リズムを体感すること

またまた　お笑いまじりのレッスン秘話。

（最近、ちっとも秘話になっていないというウワサも？？）


前回の　ぬっくさんとの二重唱レッスン、
あまりにも私の歌に難点が多くて
足をひっぱりっぱなし　だったので、
こりゃあ　イカン　と、

先日あった個人レッスンでは、
１時間あるなかの　３０分を
二重唱の私のパートレッスンに　あててもらうことに。


　　　３拍子のリズムに合わせる練習、なんとなーくは　やってきたけど…
　　　今日は　どうかなあ。。。


と、不安をただよわせながら！？

歌う位置につく私。


そこへ師匠、


　　　「あれからねー
　　　　ぼくもいろいろ　考えたんです。

　　　　あのままでは　イカンと思ってねぇ」


　　　　おおっ、

　　　　なにか私でもできる　新たな練習方法が！？　

　　　　師匠。。。　愛ですね？？　←


　　　「なんでも　やります！！」



その方法とは！


いつもの手拍子ではなく、
∞（無限大）の文字を　左右ではなく　前後に
手でえがきながら　歌うというものだった。

それも、ただ規則的にやるのではなくて、
下向きの波のときの手にかかる、
引力にさからわずに　えがく　というやりかた。


　　　「なーんか、ぜんぜん引力無視してんなあ…
　　　　もどってくるときの波は　もうちょっと重たくなるはずやろ？？

　　　　うーん。。。

　　　　そうだ、そのペットボトルのお茶持って！

　　　　それ持ったまま　おんなじことやって！」


　　　「えっ、こ、こうですか？？」


　　　「そうそう！」


何度も、それで歌い、またその動作なしで歌い…

を　くりかえす。


　　　（その姿を想像した人、笑っちゃいやん　

　　　　ま、いいけど。。。）



　　　「ハイ。
　
　　　　じゃあ最初から、その動作なしで歌って。
　　　　今やってきた動きを　自分でイメージしながらね。

　　　　あっ、家で練習するときは、
　　　　筋肉きたえたいんやったら　お茶持ってやってもいいけど（笑）、

　　　　そういうリズムを自分でカラダのなかで感じられるようになってね」



まったく動かずに　リズムを感じて歌うことは　まだ難しそうだったので、

片手を背中あたりで　ビミョーに∞に動かしつつ…

なんか　腰まで振ってるし！

でも、もう　カッコなんかかまってられへん！！　


…という状態で歌い、

どうにか　その段階でのＯＫがもらえました。。。



で、その日、もうひとつ別の曲を残りの３０分で
レッスンしていただいたのだが、

これまた、リズムの話をしよう。


その曲は　４分の４拍子。


すこしでも音楽に関わっているひとなら、

その曲が　何拍子か　ということは
意識しているのが普通だし、
当然　そうしないといけないことでもあるのだけれど、


私ったら、

ついぞ　最近まで（いまの今まで？？）


　　　何拍子の曲か　なんて、

　　　考えて歌ったこと　なかった…　


　　　アホたれっ　　　



最近とみに、リズム音痴を指摘され、

前回　ドイツリートの会で歌った曲も、


　　「３拍子の曲を　うまーいこと４拍子で歌ってくれたけどぉ～

　　　できたら　３拍子で歌ってほしかったよねえ」　


とか　言われたりして、

なんとかしないと　どうにもならんわ…

と　今頃になって　思っているところ。。。



でも、

そういうことを意識しだして、

その曲の底に流れているリズムを　いったん感じはじめると、

なんだか　今までみえなかったその曲の拍動が

（まさに　”拍”　が）

体感できて、　曲がいきいきと躍動する感じ…


曲が、エネルギーを持って　息づきはじめる感じ。



ちょっと　それが実感できた。


ということは、

曲の理解のためにも、きちんと歌うためにも、

拍子を意識して理解しないといけないってこと　なのね。。。


それが　できるようになったら、

もっと　もっと楽しそう！　



ふむふむ。



そのために、うらで受けるレッスンが、自分の練習が、

いくらお笑いになったって、

なんだって　やりましょうぞ。