「エクソダス：神と王」

EXODUS: GODS AND KINGS 　　2014年　　なんばパークス
EXODUS:出国、移住、　出エジプト記



≪ストーリー≫
ヘブライ人が故国カナン・パレスチナの飢饉からエジプトへ旅立ってから400年、
エジプトの王朝が変わり、誰もがヘブライ人であったヨセフの功績を覚えず、彼らの力と人種の繁栄を恐れ奴隷とされた

その幾度にもわたる虐げられた悪政の中で、赤子だったモーゼは辛うじてパロ王の娘に助け出され、養子となる
兄弟として育ったモーセは、ラムセスが新しい王となったとき、ヘブライ人たちを救う使命を聞く・・・



・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

子どものころ「十戒」を見て、海が真っ二つに割れるシーンがいつまでも印象にあって、
あの頃の特撮を今見ると、違和感を覚えるけど、
チャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナーの熱演には身震いしました

クリスチャン・ベイルはなかなかモーセの貫録ありありでしたね
ただ、ラムセス（ジョエル・エルガートン）がイマイチあくどくなくて、ちょっと物足りなかったです

今回のモーセはかなり人間的、
実は、帰ってから聖書の「出エジプト記」のところを読みまして、
天変地異は神の御業である、と、

しかし、映画ではナイル川に泥が入り込み、その毒で魚が死に・・・
そして、海が割れるのは、竜巻が起こり、干潮とあいまって地面が現れる・・・と、
とても理解しやすい自然の現象と撮っていました

クリスチャンでない人には納得いくかと思いますね
それと、神の使いの少年には、はあそう来るか、と

大体誰もが知ってるストーリーなんでどう表現してるのかなと思っていましたが
これはこれで良かったかな、と
映像は迫力ありましたし、

先代の王がジョン・タトゥーロでした
みんなアイライン濃くってすぐ分かんない
まあ、ウチが見た席が３列目端っこだったし、ね

りドリー・スコット監督
見応えはガッツリ！

ちなみに劇場は満員
予約してて良かった

映画トークになっちゃう

おおかた２か月ほどお休みしてた英会話レッスン
先週からまた復帰です

３人で２時間のフリートークは、なかなか自分が話せない時間が多いんですけど、
それでも、Gはわたしには映画の話題をふってくれます

で、彼が言うには今回のクリント・イーストウッド監督「アメリカン・スナイパー」にはガッカリしたって言うんですよね
と言うのは、
イーストウッド160人も殺したスナイパーをヒーローとして撮ってて、
それと、
とってもとってもアメリカサイドの映画だって言うんです

前にベン・アフレックの「アルゴ」の話をしたときも、アメリカ側の映画だって苦笑してましたね
私は面白かったけど、

クリント・イーストウッドの撮り方っていつも、何かを訴えてる感じがするんだけど、
今回は戦争の傷を持った「ヒーロー」のこころの闇を映してるのかな？
やっぱり彼は礼賛されるべきヒーローと、

見てみないとどうとも分からないけど、
まあ、Gはとっても皮肉屋さんで、
表面に出てることだけで、我々が右に行ったり左に行ったりすることを笑ってるんです

新聞やテレビをうのみにしてて、隠されてることいっぱいあるよ、って
金融はどっかでコントロールされてる、とか

わたしも、銀行と政治家はキライやけど、・・・


今日は「エクソダス　神と王」娘と行ってきます
３時間近くあるのか
スペクタルムービー、って言うと
spectacular:超大作　　だって

「こねこ」

THE KITTEN　　1996年　　ロシア　　DVD

子ども用の映画ですけど・・
何かのレンタルビデオで予告編を見て、ホッコリ系！と思い、多分レンタル屋さんにはなさそうだし、買っちゃいました
何人かのリクエストがありそうだし、



