さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

大寒・水沢腹く堅し~梅柄の着物

2023-01-27 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ1月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では大寒の次候、
「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」
です。

水沢腹く堅し とは、
沢の水が厚く張りつめるころ。
寒さも極まった感がありますね。
日本の最低気温、-41℃という記録は、この時期だったそうですよ。
明治35年1月25日、旭川市の記録です。
書いているだけで寒い。。。;
極寒の地で長期化する戦禍にも、胸が痛むことです。
どうか早く、人々が安心して家族とともに暮らせますように。

目下のところ、私の優先的な大仕事のひとつである、
りんの1日おきの点滴。
今日もその日でしたが、けさ、早朝のうちにぶじすませることができました。
よかったよかった!
我慢して、おとなしくいい子でいてくれました。

先日の着物のお稽古では、
この時期を逃さず着たいなあと思っていた、母の梅柄の着物を。
色が合いそうだな、と思って選んだ帯も母のものです。

お稽古あとの写真は撮れずじまいだったので、
お稽古に出かけるとき、自宅で自分で着たものですが。。。

 

くたびれた顔をしております;

 

帯がどうしてもうまくいきません;
母の帯には、前とお太鼓部分にだけ柄のある、
ポイント柄のものがいくつかあるのですが、
これが意外と難しくて、前に柄が来ないとかがしょっちゅう。
それはまあゆるせるとしても??
お太鼓作るのに、余分なところの処理などうまくできておらず、
枕の位置にも問題があるのか、上の真ん中がとんがってしまっています。

今の時期は、防寒のために羽織や道行コートを着るので、
帯は隠れるからまあいいか~とお出かけするのですが^^;

 

帯留めにも、梅を使いました。
長いこと出番を待っていて、ようやくご登場がかないました♪

次回からの着物のお稽古、
お互いに着せ合う「他装」をやってみましょう
ということになっているのですが、
自分でもまだ満足に着られないのに、大丈夫かしらん。。。

けれども、また違う視点から学べることもありそうです。
がんばってみましょう!

どこかで、梅見もできるといいな~♪

今週いっぱい~来週前半くらいまでは、まだ寒さに警戒が必要なようですね。
引き続き、気をつけて過ごしましょう。


 咲き初めた梅一輪を身にまとう さくら


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小寒・芹乃栄う~仕事復帰とおけいこ初め

2023-01-09 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ1月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦では小寒の初候、
「芹乃栄う(せりさかう)」
です。

小寒 とは、
寒さが極まるやや手前のころのこと。
寒の入りを迎え、立春になる寒の明けまでの約1か月が
寒の内 です。

芹乃栄う とは、
芹がすくすくと群れ生えてくるころ。
春の七草のひとつですね。

職場のクリニックは、1月5日が今年の診療はじめで、
この日から私も、ぶじ仕事に復帰することができました。

始まってみれば、
いまだ発熱ほか諸症状の訴えや相談の電話・受診がたえまなくあり、
リハビリモードでのんびり…とはいきませんでした。
コロナ感染者もまだまだ多いです。
これにインフルエンザが加わると。。。
う~ん;;と悩ましいですが、
それでも、こうして仕事のできることがありがたいです。

今年初の、着物のおけいこにも参加できました。

 

 

昨年のお正月も着た、母の着物。
私がまだちいさい頃、若い母が着ていたものですが、
年頃になった私に、母が着せてくれたこともありました。
お正月になると、着たくなる着物です。

着付けや帯の締め方はまだまだで。。。
今回も、お太鼓のかたちや柄の出かたが、よくありませんでした;
だいぶ直していただいて、ようやくこんな感じです^^;

今年もおけいこがんばります。

 


おけいこに来られたみなさん、
帯留めや根付で、今年の干支であるうさぎさんをつけておられました。
私も連れて行きたいうさぎさんの帯留めがあったのですが(元ブローチ)
帯留めを使わないタイプの帯締めだったもので、
次回のお楽しみです♪


 あのころの母に何度も会う和服 さくら



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まぼろしと消えたおでかけ

2022-11-24 | 着物のおけいこ
ケガに関係した話題が続きましたが、
今回はちょっとおくち直しを^^

 

事故がなければ、着物でおでかけするはずだったのは文楽。
とても楽しみにしていた予定でしたが、
いたしかたありません。
次の機会を待つことにしましょう。

そのときに着るつもりだった着物で、先日はおけいこでした。
(事故の前ね;)
龍郷の大島紬と、よもぎ染めの紬の帯。

 

おけいこに出かけるとき、
おうちで何とか仕上げたつの出し。
どうやってできたのか、自分でもよくわからないままに、
まあいいやと出かけました^^;


 

もうひとつ持って行った、
こちらの帯締めの方が色が合うよと言われて替えてみたら、
帯留めが通らず、そのままむりやり結んで仕上げ。
帯留めがないと、なんとなく締まらない感じですが。。。


 

おけいこで再びがんばったつの出し。
まだまだ、もたもたします。。。
それに、あららら、
ツノが帯締めでおさえられちゃってますねえ;;


 

