さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

穀雨・葭始めて生ず~遅咲きの桜

2024-04-22 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では穀雨の初候、
「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」
です。

飛ばしてしまった時候ひとつ…
清明の末候は
「虹始めて見る(にじはじめてみる)」
…春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ

でした。

穀雨とは、
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりにはもう、
夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。

葭始めて生ず とは、
水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。
夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。


前回の記事から、特に大きなできごとやイベントはなく
毎日ジタバタしつつも、平和といえる日常を過ごしていました。

仕事や外出から、そそくさと帰宅して
りんの粗相のあるなしにドギマギするのも変わらず^^;
おでかけもしたいけれど、今はりんを置いての遠出や長時間の外出は
落ち着いてできず、ひかえています。

ソメイヨシノの今年の花は終わり、
ハナミズキやツツジ、フジたちにバトンタッチですね。

その中で、
遅咲きの種類の桜たちがきれいに花を咲かせています。

前回の記事の写真で、
デンタルケア帰りのりんを寒桜と一緒に撮ったものがありましたが、
あの線路沿いの桜たちのいくつかは、今が花の時期。


 

↑ 楊貴妃という名の桜です。
ウコンや松月など、ほかにもきれいに咲いている桜があり、お見せしたいのですが、
撮れていなくてゴメンナサイ;

咲くべき時期が来たら、
花たちは生き生きと自分の花を咲かせますね。
野の花たちも。。。

 

↑ 道端に咲く、ひと群れのシャガに目が留まったり。。。


 

↑ いただいたひと枝のコデマリとエニシダを、カゴに生けてみたり。。。


ささやかですが、日々の貴重なこころのうるおいです。


 遅咲きの桜見守るひとがいる さくら



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清明・鴻雁北へかえる~雨ニモマケズ?

2024-04-09 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は
旧暦では清明のもう次候;
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」
です。

またまた飛ばしてしまったふたつの時候…
春分の末候は
「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」
…春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ

清明の初候は
「玄鳥至る(つばめきたる)」
…海を渡って、つばめが南からやってくるころ

でした。

清明とは、
すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来です。

鴻雁北へかえる とは、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるのですね。


3月も半ば過ぎになってから、
ようやく咲き初めてくれた白いハルサザンカは、
その後次々と、蕾のほぼ全部が花ひらきました。
咲いたあとは、1週間ほどで散ってゆきます。

花びらがバラバラと散っていることもあれば、
花ごと落ちていることも。
散りかたで、またまた
サザンカなの?ツバキなの?
と悩ませるコ;;
サザンカだ、ということにしていますが^^;

 


こちらは、通勤途中の信号待ちで出会うオトメツバキ(たぶん)。
色も咲いたかたちも可愛らしい。。。
4月初めに撮ったものです。

 


着物でお花見のオフ会に行けなかった私のために??
(この日も雨で。。。)
お仲間さんたちが計画してくれた再びのお花見日は、
またまた雨予報。
各々の都合もあり、集まれる日が他になく
雨ならお花見弁当ランチ会ということで~
となっていました。
当日には「警報級の大雨」予報まで出て;;

しかし、
オフ会にも行けず、3月はおけいこにも出られず
長らく着物を着られずにいた私はウズウズしておりまして、
雨ニモマケズ着付け強行。
(何もこんな日にわざわざ…アホです^^;)

思ったとおり、こんなことをするのは私だけでした。
でも、どうしてもこの春のうちに着たかった着物なんだもん。

母が選ぶにしては珍しい緑色。
着ている姿も、写真も、見たことがありません。
晩年、母自身までが

「こんな着物持っていたかしら~」

などと言っていましたが。。。

出かける直前、レインコートを着るために
裾を上げようとしたとき、
しつけ糸がついたままなのに初めて気づきました。

母も着たことがないままだったんだ。。。

 

 

雨ニモマケズ、五十肩の痛みニモマケズ、
がんばりました。
ゆがんだ帯も、これが精いっぱいで、
私にしたら上出来なんです~;;
ずっと眠っていたこの着物…
ウン十年目にして、初めて袖を通すことができてよかったです。