ストーリーは
子猫を買ってもらった幼い姉弟、
チグラーシャ（トラちゃん）と名付けられた子猫、やんちゃばっかり
ある日窓から跳び出して迷子になって

あっちこっちで苦労するけど
猫おじさんと暮らすんです
このおじさん家、ネコちゃんいっぱい居てて、


優しくって

でもお金なくて、家を追い出されるとき、猫たちが助けるんです
とっても健気、　　

姉弟は来る日も来る日も探して、そして帰ってくるのを待ち望むんです

まあ猫たちは賢いし、かわいいし、
ほほえましいし、あるあるだし、

ハッピーエンドで胸も苦しくなくて幸せ気分です


20年ほど前のロシア、もっと前の感じがする
こんな暮らしぶりなのね

人見知り的なワチャ君

仕事が終わって約一か月
ぐうたら生活にすぐ戻ることができました


お店にあったグリーン、
ボックスが気に入ってて、頂戴しました


先日息子がワチャのために買ってきたトンネル
初めは無視、プラのにおいするし、


翌日くらいからそろそろ入ったろか

なんやおもしろいなあ、って





しなってるし、体重５キロ弱


今ではお気に入り

しなり過ぎに両サイドにフタをせねば・・

「トイレット」

2010年　　



≪ストーリー≫
アメリカ、カナダの近くに住む日本人のママと息子二人と娘
ママが日本から自分の母親・ばあちゃん（もたいまさこ）を呼び寄せ一緒に暮らしてたけど、
ママが病気で死んじゃうんです

英語を話せないばあちゃんは、孫たちと一言も話さず、ネコのせんせーといつも一緒に居る


毎朝、ばあちゃんがトイレから出た後深いため息をついているのに気付いた次男のレイは、不思議に思い、
本当は彼女は自分たちのばあちゃんとは違うんじゃないかと疑い始める

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

萩上直子（おぎがみなおこ）監督作品

日本人出演が、もたいまさこさんのみ
ポスターを見て、てっきりいつものメンバー加瀬亮？　今回は大泉洋出てるノン？
そんな知識で見るもんだから、
ありゃりゃ、海外作品かいな、そのうち日本に帰るん？　～てな調子、帰れへんけど～

ゆ～っくりと時間が流れるのはいつもの荻上直子流
外国の演者さんたちは未見の方ばかり、だと思う

固有名詞の「ばあちゃん」の存在が有り有りなんです
もたいさんの空気感はやっぱり抜群ですね

外国映画のようでもあるけど、こんなにゆったりしたアメリカ映画ないわなあ

あいかわらずホッコリ系
見終わった後、あったか～いから(^^♪

湊かなえ・著「Nのために」

TVドラマでやってたけど、一切見てなくて、「告白」が面白かったし、本屋さんで衝動買い
一回読んでわからなくて、解説読んでもう一回

ただちに2回読むなんて初めてでした

杉下希美、安藤望、西崎真人、成瀬慎司、
野口貴弘、奈央子夫妻
そして、アパート野ばら荘

すべて、「N」なんですよね

で、野口夫妻が殺され、4人が事情聴取を受けてて、
その後、それぞれの過去の述懐があって、この事件に至る顛末が述べられてて、

キャラを把握するのに難儀して、2回目でやっと理解できました
それぞれが抱える闇の部分があって、
西崎の劇中作「灼熱バード」も「貝殻」もかなりサイコパスっぽくて、

読み終えるとイヤな気持が残るミステリー
「イヤミス」って言うんだって、

けっこう面白かったけど、
これテレビドラマはキツイっしょ!!

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命」

THE PLACE BEYOND THE PINES　　2012年　　CS



≪ストーリー≫
ルーク（ライアン・ゴズリング）はバイクの曲乗り師、
一年前に来たニューヨーク州にあるスケネクタディで、今日もメインをクールに決める

と、そこには元恋人ロミーナ（エヴァ・メンデス）の姿がある
彼女は結婚し、子どもも居るが、その子どもはルークの息子だと知って、
ふたりのため町に残り働くが、

やがてバイクテクニックを見込まれて、銀行強盗の誘いを受け、難なく成功する
その後、相棒は抜けひとりで襲うが、逃走中に新米の警官エイヴリー（ブラッドリー・クーパー）に撃たれ死んでしまう

エイヴリーも銃弾を受け、町のヒーローと呼ばれる
また、事情聴取も受けるが、潔白が証明される

そんな復帰前に、署の仲間たちとロミーナの家に行く羽目になり、
彼らは、そこに隠されていた銀行の金を盗み取り分け合う、
エイヴリーもまた仕方なく受け取るが、

復帰後、証拠保管室の勤務になった彼は、またも仲間のひとりから証拠品のヤクを回すように言われるが、
意を決し、過去の罪と仲間を署長にリークする
しかし、署長は逆に彼を詰り、
結局、上層部にことを明らかにし、彼は望みのポストに就き、

15年後、エイヴリーは州司法長官に立候補
そして、ルークの息子とエイヴリーの息子が負の連鎖に繫がっていく・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

