斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

新年出初式

2014-01-07 23:12:48 | 地域活動
今朝は珍しく晴れて陽も射し、久しぶりに羊蹄山の姿が見られる
のではと期待したのですが、午後からまた雪が降り始めました。

午後3時から降雪寒風の中、ニセコ消防訓練広場でニセコ消防職員と
団員約60名による新年出初式が執り行われました。
災難・救急に備えて日頃からの訓練は並々ならぬ努力が窺われました。
観閲・点検が行われ、整列した団員の前を参加者が一周し、式は約
30分程で終了しました。

つづいて第二会場の町民センターで修礼・表彰状授与式、各長による挨拶、
祝辞があり、16年前の消防団競技大会のビデオ上映がありました。
当時ニセコ消防団は惜しくも入賞を逃しましたが、今年は再度競技大会に
出場の予定で、若い団員8名が紹介されました。

祝賀会では来賓・団員合わせて100余名が参加し交流会が行われました。

ニセコ町新年交礼会 

2014-01-06 23:36:06 | 政治
恒例のニセコ町主催の新年交礼会がニセコ町民センターで11時から行われ
参加者は約70余名でした。

新年交礼会に先立ち平成25年度ニセコ町功労者の表彰式がありました。
功労者には南厚志氏が選ばれました。お祝い申し上げます。
受賞者の功績の理由は
●ニセコ町教育委員会教育委員 32年間 
●教育委員長 10年間 
小中学校校舎・学校給食センター施設整備、ICT機器導入、外国人指導講師
の配置、教育行政の振興、生涯学習社会の実現、町民一人ひとりの様々な学習
への支援、地域に密着した有島記念館の運営、芸術文化、生涯スポーツ活動の
推進に大きく貢献。
●人権擁護委員 18年間 人権相談、地域の諸問題解決に尽力され民生安定に
大きく貢献。
このように長期にわたり要職に就かれ、多くの業績を残された方なので、町民の
ほとんどの方々はご存じと思います。むしろよく知らない方が珍しいのかも
しれませんが、しかし「教育委員会」そのものについて、また教育委員・
教育委員長・人権擁護委員としての人物像を町民の方々にもっとアピールして
きても良かったのではないでしょうか。
教育委員会の委員の方々にはぜひ就任時に「教育」への熱意・抱負を町民に
確り伝えていただきたいと願っております。

片山町長のご挨拶

●ニセコ町は昨年大きな災害に見舞われることもなく過ごせたこと
●福島県の国見町との連携
●五色温泉観光センターの新改築、米倉庫の建設、TMRの稼働
●国営農地再編整備事業の開始、ニセコ農業の基礎を築く
●ニセコ観光局:ニセコ・倶知安・蘭越との連携
●環境モデル地区に応募中、指定を目指す
●TPP、道州制について
道州制について全国930の町村会が3年間反対運動をしていること
道州制の裏には基礎自治体を人口20万人以上としており後志19町村は
2つか3つの地区になる可能性がある
国民主権や地方自治には憂慮する課題である
●海外からの宿泊数は21万泊から31万泊へ10万泊の増加
 札幌市に次いで多くなっている。
●ニセコ町が目指す3つの循環
 1.資源の循環 2.エネルギーの循環 3.地域経済の循環
●ニセコ町の未来は習慣、慣例、前例に囚われないニセコ町を目指す

町長のご挨拶はニセコ町の未来のすべてを網羅した訓示に近いもので、希望に満ち
いつも感銘を受けます。ぜひ本質的に前進していただきたいと念じております。
特に最後の結びの言葉である「習慣・慣例・前例に囚われないニセコ町の未来」に
期待していきたいと思います。

それにはまず“小さな一歩”としてニセコ町・教育委員会・議会の長の職に
ある方々が親睦会・交流会(宴会)の都度、習慣・慣例・前例として永永として
受け継がれてきた“志”(ご祝儀)から解放されること(を止めること)
ではないでしょうか。
<自腹>とはいえ、元は町民が納める税金から支払われる報酬(給与)です。
多大な犠牲を払い(scapegoat)“生贄”になり“コンパニオン”の習慣が
ニセコ町から無くなり2年余が過ぎたところです。(道外視察は別?)