 

ホントはもうちょっとかわいいし、
表情もあるのですが。。。
数か月ごとに予約して短時間でしていただく、
無麻酔デンタルケア(歯石除去)の帰り道。
ストレスと疲れで、はよ帰りたい。。。の気分かな;
帰り道の線路沿いには、違う種類の桜がいくつも植えられています。
あざやかな色の寒桜とりん。

この週末はお天気もよく、お花見びよりでしたね。
夫と一緒に、カートに乗せたりんを連れて、ご近所の公園にも行けました。
公園内ではゆっくり、りんもがんばって歩きました。
一緒に過ごせる今の毎日が、恵みです。


 お花見日雨に降られてランチ会 さくら

 


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春分・桜始めて開く~ハルサザンカ

2024-03-26 | たわごと・できごと

新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では春分の次候、
「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
啓蟄の末候は
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
…冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ

春分の初候は
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ

でした。

春分とは、
太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつです。

桜始めて咲く とは、
その春に初めて桜の花が咲くころ。

…ですが、
ご近所や通勤道の桜の木々は、まだつぼみのまま。
週末からここ数日、冷たい雨の降る寒い日が続き、
いまだにほころびる気配はみえません。

当初は早そうに思えた今年の開花、
思いのほか遅れています。
いつごろ咲いてくれるかな。

この3月はほとんど出張で夫が不在のため、
長時間の留守は心配なりんのことがあり
着物でお花見のオフ会も泣く泣く不参加でしたが、
当日はあいにくのお天気だったうえ桜もまだ咲かずで
ちょっと残念だったようです。
そのぶん、おいしいランチとおしゃべりを楽しまれたとか。
私も、次の機会を楽しみにしたいと思います。

オフ会だけでなく、3月はおけいこも2回ともお休み。
やはり夫がおらず、りんを置いて留守にするのが心もとないためです。
着るつもりで出していた着物たちですが、
椿と鳥の柄の母の着物は、4月には時期が外れてしまうので
もう今年は着られないかな。。。

お花見の会で初めて着るつもりだった、
母にしたら珍しい緑の着物は、まだチャレンジの機会があるかもしれません。

このような状態で、
仕事に出かけるのと最小限の外出以外はほとんど
りんとおうちにおこもり。
今はそれでいいやと思っていますが。。。

留守番中の心配もさることながら、
夜中に少々不穏になることがあるりんが不憫です。
ベランダに連れ出して用を足したあとも、
居心地がわるいのか、
どこかぐあいがよくないのか
ウロウロ徘徊したり、悲しそうな声で鳴いてみたり。

夜中にひとりでこんなりんをみていると心細い思いがします。
たとえ夫が気づかずスヤスヤ寝ていたとしても、
いるのといないのとでは違うのですよねー。

ところで、
これから桜が咲くのも楽しみのひとつですが、
わがやでのお楽しみがもうひとつ。

つぼみはたくさん出ているのに、
一向に咲かず固そうなつぼみのままで
心配していたサザンカが
(たぶんサザンカ。たぶんハルサザンカ^^;)

やっと咲いてくれたのです!
3月も半ばを過ぎたころからでした。
ひとつ、またひとつと開きだし、
つぼみが次々白くふくらんできています。

 

 

 


つぼみをつけ出す以前から?
時々虫を発見したり
虫の跡を見つけたりしていたので、
こんな時期になっても咲かないのは、
虫が悪さをして病気になったのか?
このまま咲いてくれないのかと心配し、

そしてそもそもキミはサザンカなのかい?ツバキなのかい?
どっちなんだい??
咲く時期はいつなんだい?
とやきもきしていましたから、
ホッとしましたよ。

朝な夕な、楽しみに眺めています。
こころが和みますね。

更新がこれからもちょっと遅れ遅れになるかもしれませんが、
元気にしていますのでご安心ください^^


 お花見はまだおあずけの寒戻り さくら




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雨水・霞始めて靆く~断捨離は。。。

2024-02-27 | たわごと・できごと
新暦の、およそ2月24日~28日ごろの今の時期は
旧暦では雨水の次候、
「霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)」
です。

