ヒマジンの試行錯誤

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「裁判官の爆笑お言葉集」を読んで!

2007年06月20日 09時32分04秒 | 

「裁判官の爆笑お言葉集」  長嶺超輝著  (幻冬舎新書)  定価:720円



【この本を読んだ理由】
本屋さんの文庫本ベストセラーの棚に上位ランクでこの本が飾ってあった。
タイトルと帯の宣伝文句にも興味を持った!



【読後感】
非常に読み易い本であった。
それは本の構成の一例(下記写真参照)からも分かる通り、
右ページには、大きな文字で裁判官のお言葉とそのお言葉が出た時の状況、裁判所、裁判官名、年齢、日時が記されている。
一方、左ページには、著者の解説が平易に記されている。
この右ページを見て、かって読んだ綾小路きみまろ著「失敗は、顔だけで十分です。」を思い出した。
左右の見開きで1つのお言葉が結ばれている。簡潔でよいと思う。
また10テーマに分類し、各テーマ毎にお言葉をまとめてあるのも素晴らしい。
テーマ毎にコラムとして裁判に関する事柄の解説を入れているのも親切だ。
また、お言葉には、“爆笑”まではいかないが、裁判官の人間性が伺えるものもあった。
この本がベストセラーの上位にランクされたのは、とかく堅苦しく思われている裁判がらみの話で、弁護士でもなく検察官でもなく裁判官を採り上げた斬新さが多くの読者に受け入れられたのかも・・・・。

こんな本を書いた著者ってどんな人だろう?!
著者のプロフィルを見て驚いた。
1975年生まれの31歳、弁護士を目指して司法試験に7回挑戦して全て不合格。懲りたそうな。
現在はライター業の合間をぬって裁判傍聴に通う日々とか。
こんなに裁判のことに熱心な著者がどうして司法試験に受からないのか?
つい、こんな疑問めいたものを抱いてしまった。




長嶺超輝著「裁判官の爆笑お言葉集」のp.14-15より






コメント (2)
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