<有名な神代桜。まだ1分咲き。>
今日は北杜市にある桜で有名なお寺の葬儀に行ってきました。
亡くなったのは前住職、亡くなられたのは、春彼岸前ですが、お彼岸中はお寺は皆忙しいので、彼岸明けの葬儀になったようです。
しかも、このお寺は桜が有名で、桜の開花時にはたくさんの観光客の方が訪れます。
そのため、お彼岸が過ぎて、桜が咲く前ということでこの時期になったのでしょう。
桜はまだ一分咲きといったところですが、すでに花見の方も何人お見かけしました。
境内には有名な桜のほか、たくさんの桜の木があります。
しかも、桜の開花時期の前後に咲くように水仙やチューリップも植えてあります。
すべての桜が満開の時はさぞかし美しいことでしょう。
亡くなられた前住職も毎年、桜を愛でていたはずです。
そして、有縁の皆さん方も桜が咲くころになると、亡くなられた前住職を思い出すことになるのでしょう。
この桜を見にきた方々はたぶん、春には一面に桜が咲き誇る、こんなところに住めたらどんなに素敵なことだろう、とか思ったりするんでしょうね。
確かに素敵ですね。でも、いったい誰が掃除をするんだろうという疑問。
桜の花が終われば、花がらの片付け、秋には落ち葉の掃除、考えただけでも腰が引けてしまいます。
きれいだと思うより先に、掃除が大変だろうなと思ってしまう自分がちょっと悲しかったりもします。
案外、山から吹き下りてくる風で、落ち葉や花がらはすべて吹き飛ばされてしまって、掃除いらずだったりして。
今日はこのお寺の方の葬儀でしたが、今までもこの桜はたくさんの人々の生きざまを見てきたことでしょう。
そして、これからもたくさんの人の生きざまを見続けるのでしょう。
桜の木の寿命に比べると、人の生きる時間がいかに短いか痛感させられます。
だからこそ、限られた時間を大切に生きていかなければならないとあらためて考えさせられます。
<この奥の本堂で葬儀です。本堂の周りにも桜がたくさん。黄色く見えるのが水仙、手前がたぶんチューリップ畑でしょう。>
<身延山のしだれ桜の子株から育った桜。>
<水仙は満開です。>
<一面の桜、これが満開なら、まさに桃源郷の趣。>
<寺を見下ろす山、さぞ吹き下ろしの風は冷たいことでしょう。昔ネパールのポカラ近郊でみたマチュピチュレに似た山ですね。桜がなければ、日本というより、ネパールの風景に似ているような気がします。>
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