらず、

たまにテーマから外れていたり テーマはかする程度だったり

という感じです。

 

今回のように五月分を6月に入ってからのアップ、

ということも時おりあります^^;

 

…もしブログで掲載していなかったら…読んでくださる

皆様がいらっしゃらなかったら

これまで詩を書き続けていたかどうか。

 

お読みくださるかたがたの数はgoo blogのアクセスデータで

わかるので、ずいぶんと励まされてきました。

blogご訪問の皆様に、今改めて、心からお礼を申し上げます。

 

お陰様で昨秋 令和四年度の

伊東静雄賞(伊藤静雄顕彰会主催 未発表の現代詩の公募)の

佳作入選というとても嬉しい出来事に出会うことができました。

 

そして先月には五月晴れの好天の日に詩人の故郷 諫早市を訪ね、

所縁の地を伊藤静雄研究会・顕彰会の御方に

ご案内いただくという幸せな機会も得ました。

 

詩作には師匠は持たず、現在どこの団体にも所属しておらずの私

ですので、これからの創作に本当に大きな励みをいただきました。

 

そうは言いつつも何かが変わるのか、変わらないのか

はっきりとはわからず、ひとつだけ確かなのは

書き続けるということ、それでまたいつか…

その日が来るのか来ないのかもわからないけれど、まずは 

伊藤静雄賞 本賞・奨励賞を目標にしていきたいと思います。

 

佳作入選をいただいた詩は応募先以外のどこにも出してないのですが、

顕彰会のご了承あり、今夏、母校住吉高校同窓会の

会報誌に掲載されます。

 

いずれにしても言葉と音とリズム、そしてそれらが結ぶ

イメージと向きあう修練の楽しみはこれまでと変わりなく…

 

この”ノウト”に来られる皆様に これからも

お読みいただければこれ以上嬉しいことはありません。

 

五月の風の詩は、一行目で一時停止になり

一行目でこんなに時間がかかるのは初めてだなと

戸惑いながら書きつつやっとできてきました。

 

思っているイメージに仕上がる時と

少しずれてできる時、そのときの

”理想”のかたちに近いときと近くないとき

色々ありますが…

 

もしよければ今年の5月の詩をどうぞ

お読みください

 

 

【 十二ヶ月の光の詩: 五月 風の森で 】

指先に 触れる光の清しさに
ふと気づくとき
広がる視界

山風降りて
砂塵を払い
初夏の景色に
静音満ちる


指先に 触れる光の明るさを
挿頭 (かざ)してみるとき
表れる形

風渡り
森の木々鳴らす
葉擦れのさざ波
寄せては返す

幾つ聞こえる?
鳥たちの声


遠い記憶と同じ音の風
時の揺りかご
日と月のゆくえ

指先で燦めく光の
貴石のような
細かな遊色

彼方と此方
和して繋がる
果てない景色

夢見の映し絵
意識の不思議

 



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