Ｔ氏との想い出

我が家の裏にＴさんと言う一暮らしの老人がいました。。
高齢にもかかわらず　バリバリ司法書士の現役で頑張っておられましたが・・・・
　
３年前の１２月　突然逝ってしまいました。
奥さんを亡くして５年目　同じ月に２日違いで・・・・・。
「さよなら」も告げず　一人静かに８５歳の生涯を閉じました。

毎晩点く明かりを見ては　ホッとし　一日の無事を確認していた。
家族同様のお付き合いをしてきただけにショックは大きかった。

娘に双子ちゃんができた時　「あかちゃんの泣き声は
何十年ぶりだろう　うれしい　うれしい」・・・・と。

食事の差し入れにも「ありがとう　ありがとう」・・・・と。
お粗末な食事だったのに・・・。

あんなの事　こんな事　色々　想い出は　山ほどある。
３年間、空き家になった家屋を見ては一人思い出していた。

そんな想い出もわずか２日間で　あっという間に壊れてしまった。「さみしいよ」

取り壊されたＴさんの家屋　我が家のベランダより撮影