イタリアのしっぽ(内田洋子 集英社)
イタリアで暮らす著者が自分自身のペットやイタリアのペット事情を紹介するエッセイ。
のはずなのだが、あまりペットの話題が頻繁に出てくることはなくて、著者の知人のイタリア人の暮らしぶりを描いている部分が多い。あまりに話が出来すぎていて「本当にあったことなのか?それとも著者の創作なのか?」と思えるエピソードが多いのもいつも通り。
印象に残ったのは・・・
狭くけど恐ろしく片付いたアパートで親子4人が暮らす獣医(ルイザ)。きっちりしすぎていて家族の心は離れていく、という話。
毎年ゼラニウムをたくさん買い込んで家に飾る老婦人(リア)。ゼラニウムは強い植物のはずなのに彼女が毎年全部入れ替えているのは、なぜ?という話。
著名なノンフィクション作家(イレーネ)を日本に招き、中国などの東洋文化の専門家である彼女を驚かすために連れて行った場所は?という話。長年中国に滞在したイレーネの(中国かぶれした)暮らしぶりを描写した部分が特に印象的。
イタリアで暮らす著者が自分自身のペットやイタリアのペット事情を紹介するエッセイ。
のはずなのだが、あまりペットの話題が頻繁に出てくることはなくて、著者の知人のイタリア人の暮らしぶりを描いている部分が多い。あまりに話が出来すぎていて「本当にあったことなのか?それとも著者の創作なのか?」と思えるエピソードが多いのもいつも通り。
印象に残ったのは・・・
狭くけど恐ろしく片付いたアパートで親子4人が暮らす獣医(ルイザ)。きっちりしすぎていて家族の心は離れていく、という話。
毎年ゼラニウムをたくさん買い込んで家に飾る老婦人(リア)。ゼラニウムは強い植物のはずなのに彼女が毎年全部入れ替えているのは、なぜ?という話。
著名なノンフィクション作家(イレーネ)を日本に招き、中国などの東洋文化の専門家である彼女を驚かすために連れて行った場所は?という話。長年中国に滞在したイレーネの(中国かぶれした)暮らしぶりを描写した部分が特に印象的。