とまりぎ
目黒区の環七近くにサレジオ教会がある。

東急東横線の駅、学芸大学からも都立大学からもちょっと離れているが、目黒駅から東急の路線バスが来ている。
環七方向へ坂を上がると、途中に”すずめのお宿”公園がある。孟宗竹が園内にいっぱいある。そろそろ筍(竹の子)が出てくる頃だ。

人が歩くところは雪を取ってくれているが、全山雪の中だ。 頂上からの富士山は、霞んでようやく見える程度。 残念だが撮影を断念する。
甘酒横丁の奥に寿司芳があり、江戸前の寿司を出してくれる。
「亀戸から浅草」のときに、どぜう飯田屋から最後にこの寿司屋へたどりついて、”かんぴょう巻”で仕上げた。人形町で代が変わって、むかしは東華小学校(現日本橋小学校)近くにあったが三度目の店舗で、昔からの下町の味は、ほかでは味わえない。
通りの向いには神田明神。
十手の平次の舞台は明神下だが、そこは野村胡堂の世界だ。
森下
とまりぎ
東京都交通局が拠点駅においている中央公論Adagioは、江東区の森下を芭蕉によって紹介している。1686年春の深川での俳人たちによる催しの説明を読むと、40歳を越えた芭蕉は、すでに最重鎮であったことがわかる。
名を連ねているのは、其角、嵐雪、仙花、曾良、千里、素堂、孤屋、李下、杉風、そして京都の去来。
芭蕉記念館は都営大江戸線と都営新宿線の森下から5分ほど、隅田川のすぐ近くにある。
早稲田の神田川には関口芭蕉庵があり、これも紹介している。
新大橋から清洲橋を望む、下流側の夕暮れ風景。
この左側に芭蕉が住んでいたところがある。無粋な高速道路などはなく、川が湾曲しているところだから、両方を見渡すことができて、さぞや眺めがよかったことだろう。
新大橋は戦前からの古くなった橋は架け替えられている。その古い橋の姿は橋脚に残っている。
さて、森下まで行ったからには、寄らずにはいられないところがある。森下駅近くの清澄通りに魚三という店があって、門前仲町の店と同じく午後4時から開店している。魚が新鮮で安いから人気の店だ。おつゆ100円、あら煮50円はサービス品でずっと人気のメニューだ。
公園の端の方には椿も咲いている。
遠く群馬県川場村から農産物の販売もやっている。世田谷区の施設が川場村にあって、小学生の林間学校があるところだ。そんな関係があって、毎年出ている。
千歳烏山3
とまりぎ
浅草でいつも会う人に、千歳烏山の”亀屋”で出してくれる”もつ煮込み”が一味違うことを話したところ、行ってみようということになっていた。
夕方駅で会って、すぐ近くの亀屋へ入る。アルコールはビール、日本酒、焼酎と一応そろっているが、”ホッピー”と書かれているのを見て、はじめてなので試してみたいとのこと。 ビールに黒があるように二種類あって、普通のものと両方を頼んだ。
ホッピーにはアルコールが入ってないから、ジョッキには甲類の焼酎を入れる。二種類のポッピーがどう違うか、二杯目(焼酎だけ追加)では違う方を試してみたが、味にそう大きな違いはない。
さて、目的の”もつ煮込み”だが、やはりいい味を出している。昔から同じ味なのだが、ちょっと薄味の傾向になった。 「うまい」と一杯目を平らげてもう一杯頼んで、それもそう時間がかからないうちになくなった。
遠く千歳烏山まで出向いてくれたので、もう一軒”風林火山”へ行くことにした。名前の通り山梨県出身の女将さんが、中国地方(岡山だったか広島だったか)出身の親父さんとやっている。
亀屋は駅の北側だが、風林火山は南側だ。
亀屋の煮込みが印象強く、魚系のつまみはちょっとおとなしい感じだった。なかなか順番が難しい。
亀屋は同じ場所でずっとやってきた。風林火山はこの千歳烏山で場所が二度移っているから、三回目の場所だ。両方ともずっとこの地でやってきているから、また行こう。