清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

下駄をはいたテーブル

2011-01-29 15:54:37 | 道具

先日、あるお寺にお邪魔した時のこと。

座敷用のテーブルの足の下に30センチはあろうかと思われる木材があてがわれていました。

これ何ですかとお尋ねすると、椅子に座ってちょうどいい高さにするための改造なのだそうです。

確かに、お寺の客殿は畳敷きで座布団に座るスタイルですから当然テーブルの高さも低いものになります。

しかし、最近は正座のできない人が増えて椅子を用意しなければならないことが多いのだそうです。(うちも同じですが)

それに、お寺の客殿で法事のあとにお斎をする方も増えてきましたから、椅子に座って食事をするための苦肉の策なのだそうです。

そんなことしなくても新しく買えばいいじゃないかって?

お寺の什器というのは檀家さん方の浄財によってそろえられたものですから、粗末にはできないんですよね。

普通お寺では座布団や高さの低いテーブルは什器として用意してありますが、さらに椅子をそろえたり、椅子用のテーブルを用意しなければならなくなってきたようです。

そこで困るのが収納場所、椅子は座布団と違ってかさばりますし、ある程度の数が必要ですから。椅子に合わせてテーブルもそろえるとなると・・・収納場所だけでなく費用の面でも結構大変です。

そして、この新しい客殿の使い方については「客殿で食事をするとなると普段の使い方と違うのでセッティングが大変だし、食事の後、食べこぼしもあるし食べ物の臭いがつくのですぐに掃除をなければならない。檀家さんに喜んで貰うためにやっているんだけれど気づいてくれる人も少ないし、モチベーションが上がらないな」というのが大かたのお寺の感想ではないでしょうか。

大抵この準備や片づけは黒子であるお寺の奥さんの仕事でしょうし、特に年配の方には重労働にもなりますしね。

確かに当寺でも客殿で食事をしている時は気がつかないのですが、食事の後の掃除の際に刺身の臭いやら、固形燃料を使った鍋物の臭いなんかが結構すごくてびっくりすることがあります。

でも、お年寄りに「よかったわ、移動しなくてお寺で食事ができるなんてありがたい。年を取ると場所を移動するだけでも大変なのよね。それに誰かの車に乗せてもらわなきゃならないと思うと肩身が狭くて気兼ねしちゃうし。」

とか、県外から来た方に、「遠くから来たので移動しなくて済むのはありがたいですね。移動時間がない分早く終わって帰れるし、しかもお寺は駅(甲府駅)に近いからそのまま歩いて帰れるから便利だし」

なんて喜んでもらえると励みになりますね。おそらく他のお寺さんも檀家さんの笑顔を見るためにがんばっているんでしょうね、きっと。

 下駄をはいたテーブルの話からだいぶ脱線してしまったようですが、これも最近のお寺事情の一つでしょう。

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あわや大惨事!

2010-05-03 19:19:01 | 道具

<カンテラの後ろの網戸が丸く溶けて穴があいてしまいました。>

昨日のことです。

清運寺ではお墓で線香に火をつけるためのカンテラが常備されていますが、このカンテラが収納場所で燃えるという事件がありました。

ろうそくの火をつけたまま、しかも火を点けたマッチ箱をその中に入れていたので、火がマッチ箱に燃え移って大きな焔がでてしまったのです。

幸い境内に居合わせた方が教えてくださったので、網戸が燃えて穴があいただけで、火事にはなりませんでしたが、危ないところでした。

最近このカンテラの使い方のマナーが気になります。

以前は、墓前でカンテラの中のろうそくに火をつけ、線香に火がついたらろうそくの火をすぐに消すというマナーが守られていたのですが、このごろはろうそくをつけっぱなしにしている方が目立ちます。

ろうそくをつけっぱなしにすると、

①カンテラが熱くなって持ちにくくなる。

②ろうそくがすぐなくなってしまい、エコじゃない。

③ろうそくの火を消し忘れる恐れがあって危険。

など、いろいろなデメリットがあります。

みんなが気持ちよく使えるようマナーを守っていただきたいものです。

くれぐれもろうそくの火の消し忘れがないように確認してくだください。

お願いします。

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オリンピックとうちわ太鼓

2010-02-19 16:48:15 | 道具

バンクーバーオリンピックの開会式でのことです。

カナダの先住民の人たちがそれぞれの民族衣装で登場し、パフォーマンスを繰り広げていましたね。

その中でイヌイットの人たちが、大きな平たい太鼓をもって踊っていました。

円形の枠に皮を張ってあり、持ちやすいように取っ手がついている太鼓です。

これって日蓮宗系でよく使ううちわ太鼓にそっくりなんですよ。

もしかして、これがうちわ太鼓のルーツ?

