CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「さくら」西加奈子著

2008-04-01 11:13:33 | 読書
主人公薫(男の子)の家に子犬がやってきた。
さくらの花びらがついていたんで、「さくら」って名前がつけられた。
お父さんとお母さん、一(はじめ)兄さんと妹の美貴、これが家族。

近所や学校で一番のモテ男のお兄ちゃんと自分の道しか歩かない美人の妹
そして、そこそこの薫

普通の幸せな仲のいい親子と兄弟
(ココがながい話、ちょっとだれる。でもこれがないと後に続かなかった)

不幸は一瞬、
一が、交通事故で命は助かるけど、醜い姿になってしまう、歩くことも出来ない
そして・・・自殺

一挙に家庭は崩壊、
家には、母と娘、さくらだけが残り、
そして時が流れ、何年かぶりに父が帰り、薫も帰省する
その大晦日、さくらの様子がおかしい、苦しがっている。

軽自動車を転がして必死で病院さがし、

さくらは車の中で何度も苦しそうにもだえる・・・
・・・・・・・・・

と、てっきりわたしはさくらも昇天するとばっかり思い込んでいました。
だって、高野健一の歌が
~さくらさくらあいたいよ~
ってきいてたから

でもそれでみんな救われたんですよね
お兄ちゃんの死から全員が前を向いて生きていけるようになった

後半は、読んでいても泣きっぱなし、鼻水ズルズル~
読み終えると、さわやか、
朝日が昇ってくる感じ、

優しい文調で、一気に読める。

読んでから、「さくら」を聴くと、また涙が・・・


余談ですが、タマちゃん最近食欲なくってちょっと心配です。
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