お彼岸とか、お盆、暮れなど人の出入りが多い時には泥棒に気をつけろと昔、年寄りがよく言っていました。
確かにその時期は泥棒とか、物貰いとかが出没しやすい時期です。
最近といっても一カ月ぐらい前から、どうもさい銭箱や千葉さな子さんのお墓にあがるおさい銭の様子がおかしいという感じがしていたのですが、ついに昨日男性がさい銭箱を開けている現場を発見しました。
見咎めると、「●●さんのお墓があるよね」とか言いながら足早に立ち去っていってしまいました。
様子がおかしいというのは、お墓にあがっているおさい銭が午前中より午後のほうが少なくなっていたり、さい銭箱にコインを入れる音が何度も聞こえたのに、音の割りにコインの数が極端に少なかったり、入っていても音のしにくい1円玉がほとんどだったり、不可解なことが続いたことです。
試しにわざとコインをお墓にお供えして後で確認すると、お供えしたコインの数は同じでも、コインの種類が変わっていたり(10円玉が1円玉に変化)と不思議なこともおこります。
以前度々自転車で集金に来ていた子供のさい銭泥棒があったため、今度も子供のいたずらかと思いましたが、いい年をした大人の仕業だったわけです。
白昼堂々、こそこそしたそぶりもなく堂々として何の迷いもなく行う犯行に唖然としました。
堂々としていると怪しまれないからなのか、それとも常習犯で慣れているからなのかはわかりませんが。
しかも、全部取らずに金額の低いコインを数枚残すという巧妙な手口です。
これなら、発覚しにくいですものね。
さい銭とはたとえ小銭でも、お供えした人の気持ちのこもった大切なお金です。
その気持ちを踏みにじるようなことは良くありませんよね。
たかがさい銭泥棒と言っても、それを放置しておくとどんどん犯行がエスカレートしていくかもしれません。
そうすれば、その人自身の罪を重くしてしまうことにもなりかねません。
今年は、千葉さな子さんのお参りの方も多いので、出来るだけ本堂や清正公堂などにお参りできるよう開放していたのですが、それも取りやめにせざるを得ないかもしれません。
世間からは「お寺は開放的でない」という批判をされていることも分かっていますが、こういう犯罪の温床になるため、閉鎖せざるを得ないということもあるのです。
本当は、気持ちよくお寺参りをしていただき、お寺に行って癒された、パワーも貰って元気が出たという風に思っていただきたいんですけどね。
そうするためにはどうしたらいいか、どんな努力をすればいいのか、私自身の宿題です。
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