霞始めて靆く とは、
春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころ。
遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える、
移ろいの季節です。

たなびく霞と、立ちこめる霧。
春は霞、秋には霧と呼び分けるとか。
また、気象学では、視程1キロ以下のものが霧、
それより薄いものが霞 だそうですよ。
そして夜には、
霞とは言わず朧(おぼろ)と。


沈丁花は満開。

 


先日買ったチューリップの株は、
水仙のお隣りで、可愛いピンクの花を咲かせてくれました。
水仙もまだまだ元気に咲き、
いい香りを放っています。

 


唐突ですが、
お友達が教えてくれた動物柄のワンカップ酒。
こんなの見せられたら、買うしかないわ~♪

 

すっきりさっぱり、甘みも辛みもうまみも??ひかえめなお味で、
常温でいただくと少々ものたりないような気はしましたが^^;
食事といただくのに、じゃまをしない味わいです。
そして、燗酒にすると常温よりおいしくいただけましたv

すっかり中身は。。。

 


絵柄のワンカップ、わがやには、
静岡は志太泉のニャンカップとか、
大阪秋鹿の鹿さんとか、
銘柄は忘れましたがパンダカップとか。。。

 


尾瀬に出かけた際のぐんまちゃん&ぐんま女将、 
りんどう柄。
そして神奈川泉橋のとんぼカップなど。。。

 

 

 


あります^^

どんだけスキやねん;;ですね。
普段使いしていますよ。

阪神大震災の折に、物欲はいったん捨てられたはずが…
やはり人には(私というニンゲンには)
お楽しみが、お気に入りが、よりどころが必要。

こりないやつでスミマセン。。。


 お気に入り増えて断捨離先送り さくら



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立春・黄鶯睍睆く~春が次々と

2024-02-14 | たわごと・できごと
新暦の、およそ2月9日~13日ごろの今の時期は
(1日過ぎてしまっていますが、おゆるしを^^;)
旧暦では立春の次候、
「黄鶯睍睆く(うぐいすなく)」
です。

黄鶯睍睆く とは、
春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。

「春告鳥」ともいわれる鶯ですが、
初めからじょうずに鳴けるわけではないのですよね。。。
ケキョッ、ホッ、ホケッなどという、
まだたどたどしい鳴き方を耳にすると、
ガンバレ!と応援したくなります。

開花の早い今年の梅は、もう見頃だとか。
急に春の暖かさがやってきて、
季節に追いかけられているようで、あたふたさせられています。
わがやのお雛さまには、早々とご登場いただきましたが♪

2月中にもう一度ある着物のおけいこでは、
昨年も着た、母の梅柄の着物を着ようと思っていますが、
咲き終えていたらどうしましょ;;

年明けには色づいていたうちの沈丁花も、
そろそろ花が開きはじめそう。
一輪ほころびて、あの素敵な香りを放ってくれています。

 

 


うちにも咲いていてほしいなあ。。。
と、ずっと思っていた、だいすきな水仙の株を
最近ご近所の花屋さんで見つけたので買いもとめ、さっそく植えました。
元気に咲いてね。

 


まだ蕾なのは、例の?山茶花。
春咲きなのよね?きっとそうよね^^;
花の咲く日を信じて待っている、今日このごろ。。。

  


スーパーにも春野菜が並びます。
ふきのとう、菜の花、たらの芽、こごみ。。。
食べたいものがいっぱい。

職場のスタッフの、受験生の息子さんには、
早くも第一志望大学合格という、うれしいしらせが♪

次々と、あたらしい春の目覚めを感じるこのごろです。

能登にも、東北にも、
希望ある春が訪れますように。


 かぐわしい春の気を全身で吸う さくら



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