イヌイットも日本人も同じモンゴロイド系の民族ですし、ルーツでないとしても何らかの関係性を感じます。

こういう平たい太鼓は他ではあまり見かけません。

他にもこの系統の太鼓を使っている民族がいるのかどうか知りたいところです。

どういう経路でうちわ太鼓が伝来し、使われるようになったのか、調べて見たら面白いかもしれません。

なんかロマンを感じますね。

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散華に使うえこくと華葩(けは)

2009-11-30 18:30:40 | 道具

<散華に使う衣裓(えこく)に華葩(けは)をのせています。>

衣裓(えこく)とは華籠(けこ)、華筥(けろ)、花皿とも言って、法要の際、散華の華葩をのせる皿です。

衣裓についている飾紐(かざりひも)は持つ方向が決まっていて赤を向こう正面、青を左、白を右とします。

これは陰陽五行の考えにもとづくもので、赤は南、青は東、白は西を表します。

北を表す黒の飾紐はありませんが、その位置に自分を置くように持つのです。

散華の時にまく華葩は一般的に紙製の華(花びら状のもの)を使います。(柄も形もいろいろあります。)

この華をまく理由は佛は華を以って座とすると言われていて、佛様がいらっしゃった時の座席とするために行うものです。

多くの仏像は蓮華座に乗っていますでしょう。それと同じです。

衣裓を持って散華する様子は図の通りです。

華葩を額のあたりまで掲げてハラハラと散らせていきます。

図には襟元に中啓、引鏧(いんきん)と柄香炉(えごうろ)を衣裓とともに持っている形になっていますが、これは法要前に道場を清め、魔障を除くために行う灑水散華をするときの形です。

 衣裓をしまう時は、写真のように、飾り紐がからまらないようにそれぞれの飾紐を丸めて、皿の上にのせます。ちょっと珍しいしまい方でしょう。

*タイトルに衣裓と入力するとどうしても、裓の文字がコード名になってしまって表示できないのでひらがなで表示しました。

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防災用手押し井戸ポンプ取り付けました。

2009-10-05 13:10:49 | 道具

先日、境内の井戸に手押しポンプを取り付けました。

もともとこの井戸は境内の中心にあり、昭和40年代ごろまでは、お墓参りの水桶用として、つるべで水をくみ上げて使っていました。

夏にはネットでスイカを丸ごとつるして冷やして食べたりしていましたが、冷たくておいしかったですね。

当時のことを知っている人も「今でもあのおいしさは忘れられない」と言っています。

冷えすぎずにちょうどいい温度とでも言うんでしょうか、冷蔵庫で冷やすのとは一味違うんですね。

 しかし、つるべを作ってくれる職人さんがいなくなったため、井戸には蓋をして、電力ポンプで水をくみ上げ、少し離れた水場で蛇口から給水するように変更しました。

今もその状態で、水桶用に使ったり、ホースを接続して境内の植木や畑の水やりにも重宝して使っています。

 でも、災害時に電力が止まってしまえば、くみ上げられませんから、手押しのポンプがつけられないものかと思っていたのです。

 もちろん今まで通り、電力でくみ上げて蛇口からも水は出ますし、手押しポンプを使うこともできるという2通りの使い方ができるようになりました。

 災害時には、飲料水とともに生活用水も不足することが予想されます。

飲料水なら、3日分くらいはペットボトルで売っているものを備蓄することは容易ですが、トイレに流したり、洗い物をしたりする生活用水となると、ある程度の量が必要ですから、大変です。

