ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 八月の光の詩:夏の影の行方 ~ 九月:銀の月 白い風】

2019-09-12 | 十二か月の月の詩

 ライトフロウズノウト 今日の1ページにようこそ♪

 

台風被災の地のみなさまへ 心よりお見舞い申し上げます。

一刻もはやく復旧されますように願います。

 

 

昨日は京都方面に朗読のレッスンを受けに

行っておりました。

晴天で風強め 暑いようでも

秋の風、空の雲も秋の模様でした

 最寄りの駅近の公園 普通の小さな公園

普段大きい整備された緑地公園を通ること多い

ですが こんな自然で素朴なのもいい

お近くのかた(多分)数人が、カーリングの軽くて小さなボール

ヴァージョンのようなゲームをされていました

誰にでも気軽に楽しめそうな、いいアイディアの

ゲーム~スポーツ?やなと思いつつ通り過ぎ

 

小さな花や秋の穂のある草たちを眺めながら

公園内 土を踏んで歩くと

朝の露の残りかひんやり

心地よかった

 

八月に一つ詩を作っていたのですが

それはblogとちがうところに

行きました

 

九月も中旬に入りましたが

八月と九月の月の光の詩ができたので

アップします ~ もし良ければ

お付き合いください

 

 

 

 

【 八月の光の詩 : 夏の影のゆくえ 】


八月が過ぎ

夏の影たちは

愛しい景色たちの

記憶とともに


季節の向こう側に続く

扉の向こうに

消えていく


繰り返す過ちの輪から

離れゆく彼らは

元の名を喪う



暈ねの輪に彩られた

晩夏の夕映えを


見届けた

影たちのゆく先は


暗い光と

明るい闇が

響き合う

音のない空間


重なり語り合う

いつか透きとおり

光に戻る

その時まで




 

 

 

【 九月の光の詩 : 銀の月 白い風 】


紫の夜空に

銀の月が架かる頃

夜風の中

虫たちの声や

樹の葉の呼吸

土の薫りの

優しい共鳴が

さざ波のように

広がる



秋の始めにはまだ

此処から先への道標は

見えない


不思議に響く 

音階のない音たちの

揺らぎの中でみる

夢の裡では


影たちに渡した

遠い記憶が蘇る


夏の光が消えても

真実は失われない



小さな命の粒子たちは

白い風の中

星屑のように瞬き

時の扉の在処を

知らせている




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