先日駐車場わきの側溝で動物の足跡発見。
猫ではないし、犬でもなさそう。
さては最近この辺りで出没しているアライグマの足跡か?
肉球の前には鋭い爪と思われる跡もあります。
そういえば以前この側溝で狸に似た動物が走り去っていくのを見かけたことがあります。
近所では柿の実を食べられたという被害も出ているようです。
今ではすっかり害獣として認識されていますがアライグマは元々外来種、一説によると「アライグマラスカル」というアニメが流行った際ペットとして輸入され、それが野生化したのだとか。
人間の都合でちやほやされたり疎まれたり・・・
考えてみればアライグマは必死で生きているだけなのに気の毒といえば気の毒です。
しかし、天敵もなく餌も豊富な市街地では確実に増えていくという予測もされ、犬猫などペットへも感染症の恐れも心配されているようです。
野生化した外来種とどう付き合うのか?共存はできるのか?それとも一方的な駆除となるのか?
今後の動向が気になります。
外来種だけでなく、ペットとして人間の都合で生き物を飼育する場合は最後まで面倒を見るという最低限のルールは厳守してもらいたい。
飼えなくなったから捨ててしまう、捨てた人間はその生き物が自力で生きていくだろうとか誰かが拾ってくれるだろうなどと自分に都合のいいように解釈しがちですが、基本的にペット化された動物は自力で生きていくことはできません。
捨てることは殺すことだということを肝に銘じてもらいたいものです。
猫も年を取ると人間同様にいろいろな病気が出てきます。
多いのは肝臓、腎臓疾患だそうです。
当寺の老猫空さんも血液検査の結果腎臓の機能が低下していることが発覚。
腎臓ケアの餌や投薬によって管理していますが、今一つ体調がわかりにくい。
人間ですと顔色を見るというのが一つの指標になりますが黒猫なので顔色は分からない・・・
獣医さんによると吐き気、食べても痩せていく、ぐったりするなどがわかりやすい症状だそうですが、それは相当腎臓機能が落ちた時のこと、そこまで悪くしてしまう前に何とか察知したい。
よく水を飲むという症状も特徴ですが、空さんは若い時からたくさん水を飲むので判断が付きにくい。
血液検査をすればわかるそうですが、そうたびたび検査もできない。
ということで秘密兵器登場。試験紙による尿検査。簡易的ではありますが、腎臓機能、潜血、糖などの状態がチェックできます。
時々尿検査をして、その画像を獣医さんにチェックしてもらいその都度投薬を変更してもらっています。
試験紙による検査、それぞれの試験紙の色で判断します。
黒猫は顔色がわかりにくい
今流行りの癒しグッズ、いろんなものがありますね。
グッズだけではなく、動物や植物、あるいは趣味のものなどもその類に入るのでしょう。
疲れたときは何で癒されてますか?
ここでは10月に入り生垣のきんもくせいの花の香りがそこはかとなくただよい癒されています。
昨日の最高気温は甲府で30度、今日も30度の予報ですから真夏日の気候できんもくせいの香りというのもミスマッチな気はしますが。
そして、猫たち。
無防備で熟睡する姿にも癒される。
しかし考え方によっては安全な寝床を用意されている猫のほうが癒されているのかもしれません。
仰向けであられもない姿のちび太くん
悩殺ポーズを決めるくるみさん
二匹とも秋冬仕様の寝床に変えたのが気に入ったのでしょう。
さすがに昼間は暑いのでゴーヤーの日陰でお昼寝です。
外にいるとよその猫に攻撃されるので空さん(手前)のそばから離れないくるみさん(奥)
今月の標語は「手を合わせ 互いの心を拝みあう その空間が ほとけの世界」です。
言葉にするとわかりにくいですね。
たとえば、インドとかネパールとかで手を合わせて(いわゆる合掌の形)で「ナマステ」と言う挨拶の仕方を目にしたことがあるのではないでしょうか。
ナマステというのも南無というのも元は同じ語源だとか。
日本でも仏様の名前に南無とつけて南無妙法蓮華経、南無阿弥陀仏、南無薬師如来等々唱えて手を合わせることがありますよね。
これは仏様に帰依(信仰し頼ります)しますという意味なのです。平たく言えばお慕いします、おすがりしますといった感じでしょうか。
とすると、ナマステという挨拶の仕方もあなたのことを敬いますという心の表れを表現した形といえるでしょう。
人間同士においても仏様に対するように拝んでお互いを敬うことが大事だというのが今月の標語の意味ではないでしょうか。
仏様に対するような気持ちで相手に接すると、そこにほとけの世界(空間)が広がる・・・とイメージしていただくとよいのでは。