教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

7月2回目の教室 トリノフンダマシの季節

2022年07月05日 | 教室風景

パラパラと雨が降ったり急に照ったり、不安定なお天気でした。

舞い上がったオニヤンマらしき大きなトンボを追っていたら


1m先にコジュケイ2羽が。

お互いかたまって見つめ合い・・


コジュケイの方が無言のままゆっくり茂みに去りました。
警戒心の強かった春先に比べ落ち着いて、余裕さえ感じられます。

7月2回目の教室日でした。


9月の作品展に現在制作中の絵を出品予定の方はいよいよ追い込み。
湿度が高く乾きの遅いのがもどかしいですが平常心で描き進めます。


隣接する体育館では若者たちの歓声が響き中庭では子供たちが昼食を。
コロナの影響は未だあるものの以前の賑わいが少し戻ってきたようです。

朝の気温とジメジメとして無風なのが蚊の活動にちょうどいいのか
立ち止まるとワッと寄ってくるので落ち着きません。


日あたりの悪い場所のヤマユリが開き始めました。


羽化したばかりのリスアカネ
翅先の黒い色はまだ薄墨色で初々しい♪


白緑色のキリギリスの仲間の幼虫
クダマキモドキなのかな~?

頭上から野太いカエルの鳴き声がしたので探すと


大きい!50㎜以上ありそうな貫禄たっぷりのシュレーゲルアオガエル。
先月会ったものはこの半分ほどの大きさでした。

他からも鳴き声が聞こえたので周りを探すと


オオトリノフンダマシがいました♪
いつも見るものは体長10㎜はありますがこれは7㎜ほど。幼体なのかな。

日が射したとたん蝶がぶんぶん飛び始め


ヒメアカタテハに


イチモンジチョウ
モンキアゲハやアオスジアゲハなども見ましたが速すぎて撮れませんでした。

7月は始まったばかり。この時期ならではの出会いにワクワクします。


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Hさんの新作日本画(043)

2022年07月03日 | 教室風景

Hさんは日本最古の物語を描かれました。


「竹取物語」 日本画 P10

かぐや姫の登場から成長、月へ旅立つまで。美しく壮大な物語を
平安時代の装束、紋様図鑑、千代紙等を参考に画面構成し華やかに
仕上げました。すべてを照らす月光が夢の世界に誘ってくれます。

近づいてみました。


雲で地上と天上、昼と夜を隔て、神秘的な月光の煌めきで全体を
明るくまとめました。一時お休みしながら隅々まで緻密に表現された
作品には深い想いがこめられ、その世界は清らかに澄んでいます。

時間をかけ誠実に描き込まれた作品はどれも滋味あふれるHさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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7月最初の教室 赤ちゃんガエル上陸する森

2022年07月02日 | 教室風景

朝から晴れて風もなく暑いけれど歩き始めは爽快でした。


小枝にメジロがやってきて久々に近くで見ることができました。
ごく細い糸のような何かをくわえています。巣材でしょうか。

いきなり足元から赤ちゃんガエルが跳び出して


今日は幸先がいいな~♪ヤマアカガエルです。

7月最初の教室日でした。


9月の作品展に向け皆さん集中!新作が仕上がってきました。
出品作の構成や額のことを考えたり準備するのも楽しい時間ですね♪


午前中Iさんが鉛筆画と水彩画を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

草むらには朝露がおりていて、たくさんの生き物に出会いました。


飛び立つ準備をするハラビロトンボ


茂みで動くニイニイゼミ!羽化したばかりなのでしょうか。

写真を撮ろうと草をかきわけたら下に落ちたので
つかんで掌にのせると元気に飛び去りました。


翅の傷ついたナミアゲハも体をあたためていたようです。


このトンボは何だろう?
翅の付根が薄黄色のように見える。未成熟のショウジョウトンボかな~。
眼や翅の印象が違う気がする…とあれこれ考える時間も楽しい☆

日あたりと水はけの良い道を歩くとハエのようなものが飛び去って
トウキョウヒメハンミョウかなとじっくり見ると


やっぱり♪暑くなると出現する狩人に今年も会えてよかった。

水辺に行くと


かわいい~!
まだ尾の残る赤ちゃんガエルが上陸していました。
眼の横に線はないしシュレーゲルアオガエルなのだと思いますが
幼子時代はアマガエルにとても似ています。

例年通りだったら梅雨真っ只中の湿った日に上陸するのでしょう。
最速の梅雨明けは森にどのような変化をもたらすのでしょうか。


ヤマユリの素晴らしい香りがただよってしばし時を忘れます。

暑さに体力を奪われながらも気持ちはどんどん元気になっていく。
夏の森はエネルギーに満ちていてまたすぐ行きたくなります。


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