明治屋のレトロな建物でした。
永倉先生のレジメ13ページから
新聞等からの資料は
解かりやすいです。
ファイナンス研究会
3月の例会で158回目でした。
現在の世界経済の動き
~日・米・欧・中国・アジア~
講師は
永倉禮司先生(福島県金融広報委員会アドバイザー)でした。
資料13ペーにわたり、
詳しく講義いただきました。
1)世界
☆世界の成長率実投資を下げる
・・・過去5年間で一番ゆるやかに(3.3%に)・・・OECD
☆原油先物価格は下落し続けている・・・2月16日29.04ドル
☆世界中でリスクを避ける動きが強まっている
☆G20は世界の投資マネーの流れを変えられるのか
☆G20の主なテーマ
・・・以下のような問題を克服できるのか
・中国経済:原則が世界に波及
・米国の利上げ:新興国からの資金引き上げ
・為替:不安定な動き
・原油安:新興国・資源国に打撃
・財政政策:世界経済のけん引役不在
2)日本:・・・2月17日金利がマイナスに
マイナス金利の影響は?
・・・260兆円のうち10%くらいの影響か。
☆住宅ローンの金利は下がり続けている・・・2006年3.3%から2016年2月1.05%
(みずほ銀行固定10年)
☆年明け以降株式市場の混乱が続く。
☆年明けから円高が進んでいる
☆百貨店の「友の会」の会員数が急増
☆マイナス金利政策の導入でどう変わるのか
メリット:
①住宅ローンの金利の引き下げ
②企業などに対する貸出金利の引き下げ
③お金を借りやすくなる
デメリット:
①預金などの金利引き下げ
②比較的リスクの低い投資信託の募集停止
③資産運用が難しくなる
※・円高・株安で企業の景気悪化の懸念が
・家計が節約志向に
アベノミクスの3年間の経済が問われると。
3)中国:
・実質成長率・実績の低下
・賃金上昇
・大手製造業の利益が急減
・先進国企業の買収拡大に動いている・・・知財、ブランドの確保
4)欧州:
☆拡大を進めたドイツ銀行の不安
5)原油関係:
原油安の影響広がる・・・供給過剰で下落傾向は続く
☆ガソリンが安くなる
☆電気・ガス料金が安くなる
☆ものつくりのコストが下がる
☆環境に悪い影響が出る
☆原油を売っていた国の景気が悪くなる
6)金利について:
マイナス金利はさまざまな影響を及ぼす
☆「恩恵」より「負担」が先行・・・住宅金利の低下の恩恵はあるが。
☆欧州の中央銀行が導入している
マイナス金利政策を学ぶ必要が。
永倉先生
丁寧な資料で読み解く世界経済の学習は
楽しい!!
少数の参加者ではもったいない。