新年交礼会は約90分内で終わりました。
会場内は互いに行き交い、お茶を酌み交わし、活発な交流が行われました。
町職員・学校関係者・公務員は勤務中なのでお酒を飲む人はおりません。
いっそ来年からはアルコール抜きのドリンクに徹した新年交礼会にしては
いかがでしょうか。






審議会の委員の選出について

2014-01-05 20:30:44 | 政治
~まちづくりは人づくり~ ~人づくりはまちづくり~

12月議会定例会の一般質問で3回目にしてやっとニセコ町には現在32の
審議会があるということを知りました。
以前、これに関して一番責任ある立場の担当課長に尋ねたところ、
「審議会は各課で担当しているので、わからないし、答えられない」と
バッサリ切り捨てられた経験があります。
まちの憲法である「まちづくり基本条例」の中には
「情報の公開と共有」「情報への権利と説明責任」を掲げているはずです。

今回の町長答弁で公募制を採用している委員会が31%あるということですが、
委員会の内容によりますが、公募してもなかなか応募者が集まらない
ところが多いようです。現在公募委員の割合は12%ということでした。
あとの88%は行政側が個別に直接委員候補者選びに当たるようです。
結果、人選の偏りや委員の固定化、年齢層の偏り:60歳以上が多くなります。
充て職が35%もいるのに少し驚きました。

男女の割合は女性の人口の方が多いので、50%を上回っても当然です。
年齢に関してはその人口数の割合に応じても良いと思いますが、どうしても
20代から50代までの働き盛りの年齢層の確保は難しい問題もあり、60歳以上
は時間的余裕があり、比較的容易なようです。

2010年の国勢調査では65歳以上のニセコ町の人口比率は25.2%でした。
2013年から団塊の世代が65歳になり、今後も増え続ける傾向があり、そうすると
60歳以上の人口比率はもっと多くなるのではないかと予想しています。

今回やっと審議会の様子が少し見えてきました。いつも同じメンバーが
様々な委員会を担当して、ぐるぐる回っているような印象を受けます。
委員の中には「これまで何年もいくつ委員をやってきたかわからない」という方も
いました。いつも行政側からお願いの依頼をされているようです。
行政側にとって都合良く、強い味方になっているようです。

この様子を数年間見てきて、私は裁判員制度のように、政策決定においても
多様な一般町民の参加が本来のまちづくりには必要であり、これまで一度も委員会に
参加したことがなかった方々にも、自ら手を上げなくてもチャンスを広げていく
必要性があると考えています。

情報公開の「本音と立前」 審議会等の委員の人選をめぐって

2014-01-04 01:16:44 | 政治
12月議会定例会一般質問で審議会等の委員の<無作為抽出方式>による
選出を提案し町長の見解を伺ってみました。
これに関する質問は今回で3回目になります。

1回目2012年9月の一般質問
Q「ニセコ町審議会・委員会の人選について」
『審議会・委員会では、常に同一人物が複数兼任しているケースが多いことが指摘されている。
委員が同じであれば考え方も結論も同じようになりかねない。
ニセコ町には多様で豊富な人材がたくさんいるので、この制度の大胆な改革を実行し、
新しい人材の発掘と活用を実施すべきと考えるが、町長、教育長の見解を伺いたい。』

A『適正な人選に努めている』
教育長の答弁:『各種法令や条例、規則等の委員の構成の定めに従い、さらには
まちづくり基本条例の趣旨に基づき委員の公募を行うなど、適正な人選に努めている。』
町長の答弁:『今後も町民皆様の主体的な参加をいただきながら、引き続き適正に対応していく。』

再質問:『審議会はたくさんあると思うが、審議会の内容とメンバーの一覧は公表して
いただけるのか。』
町長:『基本的に公開なので、議会事務局を通じて資料請求していただければ情報提供する。』

*しかし実際は審議会の情報公開は請求しても実現されませんでした。

2回目2012年12月の一般質問「男女平等参画について」の中で再度質問しました。
Q:『いろいろな審議会があると思うが、どういうメンバーで、どういう割合なのか
・・・ぜひ公開していただきたい。』

A町長:『情報を非公開にしている合理的理由はどこにもない。…議員活動の中でそういう要請が
あれば、××局に指示していただければ町としては対応しているので・・・』
またも行政側の圧力に近い対応で情報公開は実現しませんでした。

3回目2013年12月一般質問~多様な人材の発掘と活用のために~
「審議会等の委員の選出に無作為抽出方式を採用することについて」
Q:1ニセコ町の審議会・委員会は現在いくつあるか。 
  2公募委員を採用している審議会・委員会の割合。
  3公募委員会の構成員の割合:公募委員・男女・世代・充て職
  4審議会・委員会の有償と無償の基準について
  5審議会等の公募委員の採用に「無作為抽出方式」を採用することについて
A:1審議会は32
  231%
  3公募12%、男性81%、女性19%、世代40歳未満9%、40~60歳未満52%、
   60歳以上39%、充て職35%
  4中央自治法の法令や条例に基づく審議会等については支払っている。
  5現在採用の予定はない。昨年9月議会において、答弁している。
   審議会・委員会等、付属機関等の委員構成に当たってはこれまでも町民参加による
   開かれた町政を推進するため公募委員を加えるなど適正に選考してきている。

