斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

「子どもの貧困」解消対策について思う

2016-01-26 23:22:52 | 政治
最近特に「子どもの貧困」に関する記事が目を引きます。
昨年6月民間の有志で発足した一般財団法人「あすのば」は
子どもの貧困解消を目指してさまざまな活動を開始しています。

昨日の新聞によると「今春、経済的な支援が必要な子どもに給付金を
送ろうと寄付を募っている。」とありました。
この他に特に都会や市では「こども食堂」があちこちに作られ、また学習
支援などが広がっています。こうした民間の地道な努力や活動には深く
敬意を表しますが、一方でこうした支援や善意を享受できる子どもたちは
一体どの位いるのだろうと思います。ごく一部の子どもたちです。

国の調査では子どもの貧困率は16.3 %と6人に1人の割合とあります。
これは大変な数です。

一体全体国はなにをしているのか、未来の社会を背負って立つ子どもたちの
「育ち」「学び」(教育費)にもっと予算を投入していくことが未来の国を
創造し発展へとつながっていくと思います。
「子どもの育ち」に国の未来がかかっているのです。
この問題に関して欧米の国々で調査したこれまでのデータから実証されて
いることです。

昨年11月8日にニセコ町で開催した「『子どもの貧困』問題を考える」
の講演で札幌学院大学の大澤真平先生はおわりに次の5項目でむすんでいます。

1.「子どもの貧困」という貧困はない → 社会の貧困=国の貧困
2.子どもを中心に合意できることを実現しよう
3.具体的な関わりこそ、必要を制度に変える力 → 民間の善意や支援
4.家族が安心して子育てできる社会が基本 → 基本中の基本
5.家族の状態に関わらず子どもが育つ社会を → 教育の機会均等

平成28年第1回ニセコ町議会臨時会

2016-01-25 23:46:44 | 議会・議員
今年初めての議会が開催されました。
議案は第1号 請負契約の締結について
      (ニセコエリア総合観光情報発信事業委託業務)
   第2号 町税条例の一部を改正する条例
   第3号 過疎地域自立促進特別措置法の適用に伴う固定資産税の
課税の特例に関する条例の一部を改正する条例
   第4号 ニセコ町国民健康保険税条例の一部を改正する条例

第1号を除く3つの議案はいずれも条例の改正です。
その中でも第2号と第4号は個人番号(マイナンバー)の導入による改正です。
提案理由の中に「平成28年度与党税制改正大綱において、一部手続きにおける
個人番号の利用の取り扱いを見直す方針が示されたことを踏まえ・・・」と
「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律
第9条の規定により、個人番号を記載する規定の整備が必要となったため・・・」
とあります。

個人番号(マイナンバー)については十分な議論も説明もなく、そのメリット・
デメリットを明確にすることなく、拙速に年明け早々マイナンバーを導入し施行
したことに対して納得がいかない国民も少なくないと思います。
この条例改正によって、納得のいかない個人に対して町はどう対応するのか
質問しました。
結論としては納得がいかなくても国が決定し条例改正をすることで、個人が
マイナンバーの使用を仮に拒否しても行政側が個人ナンバーを管理しているので
個人の意思に関わらず行政が一方的に使用することになるという結論でした。

時の政権が一方的に決めたことに対して、私たちは成すすべもなくそれに
従うしかないのか、そこに選択の自由はないのか考えさせられことが色々
あります。

臨時議会終了後は行政側の担当課からニセコ町火葬場改修工事についての
説明があり、つづいて昨年12月4日に行われた「議会報告会」のまとめのほか、
議員会研修会が行なわれ、「町村別財政状況」の一覧をもとに平成26年度と
24年度の決算比較を検討し、ニセコ町の財政状況について話し合われました。
ニセコ町は後志19町村の中でも実質公債費比率は高く、最低水準にあり、
また将来負担比率も高く、これからも厳しい財政状況にあることが分かります。

