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9月末に突然現れた子猫、仮の名トラミちゃんがもらわれていきました。
行先は室内飼いで先住猫さんたちもいてトラミちゃんと同じくらいの子猫もいるお宅。
ご家族はトラミちゃんを一目見て気に入ってくださったみたいです。
一番いいところに嫁いだのですが、あまりにも突然で心の準備ができていなかったせいか、うちの猫たちはいなくなったトラミちゃんを探し回るし、人間もペットロス状態。
ちゃんとお別れをして気持ちの整理を付けてからお渡しすべきでした。
いかにトラミちゃんの存在が大きかったか思い知らされました。
そのことを思うについてふと鬼子母神さんの話を思い出しました。
簡単に言うとこんな話です。
あちこちの村々で子供をさらっては食べる鬼子母神をいさめるため、お釈迦様は鬼子母神のたくさんいる子供のうち一番小さな末の子を隠してしまわれました。末の子がいなくなったのを知った鬼子母神はこどもを探して駆け回りますが見つかりません。困り果てた鬼子母神はお釈迦様にどうかこどもを探してくださいと頼みます。お釈迦様は「お前にはたくさん子供がいるのだから一人ぐらいいなくてもいいではないか」とおっしゃいました。それに大して鬼子母神は「どんなにたくさんの子供がいてもあの子の代わりはいない。どの子も皆かわいいわが子なのです。」と答えます。お釈迦様は「多くの子を持ちながらたった一人の子を失っただけでお前は嘆き悲しんでいる。それならばたった一人の子を失った親の悲しみは如何ばかりであろうか。戒を受け人々を苦しめるのをやめれば末の子は見つかるだろう。」と諭しました。そして改心した鬼子母神は無事末の子を見つけることができ、これからは子供と母親を守る安産と子育ての守り神となったのです。
どの子も等しくかわいいという言葉が胸にしみます。たった数か月の縁であってもどの猫も皆等しくいとおしいということでしょうか。
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