“スケネクタディ”はモホーク語で「松林の向こう側」
3部作のような構成でした

ルークを過って撃ってしまったエイヴリーは、同じ年頃のベイビーがいるのを知ってずっと後悔を抱えたまま暮らしてるんです、
でも、打算で自分の地位を駆け上がっていく

15年後、ふたりの息子が会うようになって因果応報ちゅうんですか、
再び、よじれていくんです
エイヴリーの息子の方が悪ガキで、ルークの息子を意のままにしていくけど、
事実を知って、キレちゃう

因縁、宿命ですね


「ブルーバレンタイン」の監督デレク・シアンフランス
これはイマイチよう解らんかった作品でしたが、

今回けっこう141分と長丁場にもかかわらず、良かったです
前知識もなくって、
ブラッドリー・クーパーが出ていたのも知らんかって
ライアン・ゴズリングのどの部分を見せるの？って

1部ルーク編
2部エイヴリー編
3部息子たち　　　～みたいな

久しぶりにハードな面白い映画を見ました
おススメです

「太陽がいっぱい」

PLEIN SOLEIL/PURPLE NOON　　1960年　　フランス　　BS



マット・デイモン主演の大好きな「リプリー」のオリジナルです

アメリカの金持息子をイタリアから連れ戻すように依頼されたトム・リプレーが彼を殺してなりすますお話
アラン・ドロンの青春時、まだまだ青いよ若いよ、の時代
フランス人の男前代表でしたね
1935年生まれ、今も健在！

映画は、
シンプルな撮り方で、ある意味緊張しなくて良いんだけど、テンポがゆっくり過ぎて、物足りなさはありましたね

まあ知ってる内容なんで、ハラハラ感はなかったです
「リプリー」は終始ハラハラ、ドキドキしましたけど
ちなみに、放蕩息子役はジュード・ロウでした

ハルカスのマリオットホテル・レストラン「ZK」

「ダイ・ハード　ラストデイ」録画を見て、
なんとも、ドタバタとダサくって、あか抜けてないの、吹替え版だから余計なのかな？

ジョン・マクレーン（ブルース・ウイルス）はおじいちゃんになってるし、かっこよく見えてこない
息子役もイマイチクールに見えないし、途中でギブ

「ダイ・ハード3」が一番面白かったなあ、あの頃、


で、
今日はあべのハルカス・マリオットホテル「ZK」でMさんからランチのご招待でした
欧風料理を選び、メインは、①ポーク、②魚（スズキ）、③チキン、④和牛ステーキ、⑤神戸牛ステーキです

神戸牛ステーキはプラスαが超高くてビックリ、～プラス￥9720～
わたしは和牛（群馬牛）をチョイス～これもプラス￥1191でした～

オードブルとデザートはブッフェスタイル
お昼だし少し少な目に取り、

ところがメインも少なめで、まだ余裕ある感じ
パンのお代わりでOK

デザートはケーキとフルーツポンチ
オードブルとお肉は美味しかったです

57階のビューイングはやはり素晴らしい
遠くに大阪城も見えて、天王寺公園、市立美術館、四天王寺とおもちゃのよう

お客さんはほとんど女性

12時から気づけば3時前、
おばちゃんたちは何ぼでもしゃべる

ごちそうさまでした

「 300 ＜スリーハンドレッド＞ ～帝国の進撃～」

300: RISE OF AN EMPIRE 　　2014年　　DVD



スパルタの勇士300人が、ペルシャ軍を阻止し倒れた後、

再び、ペルシャ軍がギリシャに攻め込んで来る
多勢に無勢、（ギリシャの）将軍はスパルタにまたも援軍を請う・・・


Sから借りた一作
前作「300」の続編、て言うか、サイドストーリーだったんですね
ジェラルド・バトラーのストーリーではないですが、そのあたりのシーンもちょいちょい出てくるんで彼の顔も見えました
彼の奥方・王妃は健在で、やっぱり、「サラ・コナー・クロニクルズ」はクール

それと、ペルシャ軍の指揮官がエヴァ・グリーン、「カジノ・ロワイヤル」のときはキレイと思ったけど
「ダーク・シャドウ」的な悪女役でした

キャスティングが魅力なくて、イマイチ入り込めんです
ペルシャの王がロドリゴ・サントロだったのか

VFX仕上げの映画で、海上戦闘シーンとか、血しぶきとかスゴイと思ったけど
わたしは　not good　でしたやっぱり。