ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

口呼吸

2009-06-12 06:33:08 | 歯と全身疾患
 気づいたら「口呼吸」になっている人は要注意!

 「口呼吸」にはシーズンがあるとされていた。花粉症や風邪のせいで鼻詰まり
→ 鼻呼吸しづらい → 息苦しい → 口呼吸にシフト → 一件落着、と言いたい
が、そう簡単ではない。“詰まり期”だけでなく、最近は口呼吸が年中常態化し
ている人も少なくなく、ビジネスマンにも悪影響を与えているらしい。

 千葉大学大学院医学研究院教授(耳鼻咽頭科)の岡本美孝さんは語る。
「鼻呼吸の主な役割は、吸う空気を温め、適度な湿度を与えること、また“ゴミ
フィルター”機能で細菌やウイルスをブロックし、肺などを守ること。一方、口
呼吸ではウイルスが除去されていない冷たく乾燥した空気が喉にダイレクトに入
ってくる。その結果、免疫力が低下し、疲労感が高まる。様々な病気も引き起こ
してしまう」

 睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつも口呼吸といわれる。鼻呼吸なら気道を確
保できても、口呼吸は口をぽかんと開けているため、口の周りの筋肉が弛緩し、
舌が気道を塞いでしまうのだ。悪くすると心臓に負担をかけ高血圧や突然死をも
誘発しかねないというから、聞き捨てならない。さらには、舌の粘膜の乾燥によ
る味覚障害、鼻の機能低下による嗅覚障害の可能性も示唆されている。

「調査の結果、無意識に口を開いていることがある人のなかで、楽だからと答え
た人は全体(20~49歳の男女624人)のうち、口呼吸族で約31.4%、鼻呼吸族では
約16.8%。鼻呼吸族のほうが集中力が長く続き、睡眠の質が高いという傾向が出
ました。逆に、口呼吸族は口臭やイライラ、肌荒れなどに悩んでいる人が多かっ
た」とは、鼻詰まり感を軽減する鼻腔拡張テープを販売するグラクソ・スミスク
ライン広報の話である。
 この調査結果に明治大学の齋藤孝教授も、鼻呼吸は「息を整え、心を落ち着か
せ、(仕事やテストの)パフォーマンスを向上させる」と。業績アップのために
は鼻呼吸あるのみ!?  

 プレジデント



 
 口呼吸をしていると様々な作用がおきます。 

 口呼吸の方の場合はお口を閉じると下の顎に

 写真のようなシワができるのですが・・・ 

 

 これは普段はお口をポカンとあけており、閉じると筋肉が緊張してこのような
梅干しのようなシワができるのです。

 

鼻呼吸は鼻から呼吸するので、空気中に漂う雑菌やほこりなどの異物の大部分が、
自然にろ過されるのですが、口呼吸を行っていると直接体内に吸い込んでしまう
ので、体の免疫機能の低下がみられたり、お口の中の乾燥により、唾液中に含ま
れている免疫成分が働かないために口腔内免疫力に影響があるんです。

風邪をひきやすい、口内炎が出やすい、味覚が鈍る、虫歯や歯周病の悪化といっ
た影響がみられるんです。


山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。

 口腔ケア
 歯周病と心臓
 糖尿病と歯科疾患の関係
 妊娠とタバコ
 吸い取られる??
コメント
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