快晴の朝
日を浴びたセイタカアワダチソウが金色に輝いていました。
いつもはここでホオジロたちに会えるのですがさえずりさえ聞こえません。
タマアジサイも冬色に。小鳥が舞い降りてこないかな~。
早くも今月三回目の教室日でした。
まん延防止等重点措置期間に入りました。換気、体温計測、度々消毒、
もちろんマスク着用と今まで通りのコロナ対策を続けています。
午前中は隣の体育館から小学生たちの歓声が聞こえてきましたが
午後は静か。チラチラ揺れる木漏れ日を味わいながら制作しました。
小鳥たちの多くが他の森に移動したのかと心配するくらい
生き物の気配がすくなく、立ち止まって耳をすますと
囁くように チッ チッ チッ ・・・
暗いところからクロジが出てきました。
アオジよりもおとなしやかで敏感。久しぶりに会えました。
丸い実がたくさんついた丈高い木があったので近づくと
イヌビワの木でした。直径12mmほどの実をつまむととても硬い。
イヌビワは雌雄異株でこれは雄株。イチジクに似たこの果のうの中で
花を咲かせ、イヌビワコバチが入り込んで受粉させます。
雌株の果のうでは種子ができ、雄株の果のうではイヌビワコバチが育つ
という共生関係があるそうです。
この木でたくさんのイヌビワコバチの幼虫が育っているのでしょうか。
羽化した成虫が一斉に飛び立つ日に遭遇できればよいのですが。
別館まわりにはノシランの株が多く毎年冬の実を楽しみにしています。
うっかりしていて見頃は終わっているかもしれない!
あわてて探すと
まだ残っていました♪
ノシランの実の色は藍色、瑠璃色、空色、群青色、紫紺色・・
株によってさまざまな青色が見られてうっとりします。
実の大きさはアオキの実ぐらいと大きいので
食べるとしたらこのヒヨドリくらいでしょうか。
ヒヨドリがアオキの実を食べるシーンは見たことがありますが
ノシランの実を食べる鳥はまだ見たことがありません。
森はカラカラに乾燥していて昨年よりもずっと寒い。
どの生き物にとっても厳しい冬です。