
先日の日曜日(4月17日)の午後、「高岡講談会」を聴きに行った。
~神田愛山とアマ弟子(地元出身)の会~
地元出身のアマ弟子とは、お馴染みの高岡出身の神門(かんど)久子さんである。
この会ももう5回目となった。
素晴らしいことである。
師匠が愛弟子を挟んで、神田愛山と神門久子さんがそれそれ2話づつ名調子で講談を披露。
流暢な話芸に観客席は静まり返って聞き入っていた。
神門久子さんの演題は、
「(清水次郎長外伝)小政の生立ち」
「(赤穂義士外伝)忠僕元助」
2話続けて語られた。
師匠譲りの情景描写の細やかさで、話に溶け込むその語り口は一段と磨きがかかってきた。
1時間ぶっ通しの2話を終えたところで、神門久子さんは直ぐには立ち上がれなかった。
実は足がしびれたのだとその場で白状された。
会場大爆笑。
直後の講座で師匠はすかさず愛弟子をフォローした。
「足がしびれて立てなくなったことでも客席から笑いを取れるとは、神門さんは本当に大物だ。」と。
この師弟の愛の形を知って熱くなるものを感じたのは私だけではないだろう。
来年の第6回高岡講談会も今からもう楽しみになってきた。