でも、これなら生活用水に困ることはありません。

この近所はお年寄りの一人暮らしの方が多いですし、災害時に遠くの給水所から水を運んでくるのは大変です。

近くに簡単に水が確保できる設備があれば安心です。

 昔からこのあたりは住宅地で、水道がひかれる前に使われていた井戸が幾つもあったのですが、使われなくなって放置されたり、埋められてしまったものがほとんどです。

それらがすべて使える状態なら、災害時に非常に役立つのですが。

清運寺が地域のために出来ることは何か、そのひとつの答えがこの水の供給です。

災害時にはお寺に行けば、水がある。

その安心感だけでも効果があるような気がします。

 でも、それよりも当面は物珍しいので、子供のおもちゃになってしまうかも知れません。

それとも、懐かしく思う大人が水桶に水を汲むのに使われるのでしょうか。

反応はどうか?しばらく様子を見てみることにしましょう。

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盂蘭盆会灯篭流しの灯篭

2009-08-08 11:48:48 | 道具

甲府では8月盆ですから、8月の13日から16日までがお盆となります。

昔は皆さんちゃんと13日にご先祖様をお迎えにお墓参りに来られていたのですが、最近は早めにお参りに来られる方が多くなってきました。

県外の方の場合、お盆の時期は電車も高速道路も混むので、それを避けるためというのが理由のようです。

甲府では甲府仏教会という宗派を超えた寺院の会が主催して、8月16日に甲府市内を流れる荒川で盂蘭盆会の灯篭流しを行います。

その時に使われるのが、この灯篭です。

この灯篭に先祖代代の霊位または故人の戒名や○○家という御自分のお宅の苗字を書いて川に流します。

もちろん、灯篭の中のろうそくに火をつけて。

ろうそくの灯りをともしたたくさんの灯篭が川をゆっくり流れていく様はとても幻想的で、お盆に帰ってきたご先祖様をお送りしたという実感も持てますね。

 灯篭流しの会場では花火も上がりますので、花火目当てで来られる方も多いようです。

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角帽子の汗シミ防止の秘策

2009-08-03 17:42:16 | 道具

この季節、坊さんにとって厳しい季節です。

皆が半袖で涼しい衣類を着ているのに、法要となると白衣に衣、袈裟、角帽子などいろいろ身につけなければならないので、終わった後は全身汗だくです。

一番下に着る夏の白衣は綿ですから洗濯できるのですが、その上に着る衣はたいてい正絹なので、すぐに汗ジミができてしまいます。

しかし、正絹は簡単にクリーニングなどできませんから、出来るだけシミや汚れをつけないように気をつけるのですが、夏の汗には勝てません。

(麻製のものは比較的涼しく快適ですが、汗ジミはできます。)

(化繊の衣もありますが、見た目は涼しげでも、ビニールを着ているようで、正絹よりはるかに暑いです。しかし洗濯できるというメリットはありますが。)

衣の袖には籐でできた腕貫きという筒状のものを腕にはめて、衣に直接触れないようにするグッズもあるのですが、恰好が悪いためか、もこもこして動きづらいせいか最近はほとんどお年寄りしか使っていないようです。

 そして角帽子や、燕尾と呼ばれる帽子類などを法要中かぶっていると、まことに暑く汗が滴り落ちてきます。

この角帽子や燕尾の中には頭に当たる部分に皮が縫い付けられていて、直接肌に触れるわけではないのですが、それでも汗シミができてしまいます。

何人かで法要を終えた後、控え室に帰って真っ先にするのは帽子類を脱いで、その内側の汗をぬぐって、乾かすことです。

時にはティッシュペーパーをはさんで汗取りをする光景もみかけます。

<汗ジミは悩みの種。>

なんとかならないものか?と常々思っていましたが、最近良いアイディアを思いつきました。

それは、夏になると女性が脇の汗を気にして、衣服の脇の内側に貼って使う「あせ脇パット」というシートを使うことです。

 厚さは1ミリ程度で、柏餅の葉のような形のシートを脇にはさんで使うものです。

<あせワキパットは半分に切って使います。>

角帽子への応用の仕方は、身ごろ側と袖側とに分かれている境目を切って半分にします。

半分に切ったシートは半円型なので、角帽子の裏の皮の部分にあたるところのハクリ紙をはがして皮に貼り付けます。

(皮からはみ出る部分のハクリ紙もはがしてしまうと、布に張り付いてしまいます。)

