さて、ラストは ぶるーぴーたーさんとのデュエット
「Tanzlied」 踊りのうた である。
先ほどの ソロのあと、1曲をはさんですぐの曲順。
ぶるーぴーたーさんは黒のスーツに蝶ネクタイ、
ポケットチーフには、わたしの赤いドレスの共布を使ってもらった。
レッスンのときは 毎回
かんじんのハモリがいちばん問題で、
かと思えばソロ部分も 問題いっぱいで
本番どうなることか状態だったけれど、
もう今となっては そんなこと考えていられない。
やってきた練習を信じて、楽しく(歌で)踊ってみせるのみ。
2曲歌ったあとでもあり、先日のリハーサルでも
まあ まずまずかなあ という感触だったので、
それに、これまた 不思議な安心感というのか 信頼感というのか、
だいじょうぶ、聴きあいつつ 自由に踊るように歌える。
ぶるーぴーたーさんとなら。
という思いがあった。
練習もしてきたし。 だいじょうぶ だいじょうぶ!
(と、言いきかせる)
本番前、舞台袖で
そういえば、リハーサルでも ふつうにお辞儀したけど、
なんか やっぱりよそよそしくない?
カップルで歌ったあとには 仲良く手をつないでお辞儀したいよねえ
という話になり、
(以前から こういう話は少ししていたのだが、
歌のことが先で まったくうちあわせもできていなかった)
じゃあこれこれこうして…
「一歩さがって歌っているぼくが前に出て、
横にきて手をとるから、そこでお辞儀ね。
あと、手をとったままさくらさんをすっと前に送り出すから
自然に手を離して 退場 でどう?」
「了解」
2分少々の、つかのまの踊り。
仲がいいんだかわるいんだかわからないカップル
(いや、きっとなかよしなんだろう)
の、たわいない遊びのような かけひき の歌。
楽しく歌えた。。。と思う。
お辞儀&退場も、うちあわせどおりにいけた。
聴いたあと、共通の知人が
ふたりのキャラクターにぴったりの歌やったね
と言ってくれたらしいが…
だとすると、ぶるーぴーたーさんの選曲に
いまとなっては 感謝 かな。
えーっ、これにするの??
ぶるーぴーたーさんがこの曲を提案したとき、
わたしは ちょっととまどったのだが…
デュエットというよりは。。。
ハモるというよりは。。。って。
でも、みじかいなかにも いろいろな要素がからみあって、
やればやるほど おもしろい曲だった。
こんなかたちのデュエットもあるんだなって。
今までなかった勉強にもなった…と思う。
今度は、ひたすらハモる曲で どうかな??
また ノイズキャンセラー なる怪奇現象を起こしたり
音は合ってるのに なんでハモらん!!
と 師匠を悩ませ、
ぬっくさんに
「至上最悪のカップルやね~♪」
と言わしめる状況をつくり、おおいに悩む…のだろうか。