教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

5月三回目の教室 2種のカエルの歌声

2023年05月20日 | 教室風景

湿り気のある風が強く吹き、ひんやりと心地よい朝。


ニワトコの実は真っ赤に、ウツギの花が満開になっていました。

この日も様々な小鳥たちの声が響いて森はにぎやか!
2羽の鳥が頭上で騒いでいたので何とか撮影すると


声の主はヒヨドリでした。
鋭い声だったのでツミなどの小型の猛禽かと思いました。

5月三回目の教室日でした。


湿度が高い梅雨が来る前に乾燥に時間のかかる下地作りを終わらせる等、
作品展までの残り時間を考慮して、作業計画を立て描き進めます。


午後には雨が降り出して、やや気温が下がりました。このところ
天気が目まぐるしく変わります。体調管理にも気を付けねばなりませんね。

お昼休み、池に近づくとカエルたちの歌声が聞こえてきました。

コロコロと高い、マリンバの音色のような心地よい歌声は
シュレーゲルアオガエルのもの。

近年、その中に野太いコロコロが混ざっているのです。

モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルの混声合唱

リズミカルな高音マリンバのなかに時折混ざる大きなコロコロ声。
どうやらモリアオガエルのようです。


遠くの樹間にモリアオガエルの大きな卵塊がありました。
シュレーゲルアオガエルの泡状卵塊はもっと小さく水辺の地表近くにあるばず。

この森には存在しないはずのモリアオガエルがなぜ繁殖しているのか。


この日見たこのアオガエルは・・?


モリアオガエルの虹彩は赤色、シュレーゲルアオガエルは金色。
遠くの暗がりにいたこのカエル、よく写っていないのではっきりしません。

モリアオガエルは特別に好きなカエルで、この時期、毎年県外の繁殖地に
遠征し会うのを楽しみにしています。
それがこんな近くに!と一瞬喜びそうになりますが、この森では
人為的に持ち込まれた移入種とされ、これ以上増やさないために
採集、排除されることになっているようです。

水辺には


ヒゲナガハナノミ


ベニボタル


おぼれそうなアオジョウカイ
など甲虫が見られました。少し前までいたクロスジギンヤンマや
ハラビロトンボたちはどこにいったのだろう?

そろそろトンボたちの羽化ラッシュにホタルの季節。
生き物ひしめく水辺から目が離せません。


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