この後の再質問・再々質問への町長答弁はメモと記憶によるので、多少異なるところや
飛ばしたところがあるかもしれませんが、お許し下さい。

A:『全体の趣旨として、無作為抽出のやり方は警察審査会委員等でこれまで実際やって、
担当したこともあるが・・・仕事、子育て、生活のライフスタイルが違い、
子育てに興味のない人がなっても実質審議が深まって行かない。
環境に私は全く興味がない、環境の審議会の委員を頼まれても、好きな方でやって下さい、
になるのではないか。
手あげ方式を採用しているのはそこに思いのある人に入ってもらうことで審議が実のあるものに
なって深まって行く。人口が少ない中で、それぞれの生活の中で町が選んで一方的にどうぞ
というのは、人々の暮らしの面ではいかがという面がある。』

Q:『(無作為抽出方式の)中身に関しては(ニセコ町の地域性も考慮して)これから検討して
いけばよいのではないか。町に都合の良い人選をしているという町民の“声”もある。』

A:『町に都合の良い人を選んでいるというのは全く当たらない、そういう事実はない。
逆に積極的に発言して町に関与してきた人にお願いしている事例もたくさんある。
公募委員を採用しているのはまさにそういったいろんな地域、公開で審議していきましょう
ということである。<無作為>は私の価値観としては相いれないものがある。
幅広く良い意見があれば出して欲しい。』

12月16日に一般質問通告書が提出されて、19日の一般質問まで中2日しかなく、答弁に費やす
十分な時間がなかったとはいえ、【<無作為>は私の価値観としては相いれないものがある。】
とする回答はこの方式の歴史・経緯を調査し<検討>されたものではなく、これに関して
進化がまったくみられず、偏見と独断による答弁の気がしました。
“聞く耳”もなく、検討の余地を与えない答弁に失望しています。
「民主主義が根づくまちづくり」とは反対の方向を向いているように思います。

現在審議会等は32あるとのことでしたが、私が以前非公式に得た情報では62と聞いていました。
できれば過去10年間以上20年間に遡って審議会等の委員の人選の情報公開を請求して
いきたいと考えています。ニセコ町の情報公開の現状にはまだまだ問題があります。
これはほんの一例にすぎません。

昨年12月に国会では「特定秘密保護法」が可決され、実際にそれが実行されるような
ことになるとしたら、未来に大きな不安を抱きます。地方にあってもその影響は大きく
情報公開はますます限定されたものになってしまうと思います。

この<審議会等の委員の無作為抽出方式>については新たに説明する機会を設けたいと思います

議員として思うこと

2014-01-02 23:17:16 | 政治
私の知人で同じ議員の会に所属する彼女は、若くして議員になり
22年間東京の区議会議員をしていましたが、昨年東京都議会議員
選挙に出て落選しました。

私はこれまで何度か彼女にお会いして話をしたことがありますが、
能力・実力共にすぐれた活動家で素晴らしい女性議員です。
その彼女が“落選”したことを知った時は、「選挙はわからないもの」
とつくづく思いました。
その彼女が書いた記事
―議席を離れた今、見えること、かんじること―
が目に留まりましたのでその一部を紹介します。

<現在は>
『議員でいるとできなかったこと、いっぱいしています。
まず、片付けです。3か月かかりました。それから後回しにしてきた
子どもとの時間確保です。・・・好き勝手に生きている両親
(夫も7年前から県議会議員)のもと、子どもたちも困り果てて
いたようでした。』

<振り返るに>
『多くの女性議員がそうだと思うのですが、議員は忙しすぎるし、
日々がある種の闘いです。やらなければならないことに埋もれて、
息を抜く暇もありません。
女性のみならず世の中を良くしたいと思えば、議員にできることは
あるゆる分野にわたるので、忙しすぎる、無理をしているのかもしれ
ません。でも自分を大切にできなければ、地域や社会も大切にできない、
やりすぎはどんなことでもよくありません。通常は7割ぐらいの力で、
余力をもって、いざとなったら、最大限の力を出す、というように
しないと、結局持続可能性がないのではないかと思うのです。』

彼女の22年間の議員生活を振り返っての心境は、私の現在の心境とも
重なって、思い当たることがたくさんあります。
しかしその場に身を置かれると、これではいけないと思いながらも、
日々が闘いであり、追われるような毎日です。