ボーイスカウト札幌第12団(札幌市北区)【笑顔の活動記録】

    ボーイスカウト札幌第12団の活動記録を自然体で伝えています 

6月22日(日)の活動  スカウトたちも大応援・「車いすハーフマラソン大会」

2014-07-04 22:45:29 | 団行事など

         翌日、朝早く起床
         少し夜更かししちゃったけどスカウトたちはもりもり朝ご飯を食べました     
         そして昨日作った応援グッズをに積み込み会場へと出発したのです

            
            会場は「真駒内セキスイハイムスタジアム」、オリンピックの聖火台もありました

          
           天気は快晴で微風、風向きは・・・う~んどっちかな? 

                     
            スカウトたちの待機場所です                            手に持っているのは北海道旗、七稜星が描かれています

                     
            遠くは大分や福岡からこのレースに参加しています               参加数は年々増えて今年は110名のエントリーです

                     
              応援体制が整いました                                 あとは力の限り応援するだけです

     いよいよ

              
        
           レースはハーフマラソン、ショートレース(3km、5km)、ファミリーランの3種目です
           この大会は今年で25回目を迎えますが、2012年からハーフマラソン大会として開催されています。
           その際に日本陸上競技連盟の公認コースを取得しているそうです
           前半はほとんどが下りコースとなっていますが、フィニッシュ地点までの残り1kmは大変厳しい上り坂となっているそうです
           またハーフマラソンとショートレースには、ゴールまでの制限時間も設けられているので頑張って完走してほしいですね

                     

                     

                     

                                               

          トラック内での応援だったので、息使いも聞えてくるほど近くを選手たちが走り抜けていきました
          気温が高くてどの選手の顔も汗ばんでいましたが、みんな笑顔です
          応援の声をかけると「ありがとう」と返してくれます
          応援しているのに何だか逆に元気をもらっている気がしました
          ゲートから出ていくともう応援の声は届かないけれど、また競技場に戻ってきた時やゴール近くでは一段と大きな声で応援しました
          選手がゴールすると不思議なことに自分たちもとても充実した気分になりました


     車いす体験教室

          全員のゴールを見届けた後、札幌福祉医療器㈱様のご厚意で車いすに試乗させてもらいました
          分かりやすい説明と乗車の補助をありがとうございました

                     

      一般用

                     

      バスケットボール用

                     

      レース用

                     

          バスケ用はとても小回りがきく様になっていて小さな補助輪が付いています
          レース用は不安定で前傾姿勢になるため少し怖い感じです
          その用途によってずいぶん乗り心地がちがうものだなぁという印象でした

                     
              その後みんなでお弁当を頂きました                         そして今日感じたことをまとめてみました

                     
            そして表彰式ではタイムを聞いてすごく驚きました               拍手で称えることしかできませんがホントにお疲れさまでした

      最後に

                 
                今日の経験を振り返る意味もこめて、リーダーからある選手についてのお話がありました

   

        3月にロシアのソチで行われた障害者スポーツ最大の祭典ソチパラリンピックには、
        世界45カ国からおよそ500人のアスリートが集結。
        日本からは20人の選手が参加し世界の頂点を目指しました。
        その中に東日本大震災の被災地から、様々な困難を乗り越えて世界の大舞台に挑んだ私たちボーイスカウトの仲間がいました。
        周囲の人々の励ましと地元の温かい声援を受けた阿部友里香選手(高校3年生)です。

        阿部選手が生まれ育ったのは岩手県沿岸の山田町です。
        彼女は幼いころから左腕に麻痺があり自由に動かすことができませんでした。
        ボーイスカウトに所属していた彼女は、人一倍負けず嫌いで友だちと一緒にどんなスポーツにも挑戦する活発な少女だったといいます。
        そんな阿部選手の運命を変えたのが4年前のバンクーバーパラリンピック。
        クロスカントリーの試合で、自分と同じ障害のある人たちが世界を舞台に戦う姿を見て心を動かされたのです。

        阿部選手はすぐに行動しました。
        自力で障害者スキーの企業チームを探し出し直談判。
        その熱意が実り中学3年の冬にチームの合宿に参加、運動能力の高さを評価されそのチームに所属することが決まったのです。

        しかしその矢先、東日本大震災が発生。
        山田町は800人を超える犠牲者が出て大きな被害を受けました。

        阿部選手の家族は幸い無事だったものの家は全壊。
        スキーに打ち込むのは絶望的な状況となりました。

        でも阿部選手が夢をあきらめることはありませんでした。
        盛岡市にあるスキーの強豪校に入学。高校のスキー部で障害があるのは阿部選手だけでした。
        走るだけでもバランスをとるのが難しい中、他の選手と同じ練習をこなしチームのトップ選手と肩を並べるまでの実力をつけました。
        そして高校2年生で初めて障害者スキーのワールドカップ出場を果たした阿部選手は、7位に入賞し目覚ましい成長を遂げたのです。

        阿部選手のボーイスカウト時代の指導者で山田町に住むAさんも津波で大きな被害を受けました。
        地域の復興にも尽力していましたが、思うようにいかずにふさぎこむことも多かったといいます。
        そんなAさんの心の支えとなったのが阿部選手の活躍です。
        特にうれしかったのは、去年12月に阿部選手がパラリンピックの日本代表に選ばれたことだったそうです。

        そして夢の舞台ソチパラリンピック、彼女はクロスカントリー15kmで8位入賞を果たしたのです。
        この阿部選手の活躍は地元の人々に大きな勇気を与えたことでしょう。

        彼女は言っています。
        「クロスカントリーは楽なスポーツではないけれど、努力すればその分しっかり結果がついてきてすごく魅力的なスポーツだと思う」

        彼女の好きな言葉は「やるなら今だ」 自分の障害を嘆くことなく、いつも強く前向きに進む阿部選手は、
        たくさんの人にたくさんの力を与えてくれました。

        今日の車いすマラソンで力いっぱい走る選手たちを応援してみて、スカウトのみんなは何を感じただろう
   
        今日心に残ったことは、とても大切にしなければいけないことだと思います


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