家で仕上げたときは、このオシドリの帯留めを通しました。
帯締めは、帯と同系色でシックにまとめています。

帰宅してから、他のいくつかの帯締めでも通るように、
夫に裏の金具を広げてもらいました。
一緒にお出かけできる日が、早く来ますように♪


 オシドリが泳ぐ蓬色の帯で さくら


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立冬・山茶始めて開く~ようやく袷

2022-11-09 | 着物のおけいこ
めずらしくも、同日にふたつめの記事。
嵐が来たらどうしよう^^;

新暦の、およそ11月7日~11日ごろの今の時期は、
旧暦で立冬の初候、
「山茶始めて開く(つばきはじめてひらく)」
です。

立冬とは、
冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。
木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れの様子が目立ってきます。

山茶始めて開く とは、
山茶花の花が咲きはじめるころ。
候にある「つばき」とは、ツバキ科のさざんかをいうのだとか。

霜降の末候・「楓蔦黄なり(もみじつたきなり)」
の時期をとばしてしまいましたが、
たしかにこの時期、一気に草木の紅葉が進んだように感じます。
そして、いよいよ季節は冬ですね。

久しぶりの着物のおけいこでは、
ようやく袷を着ました。
この日も日中は暑かったのです。
それでも、日が傾きだすと途端にひんやり。
帰りには、みなさんショールや羽織をはおっておられました。

 

 

母の着物ですが、まだ躾糸がついていました。
時期をみはからっているうちに、着そこねてしまったのかな。。。
一越ちりめん、だそうです。

色合いだけを見て、ずっと春ごろに着るものかと思っていましたが、
ブドウの葉が色づき、実もついているので、
これは秋だけのものかと。
写真ではわかりにくいのですが、ところどころに鳥の柄も入っています。
涼しげにも見える色合いですが、袷なので、暑いうちはとても着られない;;
10月、11月限定でしょうか。
今を逃しては、今年はもう着られないと思い、これにしました。

着物までは、なんとかすんなり着られるようになりましたが、
帯では相変わらず苦戦です。
つの出し、早くマスターしたい。。。
今月、このよもぎ染めの帯でおでかけする予定があるので、
前回から続けておけいこしています。

 

帯留めは、前回使おうとして落とし、脚を折ってしまって
治療中だった鹿さん。
お友達がくれたブローチですが、帯留め用の金具に付け替えたものです。

夫がしっかりくっつけてくれたあと、
細い脚なのでまた折れやすいだろうからと、
グルーガンで補強してくれました。
気をつけてお連れするようにしましょう。。。

おまけの写真^^

 

 

鹿さんのアップと、着物の鳥柄部分です。


 温暖化袷の出番やっと来る さくら


川柳の部屋と、こちらにも時々おいでくださっている?sanamiさん
いつもブログ楽しませていただいています。
お着物いつも素敵に着ていらして、憧れます♪
ご近所なら、習いにうかがいたい~!
お料理も、だいすきなお酒が進みそうなものばかりですね^^


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寒露・蟋蟀戸に在り~まだ単衣

2022-10-18 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ10月18日~22日ごろの今の時期は、
旧暦で寒露の末候、
「蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)」
です。

蟋蟀戸に在り とは、
きりぎりすが、戸口で鳴くころのこと。
昔は、コオロギのことをきりぎりすと呼んでいたそうで、
この蟋蟀というのは、コオロギや鳴く虫の総称だとか。

朝晩はすっかりひんやり、
朝方に毛布をかぶり直したりしますが、
ここ数日、日中は半袖でもじゅうぶん、という暑さでした。

10月も半ば、次回のお稽古からは、そろそろ袷かな。。。
と思っていたところ、当日になると、
朝の涼しさから一転、気温はぐんぐん上がりだし、
とても袷なんぞ着られない、なんのガマン大会やの;
という暑さ。

で、結局まだ単衣を着ることに。
お稽古に来られたみなさんも、そのようでした。
単衣でも、下には肌襦袢や長襦袢の重ね着ですからね。
重ね着って! この暑さで、という感じです。
肌襦袢は汗を吸ってくれるものなので、必須だと思いますが。

今回の帯結びは、つの出し(銀座結び)。
少し前に習いましたが、??マークが飛び交ったまま終わってしまい、
そのまま記憶の彼方でした^^;
早くマスターしたい帯結びなのですが。

 

母の十日町紬と。
この着物には、ほかにもっと合う帯が手持ちの中にもありそうなのですが、
11月に予定しているおでかけでは、
この帯でつの出しができたらいいなと思っているので
練習のためにこれで。
よもぎ染めの紬らしいです。

うまいぐあいにツノが出るか、
たれの長さは適当か、
最後までどうなるか、よくわからないまま
なんとか仕上げました。

毎回、出たとこ勝負みたいになるのが安定性に欠けますが、
回を重ねないとしょうがないですね。
何でも、すぐにはうまくいきません。
まして、不器用な私のことですから;;

 

最初は、たれが長すぎ?
お尻にぺったりひっついて、なんだかヘンですね;


 

次は、ちょっと調整して、まあまあまとまりました^^
やれやれ!

この日は、地域の秋祭りで、御神輿も出ていました。
秋晴れのいいお天気でよかったです。
暑かったけど;;

 

おまけ♪
帯留めに、元はブローチのきつねさんを。
最初は、やはり元ブローチの足長鹿さんをおともにしようとしたのですが、
落として足を骨折させてしまい;;
ただいま治療中。
秋のうちには、連れ出したいと思います^^


 帯のツノ出して頭のツノ隠す さくら


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