今夜は議員会新年会が町内の小さな居酒屋で開かれました。ホテルと違い、
狭い部屋にテーブルを囲み車座になって賑やかな宴会になりました。
私一人お酒を飲めないのが大変残念に思っています。

新たな出会い

2016-01-24 23:55:19 | 人生
人の運命は出会いで左右されると言っても決して過言ではありません。
むしろそれが人生の全てを決定していくものではないかと思っています。

先日初めて出会った方とあいさつ程度の言葉を交わしただけなのに、
その中でのお話が何故か気になって、そこのお宅を訪ねてみました。
気持ちよく家の中に通されコーヒーをご馳走になり、話が次々と繋がって
行き、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。

こうしたことは決して珍しいことではありませんが、新たな地でこれまで
蓄積してきた国内外での様々な経験と体験を活かして“夢”を形に、
ニセコ町のまちづくりに一役買ってくれることになりそうな予感がしました。

私も移住してきた当初は夢と希望にあふれて、見るもの聞くもの全てが新鮮で
このニセコ町のまちづくりのためにいろいろな提案をしてきましたが、
時の経過と共に“夢”も色褪せ、周りが何もかも当たり前になってしまい、
新鮮さを失いかけていただけに、お話を通して新たな刺激を受け、当初の
気持ちが活き活きと蘇ってくるようでした。

ニセコ町にはいろいろな方々が次々と移住して来られますが、こうした貴重な
人材の活躍できる場をもっと活かしていくことが、町の未来の発展に繋がって
いくのではないかと思います。

おおたき国際クロスカントリースキー大会に参加します

2016-01-23 23:51:52 | 自然の驚異
2月14日(日)開催のおおたき国際クロスカントリースキー大会に
今年も参加を申し込みました。国際クロスカントリースキー大会と
言っても私がエントリーしているのは歩くスキーの部門です。
今年は少し頑張って1ランク上の5Kmコースに参加します。

今日のニセコは昨日につづき良いお天気に恵まれ晴れ上がった青空に
羊蹄山・ニセコ連峰がくっきりと見渡せました。こうした天気は
今年になってから久しぶりのことです。

この陽気にじっとしていられなくなり午前中から太陽の陽射しを
いっぱいに受けて歩くスキーの練習に昼過ぎまで1時間半余り歩きました。
途中除雪をしている近隣の方々と出会い、久しぶりに言葉を交わしました。

やはり私たちの生活はお天気に左右されていることを実感しました。
この辺りで人と出会う機会はめったにありませんが、お天気が良いと
人もみな温かい陽の光に誘われて冬だからこそ外に出たくなるのでは
ないでしょうか。それが生物の自然の本能なのではないかと感じました。

ニセコ町「議会だより」編集委員会と寿大学・老人クラブ合同新年交流会

2016-01-22 23:57:30 | 議会だより
「議会だより」は年4回開催される議会定例会の行政報告、一般質問、
条例や予算などの審議を中心に質疑応答、反対・賛成討論、陳情書の審査
等の内容を報告するため、議会終了後に年4回発行しています。
編集委員は4名の議員で「編集後記」は回り持ちで担当しています。

今回は2月1日発行の「議会だより」No164号の編集委員会で
12月定例会と12月4日に行われた「議会報告会・町民との
意見交換会」、第7回臨時会に関する内容です。

昨年5月から編集委員は新しいメンバーに変わりました。
この原稿を準備する議会事務局は毎回創意工夫を凝らして内容を
進化させています。大変なご苦労をされていると思います。
編集委員会も気を引き締めてさらなる進化を目指して努力を重ねて
いかなければならないと思っています。

午後から寿大学・老人クラブ合同の新年交流会に参加しました。
余興の部では年齢を全く感じさせない声量でカラオケが次々とご披露
され、お達者ぶりが窺えました。こうした場所に参加される方々は実に
矍鑠としており、これからの高齢化社会を先導していく方々のように
感じられました。