明日、渋谷のオーチャードホールで、パリ国立オペラ「トリスタンとイゾルデ」を観に行ってきます。
パリ国立オペラの初来日です。
いつもながら思うのは、チケット代の高さです。
世界的に有名な歌手がいないにもかかわらず、S席58000円、一番安いE席でも20000円というのは異常です。
これでつまらなかったら、本当にガッカリです。
演出は鬼才ピーターセラーズ、パリのオーケストラがどんな官能の世界を見せてくれるか楽しみです。
今回の公演は20日(兵庫)27日、31日(オーチャードホール)の3回です。
すでに2回の公演が終わっているので、ネットではその感想がいくつも書かれていました。
それを見ますと、舞台上の演出はほとんどなく、映像を使った斬新な演出とのこと。
しかし、トリスタンの伴奏つき無声映画とも批評されています。
そもそも、トリスタンとイゾルデの舞台はほとんど、場面の展開もなく、動きの少ない演出が多く、ゆっくり目を閉じて官能の音楽に浸るという形が多かったように思います。
それを映像を多用するとなると、音楽の邪魔にならなければいいのですが。
また、どちらかというと、濃厚で重暗い話で、ドイツ流に重々しく演奏されることが多いですが、このパリのオケがどんなふうにおしゃれに演奏してくれるかも要チェックです。
開演は午後3時、終演は8時15分予定。
休憩も含めて5時間の上演です。
じっくり腰を据えて、堪能してきたいと思います。
お盆前の癒しの1日、命の洗濯をさせていただきます。
<パリ国立オペラ初来日 「トリスタンとイゾルデ」>
作曲・台本:リヒャルト・ワーグナー 原作:ゴットフリート・シュトラースブルグ演出:ピーター・セラーズ 映像:ビル・ヴィオラ 指揮:セミヨン・ビシュコフトリスタン:クリフトン・フォービス(T) イゾルテ:ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)マルケ王:フランツ・ヨーゼフ・セリグ(Bs) クルヴェナール:ボアズ・ダニエル(Br) ブランゲーネ:エカテリーナ・グバノヴァ(S)管弦楽・合唱:パリ国立オペラ管弦楽団・合唱団