「金融商品とどうつき合うか」 新保恵志著 (岩波新書) 定価:700円
【この本を読んだ理由】
金融商品を買って儲けようというつもりではなく、ちょっと気になることがあったので読んでみた。
【読後感】
著者は石川県生まれだったので、少しは親しみを感じた。
そして、金融商品というと私は投資債券(国債とか株券)を思い浮かべた。
以下は、著者が「はじめに」で述べていたこの本の主旨である。
“金融商品の“リスク”なるものは、消費者がこれまでにあまり体験してこなかった要素です。
なぜなら、日本人の大半が銀行預金を中心とした資産運用を行ってきたこと、その銀行預金は郵便貯金を含め、実質的に元本と利息の支払いが保証されたものであったため、消費者がリスクを実感することがほとんどなかったからです。
サブプライム・ローン問題の発生によって、消費者の間には金融商品全般が危険なもの、あるいはなんとなく怪しいもの、胡散臭いものという見方が広まっています。
金融商品にリスクは付き物ですが、金融リスクを知らないまま避ける前に、まずは金融リスクの内容を少しでも知っていただき、試算運用に生かしていただきたいと思います。”
この本は数週間前に読んだのでもう記憶も薄れてきた。
ただ、“著者は、欧米のように日本人は金融教育をほとんど受けていない。
金融商品(リスクを含めて)についてもっと教えるべきだ”と強調していたことだけが特に印象に残っている。
確かに私も金融商品についての教育を受けた記憶はない。