付ける場所は頭の両サイドと額の部分の3か所です。

<汗を吸う表面は白でハクリ紙のついた裏面には白とモカベージュの2種類があります。>

<両サイドに貼り付けたところ、あとは正面に貼り付けます。>

角帽子が麻製の透けるものである場合には内側に貼ったシートが見えないように皮の幅にシートを切って使うとよいでしょう。

中が透けない場合は、皮の部分のみハクリ紙をはがしてそのまま使えます。

汗の吸収力がよいのでサラサラで、しかも消臭成分配合なので汗臭いにおいも防げます。

しかし、使い捨て用なので、皮に貼り付けたまま何度も使いまわすのは皮や布の変色を防ぐためにも、衛生面からも避けた方がよさそうです。

試しに何度か使ってみましたが、よく汗を吸ってくれます。

角帽子の汗ジミにお悩みの方、一度試してはいかがでしょう。

もちろん燕尾にも応用可能です。

ちなみに、使った商品は小林製薬のあせワキパット(20枚入り)のモカベージュ色のものです。

近所のケーヨーデイツーで578円で売ってました。

 たぶんこの商品はスーパーとかドラッグストアなんかに行けば手に入ると思います。

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袈裟の納期は。

2009-04-09 23:26:12 | 道具

昨年夏、声明師連合会で、紹介された声明師御用達の袈裟を注文しました。

注文先は、京都の法衣屋さん。

お金は前払いで9月ごろに払い込んだのですが、年末になっても届きません。

問い合わせたところ、2月頃の納品予定とのこと、しかし2月を過ぎても届かず、4月になってやっと届きました。

急いでいたわけではないのですが、あまりに長い納期です。

待つ方も気長なら、作る方も気長です。

また、以前、昔から付き合いのある東京のオーダーメイド専門の法衣屋さんに、そこで作った夏の衣が汗じみで汚れてしまったので、染め直しに出した時のことです。

「どのくらい(期間)かかりますか?」と尋ねると、「半年ですね」と即答。

直しに出したのが、シーズンオフの10月、半年経てばちょうど夏の衣のシーズンになるのでいいかと思ったのですが、実に長い納期です。

確かに、染め直しといっても、衣の糸を全部ほどいて、布状にしてから染め直し、また縫い合わせるわけですから時間はかかりますよね。

染め直しをされた衣は新品同様にきれいになって戻ってきましたが、値段も既製品を買った方が安いくらいかかってしまいました。

でも、襟と袖しか汚れていないので、廃棄するにはもったいないし、多少費用がかかっても、着ごこちも見た目もやはり違いますしね。

なにより、オーダーメイドはすべて手縫いで、生地もふんだんに使っていて何より体にフィットします。

既製品は基本的にミシン縫いで、袖の折り返しなども少ないですからね。

 そうかと思えば、ある京都の既製品中心の法衣屋さん、ここはたとえば午後6時過ぎに電話で品物を注文すると、次の日の午前9時過ぎに品物が届きます。

恐ろしく早い納品です。

 どうしてこんなに納期が極端なんでしょうね。不思議です。

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数珠の修理代はいくら?

2008-12-03 09:10:19 | 道具

先日、修理に出していた数珠が戻ってきました。

新品同様の美しさです。

修理代は、思っていたよりも安かったです。

これなら、新しく買うより修理に出した方が安そうです。

房を新しくする場合は、大きさ、色、房の種類などを選んで注文します。

数珠の通し紐が切れただけの時は房はそのまま使えます。(もちろんこの機会に房も変えられますが>

いずれにしても、自分好みのオーダーメイドになります。

<壊れたわけではありませんが、菊房が地味なので紫色のかがり房に代えたもの。

修理代2500円>

<菊房がちぎれたので、かがり房に変更。色は薄梅色。数珠珠はちょっと大き目なので、房も大きめのものになります。修理代3100円>

<数珠の通し紐がちぎれてバラバラになったものを修理。房はそのまま使います。房の色は古代紫。修理代1100円>

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数珠が壊れたら。

2008-11-19 08:58:21 | 道具

いくつか、数珠の修理について、質問がありましたので、お答えします。

 <法要中に数珠が壊れたらどうするのか?>

 今まで、そういう経験はないですが、その場合はそのままお経を読み続けます。

法要中は法要を中断することなく続けることが大事ですから、数珠のことは後回しになることでしょう。

法要中に、予備の数珠を持っていることはほとんどないので、数珠がないまま、法要は続行します。

<予備の数珠はいつも用意してあるのか?>

ある時とない時があります。状況にもよりますね。

 車で出かける時は、持って出るのを忘れたりして困ることがあるので、車の中に数珠と輪袈裟と草履は常備してあります。

自坊(自分のお寺)では、すぐに他の数珠を用意できるので、予備を袂に入れておくことはありません。

よそのお寺や場所に行くときには、予備をもっていくこともあります。 しかし、それは、数珠をなくしてしまう、あるいはもっていくのを忘れたときのために用意するので、、法要中に壊れることを想定していませんから、袂ではなく、鞄の中に入れたままです。

<数珠の修理代は?>

 何度も修理に出したことがあるのですが、値段は・・・あまり覚えていませんが、そんなに高くなかったように思います。

それでも、何百円ということはなく数千円かかったように思います。

私が直しに出すのは、水晶とか、象牙とか、白檀とかの数珠ですから、買い替えるよりは安いですが、梅の木で作ったような安い数珠ならば、買い替えたほうが安いかもしれません。

 修理も房を換える場合、切れた紐だけを換える場合、珠の数が足りなくなって付け足した場合など、いろいろなケースがありますから一概にいくらとは言えないですね。

 数珠を作っているお店なら、そこで買ったものでなくても直してくれますし、お店に出向いてどれくらい費用がかかるのか聞いてみてから、修理に出すこともできるでしょう。

 数珠の販売だけをしているお店では、直しは受けてくれるでしょうが、見積もりまでは難しいかも知れません。

できれば、数珠を作っているお店に直接行くのが良いと思います。

私が利用しているのは甲府だったら、南甲府駅近くの宝山堂、身延では参道沿いにある三河屋さんです。

 思い入れのある数珠ならば、修理してお使いになるのがよいでしょう。

修理をすると、見違えるようにきれいになって帰ってきますよ。

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